2005.10.21 Y/SAKAKI

 2日目は早稲田大学のすぐ近くにあるJERRY JEFFでのライヴだ。店名からしてジェリージェフウオーカーが大好きなんだろうな?お店もアメリカっぽい。店内の壁には日本フォーク界重鎮達の写真がいっぱい貼ってあって歴史を感じさせてくれる。オーナーの加代子さんは寡黙に黙々と仕事の準備をしている。
 10月のライヴスケジュールを見ると来月一緒にする五十一さんの名前もあった。みんな同じ場所で演るんだなと思った。
 リハも終わり昨夜と同じメンバーが同じ順番で本番を迎えた。減肥脂・願も原口純子も今日は5曲ずつ歌った。それぞれの世界に引き込まれていく♪

 今夜の築島泉は和ちゃん(撰和彦)と二人だけのアコースティック・バージョンだ。酔っぱらったら手のつけようがない泉からどうしてこんなに綺麗な優しい音が鳴るんだろ?きっと心の奥は純粋な少年なんだろう。表現が不器用なシャイな男なのだ。しっとりと時に激しく歌う彼の20年近い東京での暮らしが音となっている。素晴らしいライヴだった。


 無事に僕の出番も終わり飲み会の始まり12時前に店を出て今夜ライヴを聴きに来てくれていた。シンさんの待つ高円寺NEBRASKAへ場所を移した。ここは超が10個ほど付くデイープな店で一発で気に入った。店内は薄暗くいかにも濃い人間が集まりそうな店なのだ。
 泉はいつもここで飲んだくれて酔い潰れていた。それを見かねたシンさんが「ミーボー(泉)うだうだやってないでその気持ちを音楽にぶつけろ!」と喝を入れた。その言葉がきっかけになりギターを復活しアルバム作成を手掛け完成までこぎ着けたのだ。泉が東京のアニキと慕って止まない。ちなみに島のアニキは僕らしい(汗)粗忽で不器用なヤツだけど憎めない。えらい怖い弟が出来たもんだ(笑)

NEBRASKAの夜


埼玉のYUMIちゃんもお店が気に入って大喜び


泉の東京のアニキことNEBRASKAのシンさん


NEBRASKAのゴジラ君燃えさかる惑星をバックに吠えるの巻

稲生座に現れたジャージ


この御方もう最高にいかれてる!泉が可愛く見えたよ(笑)
JRも改札で片手をあげてフリーパスらしい、MR.ジャージ
凄い方がもう一人いるようだが別荘(務所)に出掛けたとか(爆)
来年会えるかな楽しみだよ!


稲生座のエミさん、僕、泉、ジャージ

滞在中、何度も行ったTEGE.TEGEの吉田夫妻ご馳走様!
東京に居るのに島料理ばっかし食べとったな〜(笑)

 AOYAMA 月見ル君想フ

ライヴ最終日
 高円寺からここへ来るとあか抜けたお洒落な街なのがよく分かる。店の看板は地下に下りる真っ正面の壁に蒲鉾板くらいの板に「月見ル君想フ」と小さく書いてあった。これからしてお洒落。店名はオーナーの小澤さんが考えたらしい。カタカナの
にやられたな感心しきり。
 オーナーの小澤さんは沖縄、奄美が大好きな方で店内は沖縄の泡盛と奄美の黒糖焼酎ばかりだった。今年の春には奄美諸島全部まわったらしい。奄美を好きな方とお話しできて嬉しかった。

 月見ル君想フは本格的な音響機器に照明。ステージには大きな満月が出ていて僕の歌にピッタリだと勝手に思った。果たしてどうだったのやら?5組出演したが一番印象に残ったのは 
AO AQUAさん バックにキーボードの山本隆太さんを従えてウクレレを片手にハワイアンな感じの音楽の世界は好みだ。その後、BBSに書き込みがあって「フラダンサーをたくさん連れて奄美に行きたい!」って、島の浜辺で満月とフラダンサーをバックに唄うAO AQUAさんを見てみたい。

 
AO AQUAさんの次が僕の出番だった。満月をバックに歌う。意識して月の歌ばかりを歌った(笑)僕の拙いMCがちょっと受けてたみたいで反応も良かった。アッという間の30分だった。

 ライヴ終了後、僕と泉、さっちゃん、大崎裕史にオーナーの小澤さんを交えて打ち上げをした。小澤さん曰く「奄美出身のミュージシャン達で島唄じゃない奄美イベントをやりたい」と考えてらっしゃるようだ。近い内に出来ると良いな!

 帰る前日の晩には遠くから車を飛ばしてtegetegeまで会いに来てくれたのはプロギタリストの新井君(カツマサ)。彼が「来年は、僕らの仲間でバックさせて欲しい!」なんて言ってくれて本当に嬉しかったよ!どうもありがとう!

 こうして僕の音楽と酒漬けの東京ライヴツアーは終わった。たくさんの人と新しい出会いがあった。僕の拙い歌で「島の風景や潮風に吹かれた気持ちになれた」なんて言われて心が満たされました。稲生座、JERRY JEFF、月見ル君想フ へ足を運んで下った皆様どうもありがとう!特に泉&さっちゃん、また、来年も行きますからヨロシク!


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