FOR EARS
2005 BEST



レコード
今年から12月に買ったものは翌年に持ち越すことにしました

Penny : The Clockforth Movement
2002/PLAGUE LANGUAGE/ PLB005
西海岸の女性MCのアルバム。2005年に聴いたCDのなかでも一番今後もずっと聴き続けていきたいと思いました。メランコリックなトラック、やわらかく線の細い声による性急なラップ、あっけなく終わる全12曲。HIPHOPのイメージを逸脱して、僕の好きなイメージの音楽に着地してくれた素晴らしい作品。
 
M/O/P/O :
Beat From Hell 8-14

2005/自主制作
CDR第2弾。日常的に聴いてました。うかうかしていたらライブ見逃してしまった。新作も待ってます。まず、エレクトロニカの方の名前でアルバムがチャイルディスクから出ますね。
なのるなもない :
melhentrips

2005/P-VINE/PCD-26015
聴いた回数ではたぶん2005年で一番多いはず。降神関係は日常BGMとして愛聴しておりました。「shermanship」はヘビロテ。大好きな1曲は「break boy blues」。HIPHOPのつもりで作ってるとは思えないトラック、自由自在な降神の2人に渋く対峙するLunch Time Speaxの客演がたまらない。
 
Gang Gang Dance :
God's Money

2005/The Social Registry/ TSR019
「ロック」というジャンルでかっこいいと思える新人に出会えたのがうれしいNYのバンドの2nd。インパクトだけじゃない、アルバム1枚をしっかり聴かせる変化に富んだ、ロマンチックな楽曲が集められています。ATPで観たライブも素晴らしかったです。凝ってるようで安っぽいジャケットとアートワークを次作からもっと頑張って欲しいです。
羅針盤 : むすび
2005/LIGHT HOUSE/LH001
初めて聴いた時からなにか「終わり」を思わせる作品だったんですが、本当に最終作になってしまってとても悲しい。最愛のバンドの最新作/最終作。
 
Alemu Aga :
Ethiopiques 11 - The Harp Of King David

2001/Buda Musique/ 82232-2
Ethiopiquesシリーズはどれも驚きと笑いを期待できる素晴らしいシリーズですが、このCDは群を抜いて衝撃的(笑撃的)でした。ビヨンビヨンと濁ったハープのとりとめない演奏に、おっさんの甘いささやきが、最初から最後まで何も変わらず延々収録されてます。天国と地獄!舞い上がるか這い上がれるか!
TTC :
Batards Sensibles

2004/BIG DADA/BDCD075
1月に買いました。僕にとってのポップミュージック。フランスのアンダーグラウンドHIPHOP集団による即効チューン満載アルバム。最初はネット試聴して11曲目のトラックにヤられました。
 
ラブジョイ :
かけがえのないひととき

2005/F.M.N./FMN-037
グッドソングス14曲。いつか「ソレイユ」もCDで発表して欲しいです(初めて聴いたラブジョイの曲です。僕のなかでは代表曲)。JBも聴き逃しているので遠からず買いたいです。
Drawing 4-5 :
Long Way To Roma Built In A Day

2005/pelepop/plp034
サンプリングコラージュで素敵なポップミュージックを作り上げることは僕に近い世代の夢の一つではないかと思います。人との縁への感謝も切り離せない、夢に溢れた1枚。特典CDRに収録されたMCATMのナードラップチューンも必殺。
 
あふりらんぽ :
Urusa In Japan

2005/Ki/oon/KSCL-773-4
日頃ライブで見てるバンドの曲をカラオケが歌えるなんていうのはまず望むべくもないことだったはずなのですが…。先日「♪ぶっとばせーかっとばせー」と歌詞がカラオケ屋の画面に表示されたのを見てナンテコッタと思いました。ATPじゃギャロとショーンレノンが2人並んで楽しそうに見てるセレブ娯楽っぷりでした。サプライズ!
Josh Martinez :
Midriff Music

2005/hue/HUIP-1025
カナダのMCのオリジナルフルだと4th(?)。お洒落やなーと思いつつ、この聴きやすさは偉大だと思う。
 
頭士奈生樹 : III
2005/Org Records/ORG-020cd
ライブで聴かせる壮絶なギターソロが収録されているのかと思いきや、最小限のメロディで綴られた、長編全5曲の静かなアルバムでした。とても神聖で、緊張感のある作品。
Mohamed Khaznadji :
La Nouba vol.2 - Musique Classique Arabo-Andalouse -

1993/AAA/AAA074
民博でビデオを見て以来、ヌーバ(北アフリカのアラブ伝承音楽)のCDが欲しいと思い、取り寄せてもらったCD。はじまりと終わりがあいまいでおだやかで突拍子のない変拍子音楽。特に3曲目がやばい。
 
Oki : Tonkori
2005/Chikar Studio/CKR-0108
これはあちこちで年間ベストに選ばれてそうですね。ディレイのかかっている曲もありますが、トンコリの伝承曲をテープから現代に復元。酒が飲みたくなるマジカルな響き。
ジャック・ティボー(vln) :
モーツァルト「トルコ風」,他

2005/東芝EMI/TOCE15030
EMIクラシックス・グレイト・アーカイヴ・シリーズ全80枚中偶然耳にした1枚。録音は1929〜1945年。他にドビュッシー、シューベルトを収録。ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調が何回聴いてもわけがわからないです。頭が?で埋め尽くされたあと、いきなりシューベルトがマジメな面して現れるのが面白い。
 
Strategy :
Drumsolo's Delight

2003/Kranky/KRANK066
激安レーベルコンピで気に入ってアルバムを購入。使われている音がとても好みなエレクトロニカ。「プログレオタクが気に入るだけあってやっぱり名前がプログレっぽい」と友人に言われたが、そうすか?



ライブ

4/22 あふりらんぽ at ATP 外人バカウケ
4/23 Suicide at ATP アホすぎ!最強!
4/23 PJ Harvey at ATP かっこよすぎ!しびれた!
4/23 John Foxx at ATP NW!サイバー?!照明もかっこよかった
4/24 Gang Gang Dance at ATP 個性的NW。変わってるけど踊れるから偉い。
6/8 OKI at バナナホール 最新作の曲を耳にするや、バーカウンターへ泡盛をオーダー
8/12 友川カズキ at 磔磔 「サーカス」に泣いた
9/13 MAGMA at クラブクアトロ 「コンタルコス」スリリングすぎ!
10/2 頭士奈生樹 at ベアーズ 静謐さも壮絶さも
11/1 遠藤賢司 at SHANGRILA 「俺は勝つ」といつか言いたい
11/15 上原ひろみ at Hatch バカテクジャズロックでしかも、普通に楽しい
特に良かった!と強調したいライブは太字です。



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