資料館−吹奏楽の基礎


吹奏楽に関する基本的なことです。
吹奏楽とは以下の様な編成で演奏します。

木管楽器
ピッコロ・フルート・クラリネット・オーボエ・サクソフォーン・ファゴット

金管楽器
トランペット・ホルン・トロンボーン・ユーフォニアム・チューバ
打楽器
スネアドラム(小太鼓)・バスドラム(大太鼓)・ティンパニ・鉄琴類・木琴類・その他打楽器

弦楽器
コントラバス

上記は日本の吹奏楽の基本的な編成です。
プロ吹奏楽団や自衛隊の音楽隊などは弦楽器にハープが入ったりします。

基本的にバイオリン、ヴィオラ、チェロなどが入らない為、弦楽器の無い
オーケストラです。だから、ウインドオーケストラと呼ばれます。

日本には、現在1万を越えるアマチュア吹奏楽団や小中高吹奏楽部が存在します。
その点からも吹奏楽が盛んなのは、わかります。
 現在、吹奏楽はマーチを演奏する事からかなりの進化と発展を遂げ、吹奏楽オリジナル曲ができ、より交響的になりました。
自衛隊音楽隊など、今となっては、あまりのレベルに高さに入隊が困難になってきています。
日本の自衛隊音楽隊及び世界の軍楽隊は、行進曲を吹くだけでなく交響的な曲吹くようになってきました。そのため、芸術的にも大変な発達をしました。
それだけでなく、近年は日本でプロの吹奏楽団が飛躍的に増えました。
近年、映画やテレビ番組などで吹奏楽が取り上げられ吹奏楽ブームが起き、吹奏楽部員や吹奏楽のコンサートを聴きに行く人などが増えています。

 日本に吹奏楽が伝わってきたのは、1868年(明治2年)薩摩藩士の青年たちが横浜においてイギリスの軍楽隊長フェントンから指導を受けた時から、日本における吹奏楽の歴史が始まり、これがのちに陸・海軍軍楽隊の基をなしました。 フェントンから指導を受けた時から、日本における吹奏楽の歴史が始まり、これがのちに陸・海軍軍楽隊の基をなしました。  明治時代においては陸・海軍の軍楽隊の演奏によって、多くの西洋音楽が紹介せれて国民の理解を高めるのに役立ちました。 民間の吹奏楽団としては、東京市中音楽隊(1887年結成)され、この後次第に学校などにも吹奏楽部が出来たり鼓笛隊ができたりして吹奏楽コンクールが行われるなどしました。しかし、戦時中は吹奏楽コンクールは中止されたりしました。

 日本軍による真珠湾攻撃が行われた日の正午、軍艦行進曲の生演奏をバックに日本国民にラジオ放送で「大本営発表、帝国海軍は、本8日未明、太平洋において米英軍と戦闘態勢にはいれり」と伝えられました。太平洋戦争は、吹奏楽と共にその開戦を国民に告げました。 このように、日本に吹奏楽が普及した最も大きな理由は戦争であることは、悲しいながらも現実です。その後、吹奏楽は戦争の士気を上げるものとして活躍していきました。

 戦後の旧日本軍の解体により解体された軍楽隊の有志により吹奏楽団が結成されたりして吹奏楽がまた活気を取り戻してきました。
 戦後の復興で、アメリカの軍楽隊などの影響を受け警察・消防・警察予備隊(自衛隊)音楽隊が活動を始め、学校に楽器が普及していき吹奏楽部も増え吹奏楽コンクールが復活しました。日本吹奏楽の歴史はこのような感じです。




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