2005/11/23 Y/SAKAKI

 車にギター4本と愛竿12本を積み日本全国を旅して回る流離いのミュージシャン「五十一」さんを迎えて奄美大島、徳之島でライブを開催することになった。

 僕が五十一さんを知ったのはどこかのライヴハウスのスケジュール欄に五十一という変わった名前があった。気になり五十一さんのHPにアクセスしてみた。親切にもちょっことだけ聴ける音源があったのです。それを聴いてみたら泣かせるスライドギターに渋い歌声。即、CDを頼んだ。車の中、家のステレオ、ギターをオープンチューニングして真似なんかしたりして楽しんでいた。

 すると7月だったか8月だったか?1本の電話が鳴った。福岡の原口純子からだった。「電話かわるね〜」出てきたのは大阪弁の人なつこいおっちゃんの声だった。「五十一です11月に行きますからヨロシク!ところで今何が釣れてますか?」と一方的に話されて奄美行きが決まった。電話ではほとんど釣りの話しかしなかった。18日が徳之島亀津のMAC、20日が名瀬ASIVIでのライヴが決まった。

 11月17日に奄美空港へ迎えに行った。CDジャケットそのままの人がギター3本とでかいバックを担いでロビーに現れた。何度も電話で打ち合わせしていたので初対面のような気がしなかった。おまけに五十一さんは大の釣り好きときているから話が合う。

 その夜、焼酎を飲みながら話しが弾んだ。大学時代の音楽の話になった。すると五十一さんは僕の大学の先輩だったのだ。五十一さんが4回生の時、僕は1回生だったのだ。同じキャンパスですれ違っていたはずなのだ。急に態度が偉そうになったのは言うまでもない(笑)

 翌朝6時の船で徳之島入り釣師の血が騒ぐのか上陸後釣具屋に餌を買いに行く。近くの堤防でライヴ前まで釣り糸垂らすことになった。ここまで釣りがすきなのか(笑)釣りバカ日誌のハマちゃんそのものだ。

あまり釣れないのでMACに4時前に入った。リハだというのに1曲目が終わったらマスターの豊嶋さんとPAのカツミ君が拍手(笑)完全に1発目のスライドのぐい〜んという音でハートを鷲掴みだ。流石です。


五十一ワールドに染まったMAC

マスター豊嶋さんのブルーズなライヴ
 
 僕の出番が終わり五十一さんが登場。初めて聴く生五十一を僕も楽しみにしていた。女性のお客さんが多い。おそらく生まれて初めて聴くスライドギターの人がほとんどだろうな?静かに始まった。場内が一瞬にして荒野に変わる。優しくもワイルドな世界だ。
 曲が終わるたびに割れんばかりの拍手。またお喋りが抜群に面白い。講談を聴きに来たのかなと勘違いしてしまう(笑)徳之島の観客もすっかり虜になってしまっている。
 ライヴ終了後には次のライヴが決定していた。驚きです。


ASIVIにて海畑+村松健でのセッション
僕もバックでコーラスしました最高です



聴き惚れてしまいました♪

五十一&村松健の完全なるリハなしのデュオ・セッション
なんとも贅沢な良い音がしていました。心地良かった♪

 海畑inoo....with 村松健
 今回、海畑はピアニスト村松健さんを迎えてやることになった。ホテルカリフォルニアであったライヴの終了後に村松さんと僕がセッションした。この時あまりにも気持ちが良かったので今回のライヴ一緒にしようとお誘いしたところ「良いよ〜やろう!」とすんなり。
村松さんのピアノが入って音の厚み、華やかさ、最高に心地よかった♪また、スケジュールが合えばやってもらおう〜っと(笑)


Photo by oimo


Photo by oimo

 MACの豊嶋さん、PAのカツミさん、車を貸してくれた前田さん、いつも泊めてくれる中哲美さん、毎回会場に足を運んでくれる皆様ありがとうございます。
 ASIVIのスタッフの皆様 ありがとう。そして、PA&調律までしてくれた生竜二さん感謝です。会場にお越し頂いた皆様ありがとうございました。

海畑inoo....プレゼンツ第2弾も大成功でした。謝・謝・謝!

海畑inoo....のレポはいずれまた


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