秋田吹奏楽団 定期演奏会に行く  2007. 4. 8


 秋田吹奏楽団の定期演奏会を聴きに行ってきました。お風呂に入ってから、昼過ぎ、普段は着る事のないジャケットなんぞ羽織って車へ。今回の会場は秋田県民会館で、駐車場がないので民間の駐車場にとめる。ん?何気に一杯なのでは…と思ったら、自分の車が最後の一角を埋めていたw 今回は事前にチケットを買わなかったので、受付で当日券を求めた。ちょうど開演の5分ほど前だった。プログラムを受け取ると、表紙の背景がスコア譜になっていてカッコ良かった。会場に入ると、去年は立ち見もいた気がするんだけど、今年は全員座っているうえまだ少し空席も見えた。あれ、満員だった去年に比べるとお客様は少ないのかな? 僕としてはラッキー。席が選べるのだ。音響的には、真ん中ぐらいが良いような気がするけど、僕は違う。目が悪いのもあって、一番前を選ぶ。よく見たいから。一番前と言うのは、なぜか、座るのに勇気が居る気がする。なんだか座りにくい。その証拠に、だいたい誰も座っていない。1列目2列目というのはよく空いているのを見かけるし、実はコンサートに限らず、会社や施設などの会議でもこれと似たような光景に遭遇する。さて、早速、演奏が始まるようだ。ワクワク。

 第1部は、吹奏楽オリジナル作品と、今年のコンクール課題曲がすべて聴ける。佐藤正人先生がすぐに入場してきた。一礼をすると拍手が。すごく礼がかっこいい。僕は指揮者の至近距離、2〜3mほどのところに座っているから、会場の誰よりも指揮者や演奏者の息づかいを感じることができる(に違いない)。1曲目は鈴木英史さんのイントラーダ"S-S-S"。プログラムにはEsの音がしつこく出てくる、とあるけど、全く意識しないで聴けた。いい曲ですね。というか、この楽団、やっぱり上手い。なんか音が違う。一つの音、伸ばしてるだけでもシビレる。いい音する。言葉でうまく言い表せない。(ピッチが精密に合ってるから?)2曲目は天野正道先生の Alas de Hierro 〜虚空に散った若き戦士達への鎮魂歌〜 これは、戦争と言う重いテーマを背負っています。こういった重いテーマというのは往々にして聴きづらくなるというのが僕の個人的な苦手意識としてあるんだけど、実はそんなことはなかった。指揮者が、壇に乗ってから下を向き、一瞬の間をおいた。この瞬間、空気が変わった。そして静かに最初の音が始まった。始まる前から、重い空気が感じられながらも、この曲は音楽として感動させらる作品になっていた。中間部のフォルティッシシモの辺りで、ビビビッ!!と来てしまった。こんな事はめったにないんじゃないだろうか。あまりうまくは書けないです。曲が終わると客席側から天野先生が登場。大拍手の中、ステージに上がり佐藤先生と握手をかわす。これに続いて、コンクール課題曲に移った。会場には多くの学生も来ているので、去年と同じように「課題曲Tをやる人、手を挙げて〜」という感じでアンケートを取った。よく見えなかったが、課題曲Wの「ブルースカイ」をやる学校がかなり多そうだった。天野先生によれば、今年の課題曲は、すべてマーチ、全部が4分の4拍子、調性も似ているので、違いが比較的少ない。だから曲の特徴を前面に出していくのが良さそうだとのこと。確かにそんな感じもする。ピッコロマーチは多分?今回で一番オーソドックスなマーチだと思いました。でもさすがにうまく工夫されているなぁ。飽きることなく終わりまで行って静かに終わった。意外にもピッコロが活躍しないのは印象に残った(笑) 続いて課題曲U「光と風の通り道」。これもオーソドックスなのだけど、第二マーチのメロディがすごくメロディアスで僕は好きだなぁ。トリオは静かになってメリハリがある。ピッコロが活躍するので「こっちが本当のピッコロマーチなのでは?」とか思った(笑) 続いて課題曲V「憧れの街」。良い意味で、一番マーチらしくないマーチだと思いました。なんだこれは!と思わせられる部分が数多くあり、天野先生も言うとおり、とんでもない仕掛けがある曲です。ユニークな作品で、聴き応えもありました。 最後に課題曲W、マーチ「ブルースカイ」。この前奏かっこいいな。きわめて普通な第一マーチですが、続く第二マーチがかっこ良く、かつキャッチーです。この曲もマンネリしない工夫か、色々なメロディが出てきますね。最後の賑やかな部分もなかなか聴き応えがありました。記憶で語るのには限界があるので、課題曲はこのへんでw




 第2部が、15分の休憩を挟んでから始まった。華やかなポップス・ステージです。と、その前に恒例の抽選コーナーが。賀内さんの楽しい司会で進行。このコーナーはチケット番号によって豪華な賞品が当たるものです。例えば、そうる透さんの使用済みドラムスティックとか、天野先生・佐藤先生のサイン入りCDとかとか。ほっし〜! 恒例のバナナ1ケースもw けど、僕は何も当たりませんでした。残念! さて、指揮はここから岩井直博先生に。今年も勢い良くギャグを飛ばして、会場は爆笑でした。第二部では、ドラムにそうる透さんを迎え、いきなりノリの良い「ドラムブギ」、「男と女」などの曲がスタートした。僕は3曲目の「ジェラシー」という、タンゴの曲が好きなので、特に注目した。でもこれ、アレンジがタンゴじゃなかった!(笑) ボサノバみたいな感じ。始まる前に「普通じゃないよ」と言ってたのはこのことか!?とか思ったw 個人的にはタンゴの、ザッザッザッというリズムも少しは聴きたかったです。続いての曲は「アクエリアス」。これ、めちゃくちゃカッコイイ。こういうの好きだなぁ。ロックっぽい感じで、低音がズンズン効いてて、分数になった和音がビシバシ来る感じ? チューバ2本でこんな迫力出るのか〜…などと思っていたら、あとで分かったけど、しっかりエレキベースが奥に居たw(低い自分の席からは見えなかった) 最後の曲は、「アメリカン・グラフィティー」。え?もう最後か・・・そんな。3時間と言う時間が、とても早く感じた。曲が終わると、盛大な拍手に包まれていた。岩井先生は退場しかけるも、すでにアンコールの拍手になっていた。期待に答え、指揮者はすぐに戻ってくる。「ちゃんと練習してるんですよ」そんなことを言いながら2曲演奏。アンコール2曲目の「ジャングル・・・なんとか」という曲の前奏で、いろんな動物の声が聴こえる。ホルンがパオ〜ン!とかやっている。上手い(笑) その中で、「助けてくれ〜」とかの叫び声が聴こえたり、コケコッコ〜w岩井先生「それはジャングルに居ないだろう!?いくらなんでも・・・」「え?エサ? なるほどな。エサねぇ。」会場は大爆笑。この曲はギャグなのかと思っていたら大間違い。始まると超・素敵な曲でした。どんな曲かはなんだか思い出せないんだけど、すごくかっこよかった気がする。

 


 まぁそんな感じで、楽しいコンサートは今年も終わってしまった。ほとんど誰も居なくなった会場の後ろの方でゆっくりアンケートを書いていたら、いつのまにか、ステージでは記念撮影が始まっていた。今日の演奏者達が揃っている。「いいな…」なんかそんな感情が沸いてくる。あんないい演奏ができて、あんな素敵な先生方と記念撮影までしちゃって…。僕なんか、近寄る口実もないから、正直、彼らが羨ましくなる。まぁそこに自分が入って居たとしても、ほとんど何も話せないだろうけど。自分はまだ、まともにお話できるほど知識も無いし。そんな、ただの一般聴衆の立場でしかない。もしかしたら、そんな悲しい気持ちになるから僕は、チューバ(楽器)を買ってみたり、作曲をしてコンクール課題曲に応募してみたりしているのかもしれない。なんなんだろう、この気持ちは一体。「憧れ」なのかな。一言で言うと。あまりに中途半端な憧れの形をしているのに。なぜか苦しい。恋に似ているかもしれない。と、恋人も居ない僕が言うのも説得力がないけどw 会場を出ると、夕日が輝いて、千秋公園の噴水が、きれいだった。今年は「晴れ」だった。去年のこの日は、会場を出ると鉛色の空で、雪がチラついていた事が思い出される。そして「服3枚じゃ少し寒いな」と思いながら、僕は駐車場に向かい、県議会議員選挙投票のため、近くの中学校へ向かおうとするのだった。




(画像説明)

左上: 岩井先生の指揮と、クラリネットで演奏に加わる佐藤先生
右上: オーボエと、低音セクション
左下: 天野先生のサックス、と思いきやマイクでシュビドゥビ言ってる!?
右下: 閉幕後の会場の様子

  第1部は、真剣に聴いていたので写真ゼロ! (しかも指揮者近すぎ)
  第2部、ポップスステージでは、席も移動し、楽しみながら写真をパチリ









テナーホルン  2007. 7. 23

 
 これ5月の話なんですけど・・・。アンサンブルもなかなかメンバーが集まりそうにないし、一人だけで何かできるたら面白いかなと思い、そんなのも視野に入れて楽器を買っちゃいました。多重録音でオリジナル曲を録音しちゃうってのも面白いかなと。本当は金管5重奏みたいなのがよかったけど、さすがに5種類もの楽器は揃えられないし、吹けもしないので。チューバの上に乗っかる中高音の楽器1本だけを用意しようと考えました。例えば4人分重ねて、擬似4重奏とか。で、自分が吹き易そうな楽器はなんだろうかと考えたところ、E♭管のアルトホルンが思いついたんですが、オークションで逃し続けてしまって、たまたま出てきた、このテナーホルン(B♭管)を購入することにしました。中古で安かったです〜。でもこれ、聞いた事のない楽器名で、ナゾが多いですね。ピストンのトロンボーンって感じかな?ユーフォニウムに比べ、やけに細管です。もしかしてバリトンと一緒では?などと思っていましたが、どうやらイギリスのバリトンに対して、ドイツのテナーホルンという、呼び方やルーツの違いみたいで、ほとんど似た楽器みたいですね。ちなみにメーカーはJマイケル、TH-650という型です。なんだかJマイケルには縁がありますね。とりあえず吹いてみた映像はこちらです。さて、今後どうなるのかわかりませんが、そのうちこの楽器が活躍することもあると思いますので、そのときまでお楽しみに。







サックスを体験  2007. 7. 23


 最近、どこかで作曲は習えないだろうか?と思った事がありました。今まで結構感覚的にやっていたので、ちょっと理論も勉強しないと。な〜んて考えて(笑) そんな頃、ヤ○ハ音楽教室で楽典のコースがあるって聞いて、どんなものかちょっと訊こうと思い お店に寄ってみたとき、チラッと目に入ったのが 「サクソフォーンの無料体験レッスン」 のチラシ。予想通り、音楽理論まで習うようなコースはないのを確認し、帰ろうとしたとき、廊下に貼ってあったこのチラシが気になってしまったのですねぇ。それで、前からサックスに興味があるあると言っていた、同じ秋田市内に住む きよと さんを誘って、無料レッスンを受けてきちゃいました(笑) さて、この体験レッスンは30分のみです。この日の講師はY岸先生。内容を考えて 先生の提案で10分早めにスタートしました。楽器の組み立て方から始まり、マウスピースでの発音、楽器での発音、そしてドレミ。最初に音がプェーって鳴った時は面白い!って思いましたね。初めての楽器なんてしばらくなかったので、これは新鮮でした。ドレミのあとはホワイトボードに書かれたカンタンな練習曲を3人で一緒に吹いてみました。その音色は、CDで聴くプロのような音には程遠いものでしたが、超オモシロイことは確か!(笑) 口のまわりの筋肉が発達していないので、ちょっと吹きにくかったですが、とにかく、メロディーを奏でている間と言うのは楽しいもんですね。終わってから2人で 「練習したいよねー」 などと共通の意見だったのですが、レッスンは申し込まずに帰ってきちゃいました。とりあえず検討ということで。ごめんなさいヤ○ハさん。ちなみに新しいヤ○ハのカード(クレジット)を作らないといけないそうです。これって面倒ですね?既存の僕のクレジットカードを使えないんですよ。カードはもう3枚も持っているし、ヤ○ハのオンラインメンバー(つまりプレイヤーズ王国)代金だってその1枚から毎月落ちてるのに。また、新たに作らないといけない。ちょっとバカバカしくありませんか。最近、どこへ行っても、なにかとクレジットカードを作らされそうになりますが、管理がわずらわしいです。○○の支払いはAのカード。××の支払いはBのカード。△△の支払いは・・・・・。それって、便利なようでいて面倒が増えている気がするのです。








吹奏楽コンクール 開催中  2007. 7. 23


 去る15日、吹奏楽コンクール 秋田県大会 社会人の部に行って来ました。実は会場を間違え、秋田市内の秋田県民会館に行ったら、大曲市民会館だったということに気づいて、メーター振り切らせつつ高速移動w このため途中からになってしまいましたが、よい演奏が聴けてよかったです。やっぱり、生演奏はCDで聴くより良いですね〜。そして、知らない曲で 「良い曲」 にめぐり合うのも楽しみの一つ。この日もありましたね。うん。 いろいろ挙げるとキリがないので、ひとつ意外なものとして、コンクール対象外のフェスティバルの部で演奏された、24年前の吹奏楽コンクール課題曲 「フェリスタス」 というのがありました。演奏者の中には当時学生として演奏したメンバーも入って居ました。これが意外にも 「じーん」 と来ました。会場のあの空気の中で「じーん」と感じれたのは、幸せだったと思う。あれは恐らく、演奏者の熱意のようなものが伝わって来たんだと思います。「音楽って、意識を乗せて発することができるんだ」 と思ったりもしました。 「生演奏を聴いているときは興奮状態にあるので、判断基準が変化して評価が高くなりがち」 と言う意見をある人から聞きました。まぁ、一理あるかもしれませんので、付け加えておきます。

 僕の聴きかたについて。僕の中では 「吹奏楽の演奏はかくあるべき」 という物がまだあまり確固たるものではありません。演奏を聴いても「ここはこうするべきだろう?」と言った突っ込みの感情は少なめです。ただ、ただ、ありのままを受け止めて「すごいな」の連続。これはこれで、とても楽しいものですが。いつも思うに、僕の中での「吹奏楽」は中学で止まったままなんですね。20年以上タイムカプセルのようになっていた訳で、年齢に対しては、あまりに無知で、盲目な状態です。(僕以外にも、そういうブランキーな人は結構多いとは思います。) 今はまだ、そういうものを頑張って埋めている段階なのかなって思います。正直、中3以降やっていない事を埋めるのはなかなか難しく、壁が厚いと感じているけど、今はその続きを勉強していると言う気でいます。逆の言い方をすれば、「今に見ていて下さい」ですか。(笑)

 さて、27日(金)〜29日(日)は、中学・高校の部があります! こちらも盛り上がること必至! 今年は、例年になく余裕のあるパターンで生活をしているので、できるだけ聴きに行きたいと思っています。こんな機会はめったにない! 今しかない! のように思ってます。え、どこかの楽団には入らないのかと?うーん。そうですね。始めたい気はあるんですが、仕事の関係で、遠くない未来に引越しという可能性もチラチラとしているので踏み切れないでいます。(プレ王と同じ日記でごめんなさい)









衝動買い  2007. 7. 25

 「ほんだらけ」 というお店に久しぶりに寄ったとき。1時間ぐらい、いろいろ古本を物色したあと、CDコーナーへ。 ここのCDコーナーではいつも 「吹奏楽があるわけがない」 と思いながら見に入るのですが、なんと、この日はあった!!「ジョン・ウイリアムズ吹奏楽ベスト」 金聖響&シエナ!スターウォーズから、JFK、ハリーポッターまで入ってる。 \1,300-でした。 即買い(笑) 新品買わないなんて、つくづく業界に貢献していませんね。気が付くと、本3冊、雑誌1冊、CD2枚で\3,750-の出費。 予定外だw 頭の中では 「よーく考えよう〜♪ お金は大事だよ〜♪」 …が鳴っていた。 さて、買い物の中身のほうですが、初歩的な和声の本があったので購入しました。 定価 \1,400- のところ、\600-。一見、初心者用のピアノの本のような(笑) アイアイという曲が何回も出てきます。なかなかやさしい書き方でよいですね〜。東京芸大出の女性の方が書いてます。で、CDの方ですが、このスターウォーズは、すごい圧倒されますね。テンポが、かなり速く感じました。










母校 「定期演奏会」 へ  2007. 11. 18





神戸市の紋章をつけたブロンズねこ  ちょっと太りすぎでは?
10月26日、当サイト管理人は秋田県秋田市から引っ越して神戸市民になりました。
演奏会の紹介の前に まずは、神戸市西区 と 明石市 のカンタンな紹介を全国の皆さんのために。






↑西神中央駅
ここ西区は、
神戸市 (人口約153万人)のベッドタウンの一つとして栄え、約25万人が暮らしています。
日本標準時、鯛、タコなどで有名な
明石市 のすぐ北側に位置し、近くに明石海峡大橋見える。
もともと小高い丘や田園風景が広がっていましたが、特にここ20年ほどの都市開発と人口増加はすさまじい。








西区内、管理人の現在の実家の裏庭にある 夏みかんの木  (10月)






一方、こちらは 明石市 です。当サイト管理人は 明石市民病院 で生まれ、学生時代のほとんど
を 明石市 で過ごしました。家庭の事情で引越しが多く、小学校3つと中学校2つに行きました。
この野々池中学校は入学時はまだ出来て6年目ぐらいでした。神戸市との境界線まであと100m
ぐらいのところに建っていて、周りは静かな住宅街に囲まれている。




吹奏楽部 の定期演奏会があると聞いていたので、観客として(OBとして?) なんと20数年ぶりに訪問。
中学生ってこんな小さかったっけ!?(笑) この学校は 西明石 にありますが、右の写真は少し離れて
明石駅前
の様子です。いや〜、明石駅は変わったねぇ。明石市の中心都市であり、西明石より少しだけ都会な感じですね。
日本標準時 の子午線がここを通っています。 北海道から沖縄まで、みんなココの時間に合わせてる訳なんですね〜。
駅のすぐ北側には天守閣のない
明石城 があり、少し東へ行く天文科学館 なんかがあります。
南側には 1kmもいかないうちに小さな漁港があり、そこは明石海峡。海の向こうには
淡路島 が見えます。
中3以降は転校しちゃって、こっちの明石が拠点になりました。 話せば長くなるねぇ。今回はまぁこのへんで(笑)






さて本題「定期演奏会」   2007. 11. 18


11月17日、20数年ぶりに 明石市立野々池中学校 を訪ねました。
ここで過ごした日々が、まるで昨日のことのように思えました。
なぜ中学生ではない自分がここに居るのか、しばらく不思議な感じでした。
想い出の中の時間は完全に止まって、封印されていたかの様ですね。
長らく縁のなくなっていたこの学校に、こんな形で戻ってくるなんて。
僕が入っていくと吹奏楽部の小編成の曲がすでに始まっていました。
うわ。中学生ってこんな小さかったっけ?(笑)
当時の制服は学ランでしたが、今はブレザーになっていますね。
響きがきれい! いい音してるなぁ。
上手いから?それとも小編成だから?
いや、音はしっかり出ている。上手くなったねぇ。
曲は 「献呈の勝利」、「元禄」 。
レコーダーを持っていましたが残念ながらこの部分は録音はなしです。
このあと急にメンバーが増えました。恐らく1〜3年まで全員かな。





■第2部は ポップス・ステージ

ヘッドフォン 「ルパン三世」
ちょっとリズムがヨレてるけど(笑) 16ビートがまさにブラバンノリかもしれない。
「千の風になって」 ・・・途中から歌のハモリパートがPA上で歪んでしまってたのは少し残念!
でも藤田先生は歌が上手いですね。録音を聴いた友人も 「歌課ご出身!?」といってました。
あとは「刑事ドラマメドレー」、「タッチ」、「情熱大陸」を。

■第3部は クラシック・ステージ
「ハンガリー狂詩曲」 に続いて…

ヘッドフォン 「フィンランディア」
この曲は9月に、盛岡で生オーケストラで聴いたばかり!
吹奏楽でやると、こんなカンジになるんですねぇ。

「ふるさと」等のアンコールが2曲あって、正式終了後・・・
引退する3年生への配慮か、片付けのBGM的に
今年のコンクール課題曲を演奏していました。(指揮者なしで)

ヘッドフォン マーチ 「憧れの街」
途中から片づけが始まっちゃうので騒がしいですがこんな雰囲気でした。
これは練習に練習を重ねた感じの音になってますね!
個人的にはすごく良い演奏だと思いましたが、みなさんはいかがだったでしょうか。

この演奏中、おおむね客が去った頃
誰の指示も受けずにOBと思われる者共がイスを片付け始めました。
なにやら自然に自分も参加。そして顧問の山脇先生と思われる声が奥から…
「バスケットで使うから打楽器だけ先に運ぼー」という声が聴こえ
気が付いたらシロホンやマリンバを舞台から下ろしたり
ゴロゴロ押したりしている自分が居ましたw
知り合いも見当たらなかったため、一段落ついたところで退出しました。

そうそう、知り合いがいそうなんだけど、わからない。
年代近いよこの人たち!?って女性の人が結構居たけど…
ぜんぜんわかりませんでした(^^;)
小さい子を連れた奥さん、みたいな感じの人も多かった(^^;)


あのチューバは・・・
時期的にそうなんでしょうけど、今は1年から3年まで、チューバが3名いるんですね。
僕が居た頃は、YBB-321 と YBB103 の2台しかなかったから、最大で2名。
コンクールとか舞台はいつもチューバ1名、コントラバス1名ということが多かったですね。
あの頃に比べると最近は多くのバンドが低音を増強しているなと感じてます。
いいサウンドです。この学校の3台のチューバのうち2台が、色が剥がれて年季が入っている。
あれは、僕が24年前に吹いてた奴かな・・・そう思いました。
2コ上のK先輩、そして1コ下の I君も。途中入部のO君も、みんなこれを吹いたんだなぁ。
僕が中2になってからは2台目の YBB-321 が新品で入ってきた。(1983年)
すごくピカピカだった。 (どれぐらいピカピカだったかは画像倉庫参照)
あの2台が、今目にしている年季の入った2台のチューバなんだろうと思った。
感動の再会? これほど楽器が大事にされているなんて、すごいと思った。


この定期演奏会は、今年で第27回
覚えていなかったけど、僕らの頃は第3回とか第4回だった ということになるんですね!
昔はもっと、たんたんとした演奏会だった気がしますが、今回はどうでしょう。
寸劇と笑いあり、ダンスありと、めちゃくちゃエンターテイメント性がアップしていたのが驚き、
そしてそれは観客として楽しめるものでした。
演奏も上手くなっているし、人を楽しませられるなんてのは大人でも難しいことですよね。
これは素敵なクラブ活動になっているなと思いました。
パワーを貰いました。ありがとう。







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