Holly Cole English Version
 夜が好き、黒が好きという彼女ですが、決して根暗ではありません。 非常にユニークな存在で、音楽的にも面白いと思います。残念ながら 最新作はいまいちでありました。日本盤には必ずと言って良いほど Bonus Trackが存在します。日本では、2ndが輸入盤でヒットし、日本盤が 発売されることとなりました。その辺の理由もあるのでしょうか。日本への< サービス精神は旺盛なようです。彼女のホームページには紹介されて いないアルバムも存在します。*印は日本のみのBonusです。 本国でどうなっているのか気になるところです。ジャケットも全て日本と 本国とでは異なります。ジャケット毎に顔が違って見える不思議な女性です。

簡単目次Album,Video,Bootleg

[Artist News]
継続は力なり。6月28日、カナダ、モントリオールで開催中のモントリオール国際ジャズ・フェスティヴァルにて、「エラ・フィッツジェラルド賞」を受賞しました。    この賞は、1999年に創設され、毎年ジャズやポピュラー・ミュージックに貢献したアーティストに贈られます。これまで ライザ・ミネリ(2012)、シャーデー(2011)、ザ・マンハッタン・トランスファー(2010)他が受賞し、カナダ人としてはダイアナ・クラールに続く2人目の受賞です。 。

[Album]

JP, CA,1.Girl Talk (1990) JP & CA CD

My Foolish Heart
Girl Talk
Talk To Me Baby
Cruisin'
Spring Can Really Hang You Up The Most
My Baby Just Cares For Me
How Long Has This Been Going On
I'm So Lonesome I Could Cry
Melancholy Baby
Downtown
*Chistmas Blues
*Two Thousand Miles
 記念すべきデビューアルバムですが、最初はカナダでのみのリリースになりました。日本では、2.の後に発売されていますが、この2国だけの発売であったようです。Downtownがシングルカットされました。持っているJP盤はBonusが2曲入っていますが、限定版と書いてあります。その後の再発盤には入っていないのでしょうか?このデビューの前に、交通事故で顎を砕き、一時は絶望と言われたのですが、必死の努力で復活しました。
('98/12/10)ボーナストラックが入っているのは初版のみのようです。Chistmas Bluesは再録音とのことです。

2.Blame It On My Youth (1992 コーリング ユー) CA & JP CD

Trust In Me
I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life
If I Were A Bell
Smile
Purple Avenue
Calling You
God Will
On The Street Where You Live
Honeysuckle Rose
I'll Be Seeing You
 日本盤のBonusは不明です。とりわけ'Calling You'が話題になりました。この曲は何度か録音していますが、その度に良くなります。1stも含めてStandardな選曲かと思います。アレンジは非常にユニークです。それこそが彼女の特徴ですが。タイトル曲は3rdに収録されています。初版のみエッセイがライナーに追加されています。

USJP3.Don't Smoke In Bed (1993) US & JP

I Can See Clearly Now
Don't Let The Teardrops Rust Your Shining Heart
Get Out Of Town
So And So
The Tennessee Waltz
Everyday Will Be Like A Holiday
Blame It On My Youth
Ev'rything I've Got
Je Ne T'aime Pas
*Me And My Shadow
Cry (If You Want To)
Que Sera Sera
Don't Smoke In Bed
 個人的にはこのアルバムが一番好きです。試聴用にも使っています。USの方がやや良いかと思います。持っていて決して損はしません。彼女自身も一番気に入っているのではないでしょうか。コンサートではこのアルバムからの曲が多いと思います。当時は試聴会でも使われるなどしました。

4.Yesterday And Today (1994) JP

Alison(NEW)
Neon Blue(NEW)
Calling You(NEW)
Don't Let The Teardrops Rust Your Shining Heart
Cry (If You Want To)(Remix)
My Foolish Heart
God Will
Downtown
I Can See Clearly Now
Girl Talk
Trust in Me(NEW)
Blame It on My Youth
 ベストと言っても良い編集アルバムです。(NEW)は新たに録音したもの(Remix)はギターが追加されています。他の曲もRemasterとのことです。日本企画のアルバムです。入門には最適でしょう。

US JP5.Temptation (1995) CA & JP

Take Me Home
Train Song
Jersey Girl
Temptation
Falling Down
Invitation to The Blues
Cinny's Waltz
Frank's Theme
Little Boy Blue
I Don't Wanna Grow Up
Tango Til They're Sore
(Looking For)The Heart of Saturday Night
Soldiers Things
I Want You
Good Old World
The Briar and The Rose
*(Looking For)The Heart of Saturday Night(Alt Take)
*Shiver Me Timbers
*The Last Rose of Summer
Tom Waitsの作品集となっています。ただし、彼女の解釈によります。Audio的には非常に厳しいソースと言えるでしょう。このBassを完全に再現する事はかなり難しいと思います。JP盤はその辺が抑え気味になっています。Tom Waitsは彼女のお気に入りだそうですが、彼女には合っていますね。Classic Recordsから、重量盤LPが発売されました。

6.Santa Baby (1995) JP CD

Introduction
Two Thousand Miles
Santa Baby
Please Come Home for Christmas
Solider's Things
The Wild Wood Carol
I Can See Clearly Now
Christmas Blues (from 1st Single)
Jersey Girl (from 'Temptation')
 カナダのクリスマスにFMで放送されたライブを中心に構成されています。最後の2曲はスタジオ録音です。Jersey Girlは5.と同じTakeです。クリスマスらしい選曲になっています。オフィシャルのディスコには載っていません。日本のみの発売です。

US JP7.It Happened One Night (1996) US & JP

Live Audio Tracks:
Get Out of Town
Cry (if you want to)
Train Song
Losing My Mind
Tango Til They're Sore
Don't Let the Teardrops Rust Your Shining Heart
Que Sera Sera
Calling You

Live Videos:
Cry (if you want to)
Little Boy Blue
Tango Til They're Sore
Train Song

Music Videos:
I Can See Clearly now
Calling You

Japanese Edition (Audio only)
Cry(If You Want To)
Get Out Of Town
Train Song
Good Old World / Take Me Home
Invitation To The Blues
Don't L:et The Teardrops Rust Your Shining Heart
Little Boy Blue
Losing My Mind
Tango Til They're Sore
Que Sera Sera
Calling You
I Want You (remix,Studio Version)
 US盤はEnhanced-CDになっています。Videoの方も凝った作りになっています。日本盤はCD-DAですが、収録曲目が多くなっています。ライブアルバムでVideoも発売されています。US CDはAudioが短めですが、なかなか良い仕上がりになっています。彼女の世界に浸るなら、日本盤でしょう。これでStandard曲の路線は一区切りという感じです。
 ('98/8/15)日本盤も購入しました。Enhancedでない分CD-DAが充実しています。US盤では演奏時間が短めで少し不満が残りました。多少曲順が変わっていたりしますが、こちらの方がすんなり入れます。Enhancedを期待しなければ、JPの方が良いでしょう。ただ、JP盤ではヒスノイズがかなり増えています。Calling Youではかすかに関係の無い楽曲が聞えませんか?MasterはAnalogのようですね。

1996年に第7回日本ゴールドディスク大賞 グランプリ・ニューアーティスト賞を受賞しています。

8.Dark, Dear Heart (1997) JP CD

I've Just Seen A Face
Make It Go Away
Onion Girl
Dark, Dear Heart
You Want More
Timbuktu
World Seems to Come And Go
River
Hold On
Brighter Lonely Day(Run, Run, Run)
I Told Him That My Dog Wouldn't Run
All The Pretty Little Horses
*Bottomless Love
 今までとは大きく変わってしまった、問題作と言えるでしょう。Hip Hop系の音楽が大きく取り入れられています。ProduceはJoni Mitchellの旦那さんのLarry Kleinです。彼女自身は打ち込みの音楽は食わず嫌いだったと言っていますが、ファンは受け入れてくれたのでしょうか?Bonus Trackの曲だけが昔の感じで救われます。

9.The Greatest -Holly Cole- (1998 JP Only)

My Foolish Heart
Girl Talk
How Long Has This Been Going on
Down Town
Trust in Me
Calling You
I Can See Clearly Now
Don't Let The Teardrops Rust Your Shining Heart
Blame Me It on My Youth
Alison
Jersey Girl
Temptation
I Want You
You Want More
 日本編集のベスト盤です。東芝EMIからこのシリーズは他にもたくさんのベスト盤が出ました。未発表曲は無いのでほしいとも思いませんが、入門編としては良いかもしれません。

10.Treasure 1989-1993 (1998/10/26 Canada Only) CA CD

The Man I Love*
Girl Talk
Talk To Me Baby
Trust In Me
Slow Boat To China*
Calling You
Cry (If You Want To)
Me and My Shadow*-
I Can See Clearly Now
Alison*
Last Rose Of Summer*-
Tea For Two**
Christmas Trees and Holly Leaves**
Someone To Watch Over Me*
*:Unlreleased Track  **:New Recording
このアルバムはカナダのみのリリースだと言われています。日本がほうっておくとは思えないのですが。7曲の既発売の曲と、未発表曲が7曲で構成されています。'Alison'はYesterday And Todayに収録のTakeです。*-が付いている2曲は既にJP盤のみのBonusで収録されています。Remasterされているので音質は改善されています。Analog Master Tape云々とありますので、彼女の録音は全てアナログで行われているようですね。

11.Collection (1998 Aus Only) Aus CD

I'VE JUST SEEN A FACE
HOLD ON
JERSEY GIRL
I WANT YOU (SPECIAL RADIO Version)
I CAN SEE CLEARLY NOW
INVITATION TO THE BLUES
(LOOKING FOR) THE HEART OF SATURDAY NIGHT (Alt. Take)
CALLING YOU
MAKE IT GO AWAY (from DDH)
TRUST IN ME
TRAIN SONG
このアルバムはオーストラリア編集のベスト盤です。日本でも受け入れられる選曲ですが、お国柄はでますね。音質はそれほど良いとは思いませんでした。Takeが異なるTrackが存在するように思います。I Want Youは明らかに別Takeです。Looking for〜は、日本盤のBonus Trackに収録されているものと同じではないかと思われますが、冒頭のやり取りの部分が省略されています。音質は、オリジナルと比べるとかなりラフという印象です。ノイズが盛大で、それぞれの音源がかなりリスナーに近い(前に出てくる)です。日本ではあまり見かけませんが、海外の通販でもやや高めの価格設定にされています。

+.Christmas Blues (1991) CA CD

Christmas Blues
Two Thousand Miles
Please Come Home for Christmas
I'd Like to Hitch A Ride with Santa Claus
 再発かと思います。最初の2曲はBonus等で日本盤で聴くことができます。初版は1991年で、最初はVinylとカセットで発売されたそうです。録音は1989年だと思います。CD化に際してRemasterされていると書かれていますが、Digital Recordingとなっています。どっちが本当なんでしょう?

12.Romantically Helpless (6/3/2K) CA & JP CD

One Trick Pony
Romantically Helpless
I'll Be There
Ghosts
Come Fly With Me
Dedicated To The One I Love
That Old Black Magic
If I Start To Cry
Loving You
Make It Go Away
Don't Fence Me In
Same Girl
 6月(1999)からはスタジオ入りし、新作のレコーディングに入りました。発売は少し延びて、2000年の6月。Jazz/Popアルバムです。5月末にはプロモーションで来日したようです。その後本国ではツアーが始まります。そして、8月下旬から9月中旬に来日してBluenoteで公演が行われます。クリスマスコンサートで演奏してくれたのは、'Black Magic'でした。前作の打ち込みが無くなったのはとてもうれしいです。JazzありPopsありといった感じですね。Single Cutされた'Make It Go Away'は親しみやすい曲でヒットしています。HDCD仕様のCDです。やはり低音にこだわった(?)録音になっていて音質は良好です。グレードの高い再生装置で聴きたいですね。音質に関しては、日本盤の方が良好だと思います。日本盤ライナーでは、彼女自身の曲解説(もちろん日本語に訳されている)を読むことができます。Classic Recordsから、重量盤LPも発売されています。
 カナダ盤はHMV(カナダ)から購入しましたが、Single'Make It Go Away'が同装され、しかもサイン入り(かなり適当なサインですけど)でした。発売日限定のサービスだったのでしょうか?

++.Make It Go Away CA CD
 12.におまけで同装されてきました。しかもサイン入りです。印刷ではないですよ。日本でもヒットしている曲です。親しみやすい曲でお勧めです。しかし、このSingle、1曲しか入っていないのに12cm盤なのです。うーむ。これは、非売品です。

++.The Best of Holly Cole US CD

Trust In Me
Calling You
God Will
Blame It On My Youth
I Can See Clearly Now
Don't Let The Teardrops Rust Your Shining Heart
Cry (If You Want To)
Jersey Girl
Train Song - (live)
I Want You
Make It Go Away
I've Just Seen A Face
Alison - (previously unreleased in US)
 11/7に発売されました。US企画のような気がします。日本で未発表のTrackはありませんでした。Alisonは'Yesterday & Today'のみ(CanadaではTreasureに収録)に収録だそうで、USでは初登場になります。Liveというのは、It Happened One Nightに収録のTrackです。1stと最新作(USでは未発売)からは選曲されていません。わざわざ買うほどのこともないでしょう。

11/02のBluenoteでのLive日程は次の通りです。
11/9-10:大阪Bluenote
11/12-14:福岡Bluenote
11/15-17:東京Bluenote

13.Baby It's Cold Outside -Christmas Album- CA,JP,EU CD

Christmas Time Is Here
Baby, It's Cold Outside
The Christmas Song
Santa Baby
I'll Be Home For Christmas
'Zat You Santa Claus
If We Make It Through December
Christmas Is
Wildwood Carol
Sleighride
What Is This Lively Fragrance
Never No
What About Me
*Miracle
 邦題は「聖夜の物語」となっています。もちろんクリスマスアルバムで、リクエストで募集した曲の中から彼女が選曲することになっています。さて、あなたのリクエスト曲は収録されているでしょうか?日本盤のみ1曲Bonus Trackが追加されています。J-WaveのためのOriginalで'Magic'です。
 クリスマスアルバムにして、Jazzアルバムです。あのHolly Coleがサンタになって帰ってきました。発売はカナダ・ヨーロッパと日本だけとのこと。最初のトリオに戻った編成と、オケ入りやデュエットなどバラエティに富んでいます。David Piltchさんも健在です。音質も非常に良好(カナダ盤独特(?)の埃っぽさがありますが)で、愛聴盤になりそうです。少し気になったのは、オケのアレンジです。ちょっと素人ぽいなという印象です。せっかくのオケが安っぽく聞こえてしまうのは私だけでしょうか?
 CDは3種類とも買ってしまいました。じっくり聴くとEU盤(Digi-Pack仕様)が最も繊細な音がしてGoodです。JP盤はそれぞれの音がやや膨らむ感じで第一印象は良いのですが、聴いていると疲れます。CA盤は両者の間という印象です。

14.Shade (6/10/03:CA 6/27:JP) CA,JP CD

Heat Wave
Something Cool
Too Darn Hot
God Only Knows
A Cottage For Sale
We Kiss In A Shadow
It Never Entered My Mind
Manhattan
Moonglow
Almost Like Being In Love
The Midnight Sun
Lazy Afternoon
*On The Sunny Side Of The Street
 最初のTrioに戻ってJazz Standard集を演奏しています。良かった良かった。日本盤はBonusが追加されていますがCCCDです。(まだこんなことやってるんだ)先ず、音の良さに驚きました。加工の少ない音で非常に優秀です。試聴用に使います。Don't Smoke in Bedにも似たイメージがありますが、こちらはよりPopsよりの印象があります。Trioを中心にして曲によって色々な楽器(Guest)が入ります。編曲もおもしろくてバラエティに富んでいるのであっという間に時間が過ぎていきます。これは傑作です。

+.Collection Vol.1 (12/14/04:CA) CA CD

I Can See Clearly Now
Trust in Me:		Yesterday & Todayに収録のVer.です。
Jersey Girl
Calling You:		Original Ver.ですが、RMの効果で新鮮に感じます。
Too Darn Hot
Come Fly With Me:	James Darrenの演奏で気に入って好きになった曲です。
Girl Talk
Question of U:		When The Doves Cryに収録の曲です。
Make It Go Away:	Romantically〜収録のVer.です。Masteringでかなり印象が変わっています。
Shiver Me Timbers:	JP盤のみTemptationに収録されています。どうして選ばれたのか不思議ですが、椅子のしきみの音(多分意図的)がAudio的には非常に面白い。
Hum Drum Blues:		Shades of Blueに収録の曲です。
God Only Knows
Fragile:		Jesse Cook/Vertigoに収録の曲です。Spanishな仕上がりになっています。
My Foolish Heart
 結局編集盤でした。日本での未発表曲はありません。他人のAlbumに参加した曲も収録されていることが目新しい位でしょうか。かなり待たされただけにがっかりでした。ただ、新たにMasteringされているのでかなり印象が変わっている曲もあります。おおむね音の鮮度は上がっていますので、改めて聴き返してみると、新たな発見もあるでしょう。

15.Holly Cole (邦題:シャレード) (3/20/07:CA 1/10/07:JP US:1/22/08) CA CD

The House Is Haunted by The Echo of Your Last Goodbye
Charade
I Will Wait For You
Waters Of March
Alley Cat Song
Larger Than Life
Be Careful, It's My Heart
It's Alright With Me
You're My Thrill
Life Is Just A Bowl Of Cherries
Reaching For The Moon
 Titleの意味は、やはり初心に帰ってということでしょうか?管楽器がふんだんに使われています。自作の曲(Larger Than Life)も収録されています。私はもう少しSimpleな演奏が好きです。JPは先行発売でしたが、Bonus Trackはありません。

16.Steal The Night (2/21/12:CA) CA CD

CD
Down Down Down
Smile
Charade
Good Time Charlie
Larger Than Life
Calling You
Cry (If You Want To)
You've Got A Secret
I Can See Clearly Now
DVD
Charade
Good Time Charlie
Cry (If You Want To)
Calling You
Down Down Down
Smile
Larger Than Life
Train Song
Tea For Two
You've Got A Secret
I Can See Clearly Now
 Canada出に未発売されたLive盤です。CD+DVDの構成になっています。

17.Night (邦題:夜) (7/18/12:JP) JP CD

You Only Live Twive
Walk Away
Good Time Charlie's Got The Blues
You've Got A Secret
Viva Las Vegas
I Only Have Eyes for You
I Thoought of You Again
Love Lies
Whistlin' Past The Graveyard
If You Go Away
If You Could Read May Mind
---JP Bonus---
Tender Trap
Calling You (Live)
I Can See Clearly Now (Live)
 邦題は、当初は「夜の魔法」となっていました。

[Compilation]
 彼女の曲が含まれているCDを列挙しておきます。どれも日本では入手しにくいものです。特にBob Beldenの作品は世界でも廃盤になっているので、見つけることは難しそうです。

Raffi/Evergreen Everblue (1990) CA CD
03. Big Beautiful Planet - One of Backing Vocals
09. Clean Rain - Backing Vocal

 バッキングのみの参加です。子供向けのメッセージ色の濃い内容になっています。このアルバムのテーマは、'Ecology'で、ライナーも再生紙に野菜インク(?)が使われているそうです。ジャケットデザインが違っているので最初は少し混乱しました。Holly Coleは上の2曲にバッキングでのみ参加しています。9.の方は彼女一人なので声ははっきりきこえます。3.には大勢のバッキングが参加しているのでよく判りません。ジャンル的にはポップスというか歌謡曲というか。中にはレゲェの曲もあります。

Kurt Swinghammer/PoMo a GoGo(1991)
 既に廃盤のようで入手できそうにありません。詳細は不明です。本当に参加しているのかどうかも...。

Jane Siberry/When I Was A Boy (1993) US CD
 Jane SiberryはカナダのSinger & Song Writerです。EnoがProduce他で参加しています。Holly Coleは2曲に参加しています。バッキングだけで存在感はほとんどありません。音楽的にも違っています。日本にもこういう音楽をやる人はいますね。Hip Hop系だと思います。

Bob Belden/When The Doves Cry -The Music of Prince- (1993) JP CD
02. Purple Rain - Bob Belden & Holly Cole
11. Question of U - Bob Belden & Holly Cole

 タイトル通りPrinceのカバー集です。このBob Beldenのアルバムにはこの後何度も参加しています。この2曲は完全に彼女の作品として生まれ変わっています。この2曲は非常に気に入っています。11.の方はCollection Vol.1にも収録されました。

Flying Bulgar Klezmer Band/Agada (1993) US Remaster CD
13.Vus Vet Zayn (Chorus)
 Classicか民族音楽かJazzかとてもユニークな作品です。1999年にRemasterで再発されたました。今回はそれを送ってもらいました。彼女は最後の曲にコーラスで参加とライナーにあります。音楽的には、中近東の民族音楽を思わせるような曲もあるし、JazzぽかったりClassicぽかったりと一言で表現するのはとても難しい音楽です。お店に置くなら、World Musicのコーナーになるでしょう。楽器など全てAcoustic楽器ですから、Sound Checkにもある程度使えると思います。準優秀録音。尚、このバンドのAllan Coleという人は、Hollyのお兄さんだと思います。

Bob Belden's Shades of Blue (1995) JP CD
07. Hum Drum Blues - Holly Cole/Javon Jackson
 Blue Noteに残された名曲をBob Beldenが新たなProduceで録音した作品集です。曲によってはHip Hop風のアレンジが3曲もあり、これらはあまり歓迎できません。それ以外の曲は、気に入っています。Hollyの曲は彼女自身のアレンジで演奏されています。これも良いですね。あのけだるいVocalがたまりません。この曲はCollection Vol.1にも収録されました。

Count Your Blessings (1994) CA CD

01. Count Your Blessings - Ensemble
02. Please Come Home for Christmas - Holly Cole Leads
04. Flambeau Jeanette Issabella - Ensemble
07. Carol of The Bells - Ensemble
11. Deck The Halls - Holly Cole Leads
14. Silent Night - Ensemble
CBC/NPR Radio で放送された1993年のクリスマスのLiveです。CBCというのは、カナダの国営放送のようです。ピアノだけの伴奏で、5人の女性歌手が歌います。5人がハモるアンサンブルと、5人のうちの誰かがLeadをとる形式とがあり、Holly Cole自身は全ての曲に参加しています。ジャケットには、MIX以降がデジタルであること、Over Dubなどは一切無いことが明記されています。やはりクリスマスの近くに聴くと雰囲気が出るのではないでしょうか。日本盤は出ていないようですし、入手は日本ですと難しいでしょう。

Color And Light/Color And Light (1995) JP CD
08.Losing My Mind
09.Children and Art

 そうそうたるJazz Musicianの競演による作詞家SondbeimへのTributeアルバムです。Hollyは2曲の参加で素晴らしい演奏を聴かせてくれます。Wayne Shorterとの共演はかなり緊張したそうです。日本語ライナーは彼女を中心に書かれています。

Jazz to The World (1995) US CD
11.Christmas Blues (Holly Cole)
 これも豪華メンバーによるクリスマスアルバムです。この1曲は彼女のデビューSingleからのものです。音質は非常に優秀です。

Bob Belden/Strawberry Fields (1996) JP CD
04. I'm Only Sleeping - (with Holly Cole)
07. I've Just Seen A Face - (with Holly Cole)

 The BeatlesのCover集になっています。イチゴのジャケットが目印です。やはりBob BeldenのProduceですが、彼はHollyの録音に関しては彼女に任しているので、私は何もしていないと言っています。アルバムとしても十分に楽しめる仕上がりになっています。

TV OST/Due South (1996) US CD
12. Neon Blue - Holly Cole Trio
 カナダのTV番組のSound Trackです。Vol.2も存在しますが、Vol.1の方に収録されています。音質は良好です。この曲は彼女らしいTrioでの演奏です。彼女自身も本人役で出演しているそうです。"Chicago Holiday:Part 2"(episode # 1.8)で放映は11/17/94だそうです。

Time And Love The Music Of Laura Nyro(1997) US CD
12. Sweet Blindness - Holly Cole
 Laura Nyro(1997没)へのTribute Albumで、彼女は1曲だけの参加です。ジャケットはデジパック仕様になっています。アルバムはバラエティに富んでいます。Hollyも彼女らしさを発揮しています。

Live from Mountain Stage Lounge (1998) US CD
11. Jersey Girl - Holly Cole
 Mountain Stageというのは、週一で2時間枠のラジオ番組で、毎週2・3のゲストが登場してLiveを行う番組のようです。Holly Coleの回に関しては、Air-Check 音源が存在していることは知っています。1曲だけだともったいない気がします。レギュラーのバックで、いつもの彼女です。

Jesse Cook/Vertigo (1998) US CD
10. Fragile - Holly Cole (vo.)
Jazzのコーナーにありました。Fusion系のギタリストのようです。Acoustic Guitarしか使わないようですね。音楽はスパニッシュ系の印象を受けます。Hollyは最後の曲でVocalをとっています。この曲はStingの曲です。自分のスタイルで歌うのではなくて、普通(?)に歌っています。このTrackには仕掛け(?)があって、この曲が終わるとしばらくのブランクの後、全く違う曲が始まります。この曲に関しては、ライナーにも記述がありません。Hollyの歌う曲はCollection Vol.1にも収録されました。

Original Sound Track/The Hanging Garden (1998) US CD
6. Petals in A Stream - Holly Cole
カナダ映画のサントラの様です。この曲は未発表曲のようですね。この映画はカナダで賞をとっています。アルバムを通してケルト音楽で表現されているとのことですが、のほほんとした音楽が非常に良いですね。Healingにも使えそうです。

V.A./Maximum Freestyle Vol.1 (1998) CA CD
16. Don't Tell Me, You Love Me - Holly Cole
ダンスマニア系のアルバムです。上の曲は、曲といい声といい彼女の印象とはかなり異なるように感じます。

Piltch & Davis/Feast (1996) CA CD
 Holly Cole自身は参加していませんが、トリオのメンバーのリーダーアルバムです。今では入手困難のようです。カタログにも登場しません。Tradeでようやく入手することができました。Vancouverにあった最後のCDだそうです。内容は予想通りで、Don't Smoke in Bedの頃の傾向が一番近いと思います。Hollyはいませんが、彼女の雰囲気を感じることはできます。夜にリラックスするのに聴くのが良いでしょう。音質も優秀です。廃盤は残念です。
 KoheiSさんから情報をいただきました。日本盤が存在するとのことです。Bonus Trackとして、Calling YouのVersion違いが2曲追加されているそうです。これは是非とも入手したいと思います。Amazon.co.jpにあるとのことです。KoheiSさん、情報ありがとうございました。

Blue Box, Vol.2:Finest Jazz Vocalists (1998)
03.I've Just Seen A Face - Bob Belden/Holly Cole
43.Hum Drum Blues - Javan Jackson/Holly Cole

 BlueNoteの編集もののBOXで全部で59曲収められています。さすがにこのBOXをHollyのためには買えません。

Lilith Fair, Vol.3 (1999) US CD
04. Onion Girl - Holly Cole
 Lilith Fairというのは女性ミュージシャンのための祭典のようです。色々な女性が登場しますから、音楽も色とりどりですね。録音も問題ありません。さて、Hollyの演奏ですが、最初は彼女だと思わなかったほど彼女らしくありません。声も少し変わっているように感じたのですがどうでしょう?バックはいつものメンツではなさそうです。アルバムとしては面白いですが、Hollyを期待すると不満を感じるかもしれません。

Montreal Jazz Festival:20 Ans De Music (1999) CA CD
5.My Baby Just Cares For Me
 80年代以降のMontreal Jazz FestivalでのLive音源集です。Artist毎に単独で発売してもらいたい人も沢山います。4CD BOXでたっぷりJazzが楽しめます。HollyさんはDisc4に登場します。冗談を言ったり非常に楽しい雰囲気で演奏しています。

以下、彼女のHPに掲載されていたものです。存在を確認できたのは、'Over Canada'だけです。

Starbuck's Pour It on (1997)
?.Make It Go Away
 詳細不明です。Starbuck'sが選曲したコンピでしょうか?

Over Canada (1999) CA CD
7.Last Rose of Summer
 CDは6/27発売で、Videoも出ているので映画のようです。ジャケットを見た印象では、カナダをヘリで空撮した映画のような気がします。Sound Trackの全体的な印象は、カナダのミュージシャン特にトラッド系を集めた感じです。カナダのトラッドと言っても理解できているわけではありませんが、雰囲気はケルト音楽とC&Wを融合したような感じでした。音質は良好です。この曲は'Treasure'に収録されています。Tom Waitsの曲です。

Starbuck's A Merry Affair (1999)
?.Christmas Blues
 詳細不明です。Starbuck'sが選曲したコンピでしょうか?

Cbc's After Hours (12/6/99)
 詳細不明です。EMI カナダから発売されているようです。Catalog#E294893

Now Jazz X'mas Millenium (2000)
01.Miracle
18.Christmas Blues

 Track1は彼女の新曲になります。日本人の手(曲はKen Araki, J Parisとのこと)による曲です。後にBaby It's Cold Outsideの日本盤に収録されました。このアルバム自体、非常に入手が難しくなっています。この曲はJ-Waveのジングルに使われました。

"I have heard it said that a spirit enters":Music of Gavin Bryars (11/19/02) US CD
1.I have heard it said that a spirit enters
2.Planet Earth
3.The Apple

 存在はつい最近(04夏)に知りました。予想通り前衛的ではありますが、聴いていられないほどではありません。全体の印象は、近代から現代のClassic音楽と考えて良いでしょう。Hollyの参加している3曲は'Three Songs'としてHollyに捧げられています。全体的にはオケを中心にした演奏です。Gavin自身もコントラバスで参加しています。音質も良好です。

Yulesville/VA (2003) US CD
13.Christmas Trees & Holly Leaves
 存在はつい最近(04冬)に知りました。X'mas Compiです。この曲はTreasureに収録されています。

[Singles] Released in Japan
 日本で発売された彼女のSingleです。今では入手は難しそうです。
You Want More/I've Just Seen A Face		:9/18/97	TODP-2548
I want You/Falling Down			:5/31/95	TODP-2504
I Can See Clearly Now/Je Ne T'aime Pas		:6/16/93	TODP-2403
Down Town/Christman Blues			:12/2/92	TODP-2385
Calling You/God Will				:6/10/92	TODP-2362

[Video]
 女優としての経歴を調べてみたところ、2作品ほどに名前が出ています。いずれもカナダの作品です。
The Fairy Who Didn't Want to Be A Fairy: ? (1992)
 ストーリーは、二人が読み始めた本の内容に関するものだそうで、妖精であるがゆえに悪口を言われて悩んでいる妖精の話しのようです。この妖精というのは男のようです。彼女がどの役なのかは不明ですが、本を読む二人ではないようです。
Nilus The Sandman: TVシリーズで声での出演 (1994)
 アニメでしょうか。出演は3人だけ。Videoも発売はされています。
Sean Cullen Home for Christmas:Special Musical Guest (2003)
 カナダのTV番組で、Sean Cullenがカナダ各地を巡り、彼の卒業した高校でLiveを行う番組だそうです。クリスマスの特別番組でしょうか?

[Jacket Photo]1.My Foolish Heart (1992) JP LD
If I Were a Bell/Girl Talk/Calling You/Purple Avenues...etc...14 songs
 このさんから貴重な情報をいただきましたので、掲載させていただきます。
My Foolish Heart---Holly Cole Trio(1992)東芝EMI
1.If I Were A Bell
2.Girl Talk
3.My Foolish Heart
4.Tennessee Waltz
5.Bye Bye Blackbird
6.Calling You
7.Purple Avenue
8.Cruisin'
9.Dial An Island
10.On A Slow Boat To China
11.Tennessee Waltz
12.My Foolish Heart
13.Don't Smoke In Bed
14.God Will
15.My Baby Just Cares For Me
16.Smile
17.Honeysuckle Rose

以上です
ヘリティッジ・シアターでのライブ(と思われる)を中心にしたドキュメントっぽい仕上がりです。 曲の途中で、がんがんインタビューシーンが挿入されてチョット残念です(笑)資料的には興味深いですが。個人的には5、13(アカペラ)が好きです。
 ということで、インタビューが中心(?)で彼女のLiveをバックに行われているようで、曲を楽しむには少し物足りないようです。このさんありがとうございました。
 ようやくLDを入手できました。'Don't Smoke in Bed'発売後のTV番組(Canada)であるとのことです。シンプルな彼女のトリオの演奏を中心に、Holly自身やメンバー・身内のインタビュー等が多く挿入されています。USなどではこういったやり方の番組が多いですね。このLiveは演奏が良いだけにLiveの方をじっくり鑑賞したいと思いました。とてもシンプルですが、それだけにこのトリオの魅力が良く伝わってきます。この頃はまさにJazz Singerというステージでありました。

[Jacket Photo]2.It Happened One Night (1996) LD
Invitation To The Blues
Cry (if you want to)
Train Song
(Looking for) The Heart of Saturday
Take Me Home
Good Old World
Tango Til They're Sore
Little Boy Blue
I Don't Want Grow up
Que Sera Sera
Calling You
Jersey Girl
I Can See Clearly now

間にインタビューを挟んだライブ映像です。非常にシンプルなステージですが、メンバーは少し増えています。故郷でのライブなのでリラックスしてる様に思います。CDとは多少収録曲が異なります。73分ですがもっと長くても良いですね。
('98/12/15)Patriceさんからの指摘でもう一度調べ直したところ、このLiveはCDと同じでカナダのモントリオールであることが判りました。(大きく書いてある)彼女の故郷はHalifaxですから故郷ではありません。お詫びして訂正させていただきます。m(_)m

+.Speak in Music (2008) BD-R
Invitation To The Blues
-Interview-
That Old Black Magic
-Interview-
Shiever Me Timbers
Cry
Sharade
-Interview-
Losing My Mind
-Interview-
Me & My Shadow
Calling You

 '08年のBluenote東京でのLive映像です。HV&Surroundで収録されています。Interview込みで40分程度なので、全曲放送されていないでしょう。

[Bootleg]
+.Live at Fine Line Music (8/22/95) CDR
 小さなホール(Club?)でのLiveです。Audience録音ですが、あまり悪くありません。Temptation発売後のLiveですね。VideoのLiveと構成は似ています。彼女の調子も良さそうです。
Songlist

+.Live at Pantages Theatre (2/20/98) CDR
 Dark Dear Heart発売後のLiveですね。アルバムとは違って、いつもの彼女のアレンジになっていて楽しめます。Songlist

+.Live in Vancouver with VSO (12/21/98) CDR
 持ち主の話では、コンサートの後半は録音に失敗したそうで、前半のみになっています。VSOは'Vancouver Symphonic Orchestra'だと思います。会場は、Orpheum Theaterです。おなじみのメンバーもいるのでかなり大掛かりなコンサートですね。彼女は毎年VancouverではChristmasに何度かコンサートを行っているそうです。彼女もリラックスしていて会場も盛り上がっています。Dark Dear Heartからの曲も以前の彼女らしいアレンジで演奏されていますから好感が持てます。曲間のMCはかなり長めです。Songlist

+.New Waters (2/1,6/99) CDR
 Gavin Bryarsの曲を、Winnipeg SOが演奏しています。VocalをHollyがとっています。前衛的な曲が続きますので、Gavinファンでない人には厳しいでしょう。Festivalのコンサートとのことです。Songlist

+.Berlin Jazz Festival (8/11/97) CDR
 Berlin Jazz Festivalでの演奏です。曲間はかなり編集されています。(もしかしたら、曲もカットされているかも) 音質・演奏共に良好です。このコンサートはHollyさんはかなり気合いが入っていますね。観客も大歓声です。時間が短いのが残念です。それから、この時期(Dark Dear Heart)のLiveというのも貴重でしょう。Albumでは打ち込み中心ですが、LiveではBand演奏でかなり雰囲気が違っていてGoodです。Songlist