2003/3/27(木)Club Citta' 川崎('03.5.3更新)

 

●レビュアー:ジェイ@web-master
 
いや〜行ってきました、FREAK KITCHEN! 初来日ですよ〜! わざわざ岡山から飛行機で行った甲斐がありました(実は新幹線より全然安いんですけどね)。詳しいレビューは間違い無くYG誌がやると思いますので、気付いた点等々、某B! 誌のこぼれ話風にまとめてみます。にしても、素晴らしい出来のライヴでした!

Set List
01. Blind(●)
02. Porno Daddy(★)
03. Silence!(■)
04. Nobody's Laughing(★)
05. Taste My Fist(▲)
06. Vaseline Bizniz(◆)
07. Ugly Side Of Me(■)
08. Seven Days In June(★)
09. Hateful Little People(★)
10. When Sam Played It Again(◎)
11. My New Haircut(◆)
12. Humiliation Song(★)
13. Snap(★)
14. Jerk(▲)
15. Heroin Breakfast(★)
16. Razor Flowers(★)
17. Propaganda Pie(★)
18. Walls Of Stupidity(▲)
19. Fractured Finger Phobia(※)
20. Frida's Dilemma(※)
21. La Bamba(◎)
22. See You In Pittsburgh(●)

 ●−Appetizer ▲−Spanking Hour ◆−Freak Kitchen ■−Dead Soulmen ★−Move
 ◎−Freak Guitar ※−Lead Guitar

★小雨降る中、前日まで予想では客数200人位ではなかろうかと思ってたんだけど(最悪2桁/大汗)、ぜーんぜん大丈夫でした。チッタの広いフロアの6割位が適度に埋まりましたよ。
 
★物販はTシャツ3種(各\2,000/安〜ぅ!)、例の牛キャラ(?)の手作りペンダント赤・黄・白3種(各\1,200)でした。Tシャツは安い上に数が異常に少なくて、あっという間に売り切れです。直前で買えなかった僕も含めて「なめとんのかー!?」って言いたい人も多いでしょう。別コーナーでは当然(?)CDの販売もやってて、購入者にはメンバー全員プラスJohanちゃんの直筆サイン色紙がついて来たのです。
 
★さらに別コーナーでは、なんとApple HornにLaneyアンプ(VH100Rだったかは憶えてない)を展示して、スーツ着た共和商会の方(たぶん)が客に対して商品説明らしき事をしてましたが、手ごたえあるとはとても思えん!(笑) とはいえ後日、私財を投げうって新品のApple Horn買っている管理人(爆)。で、この時展示されてたApple Hornに付いてたギター・ストラップにメンバー全員プラスJohanちゃんの直筆サインがしてあったのを見逃さなかったぜよ! 非売品だろーけど、ちょっと欲しい(笑)。
 
★で、その手作り牛ペンダントですが、誰が作ったか知ってますか? 実はYG誌('02.2月号)のIAのインタビュー中に「…ヨキアム(ショーペリ/dr)なんか、僕達バンドのために、牛のペンダントをハンドメイドで作ってくれたし…」のくだりがあるのですね。
 
★でもって僕は白の牛ペンダントを迷わず買いました。が、みんな黄色を買ってまして、「なんでー?」と思ったんですが、3rdアルバムのジャケにもあるように、これって黄色が正しいのー? どうやら僕はマキバオーとイメージがごっちゃになってたようです(大汗)。そもそも3色買うべきでした。
 
★ライブはFREAK KITCHENが世の中に初見参した曲である"Blind"でスタートしたんだけど、初っ端から凄い盛り上がりですよ〜! 歌詞を覚えてて一緒に歌ってる人も多いし。バンド側もそれに答えてか凄まじいボルテージ。上手過ぎる〜!? IAもあんなに弾きまくりながら、平気な顔して歌ってるし…。

 
★当初、前任に比べて「弱い」とか言われたりしてた覚えがあるんですが、全然そんな事はありませんでしたよ。特にBjornのドラムは圧巻でした。ベースのChristerも元々ヴォーカルだそうですが、不安は感じませんでしたよ。逆にヴォーカリストだった分、ステージングが上手かった。
 
★で、Christerはステージで変な日本語喋ってたけど、実は日本に住んでた事があるというのは、ほとんど知られてません。
 
★"Vaseline Bizniz"をプレイしたのは、日本のファンからのメールだかBBS書き込みでのリクエストに答えたものだそうです。
 
★そうそう。Caparisonのサイトで『新型Apple Hornが登場するかも?』とあったのはオレンジ色のサンド・ストーンでした。なかなかステージ映えしてたよ。
 
★"Ugly Side Of Me"の途中で一度ブレイクして、奏法記事でもお馴染みの膝の上でのピアノ弾き(ジェフ・ヒーリー風/例えが古いか…?)でパーカッシブなタッピング・プレイ。
 
★"Humiliation Song"でギターをスタンドに置いたと思いきや、ディルドーを10個程取り付けたホルスターのようなモノを身体に着けて登場! ココでは放送禁止ギリギリのMC炸裂!(爆) アノ可笑しさは言葉では表せません(笑)。更にP.Uで拾ったモーター・サウンドにワウを掛けて、それを観客全員に「音色」マネさせてやがんの! まさに会場が人間ワウ・ペダル!?(笑) 最後に一個会場に投げたのですが、それを拾った幸運の持ち主は
curryeaterさんです。ちなみにライヴ中にChristerが投げたペットボトルを受け取ったのはTakさん
 
★"Heroin Breakfast"では、これまたYG誌でお馴染みのダナ・フォン登場。で、MCでこれをネタに観客と掛け合い。「『メッセージをどうぞ』になったらお前らの名前を叫べー!」…ピー♪…「うおー!」…「お前ら名前が『うおー!』かよっ!?(苦笑) じゃあ今度はお前らのメアドを叫べー!」…ピー♪…「うおー!」…「メアドも『うおー!』かよっ!?(苦笑)」。…って、んなもん叫べるかよ!(笑)
 
★"Razor Flowers"はアルバム通りChristerがリード・ヴォーカル。サビの部分はバンドのリードで大合唱。予想以上に上手く歌えて、メンバーも感激。思わずChristerとIAが顔を見合わせてニッコリ!
 
★あ、もちろん代名詞(?)のホース・クリップを使用したトリッキー・プレイは至るトコで炸裂してましたよ。あのプレイも理屈は簡単なんだけど、素人にはちっとも同じ様にならないんだよね〜。
 
★この日のギターテクは、YG誌で抽選で当った人(俺ハズレ/笑)も手伝ってはいましたが、当然(?)メインはCaparisonのカンノさん。
 
★で後半、ステージ上でIAがカンノさんをからかってるのに気を取られて隙に、逆サイドからJohanがいつの間にか登場! ジャケット写真ではまだまだ子供だったのに、目の前にいるのはブロンドのロングヘアをなびかせた美しい少年でありました(背丈も170cmはあったな)。彼のソロアルバムから"Fractured Finger Phobia"、"Frida's Dilemma"を、バンドに混じってプレイ。『Mattiasクローン』とも言われたりしてますが、あの若さで信じられない程激ウマ! なのにギターを弾いてない時は、まともに声援に答えられない程頬を赤らめ照れちゃっててかわゆーいっ!(笑) いやホント、女の子みたいに可愛いんよ♪ ギターはやはりYamahaでした。
 
★ここで一応セットリスト終了。が、引っ込まずにそのままアンコールの"La Bamba"に傾れ込み! IAとJohanの師弟コンビのハモリが堪能できたのでした。
 
★でもって、本当のラスト"See You In Pittsburgh"。ここではギターを全てJohanに任せ(涼しい顔して弾いてました/笑)、IAはヴォーカルに専念。走り回って歌ってました。サビの歌詞を「See You In Japan」に変えたりしてサービス(?)。約2時間のステージでした。
 
★全員引っ込んでから、ギタークリニックまでのインターバルの間、会場の左右上方のスクリーンに"Nobody's Laughing"のプロモ(公式サイトでもアップされてるヤツ)がしつこい程(笑)繰り返し流されていたよ。
 
★クリニックは黄色いBUMBLEFOOTのTシャツに着替えたIA、通訳の女性、解説担当のカンノさん、の3人で行われました。内容的にはYG誌のDVDとかで見れるのと基本的に同じなんで、特に感慨は無かったなぁ(大汗)。だってDVDで見ようが、生で見ようが、ちょっとやそっとじゃ真似できないんだもん!(笑) ぽかーんってカンジ。てか、通訳・解説がタドタド過ぎだって!!
 
★今回のライヴにご一緒させてもらった
KSさん(現KENさん)は、『The Freak Guitar Camp 2002』に参加した唯一の日本人(言わばIAとは師弟関係ですな)。クリニック中にもIAにちょっと紹介されてました。
 
★そーいえば、YG誌で『IAとセッションが出来る権利』が当った人たちは、出て来なかったケド…? ライヴ前にやったんでしょうね。
 
総評。こんな楽しいライヴはなかなか無いよねー。待ちに待った待望の初来日の上、プレイ・パフォーマンス完璧、一般にも十分アピールするキャッチーなメロ、妙に可笑しいMC、etc...なもんで、観客も自然に飛び跳ねちゃう。そーいうのがバンド側にもフィードバックされて、メンバーも終止ニコニコ。IAも一体何回「Thank You!」という言葉を繰り返したことか…。こちらこそ「Thank You!」デス! ホント、一日でも早くの再来日を望みます。その時はもちろん全国でプレイして下さいな♪
 
★(おまけ)


思ひ出 その1打ち上げ会場前で…


思ひ出 その2/サインいろいろ…
(黒いのはギターのバックパネル)