(第3回) 西ドイツ

3rd page  Western Germany
ようやく当時の旅日記が出てきたので正確な日付けや値段を交えて書くことが出来ます。


大陸へ渡り、生まれて初めての右側通行を体験した僕は はしゃぎ、
有り余る勢いでヨーロッパを時計回りに走り出した!


1988年 8月21日(日)、ルクセンブルグを出た僕は一般道を通って モゼール川沿いに 西ドイツ領 コプレンツへと向かった。途中 何回か 通り雨に降られたけど 丘にそびえたつ古城を見つけて写真を撮ったりした。川のある景色というのがこんなに綺麗とは・・・。 4時間後、コプレンツの街に入り、まずは宿を取った。Hoeggという宿で、ここはトラベラーズ・チェック(サインしないと使えないお金のような物)が使える。一泊35マルク(当時のレートで約3000円)だった。そういえば西ドイツに入ってから換金していなかったが、日本から持ってきていた10マルクのコインでなんとか夕食を取った。牛肉を焼いてコショウをかけた奴に、サラダにパン、ジュース。こんな感じだったと思う。この10マルクは、母が昔日本に持ちかえった物だ。母は若い頃、ヨーロッパに一人で何度か来たりしていて、50歳 を過ぎても時々「行きたいなー」と口にする。

川沿いの道路を走りながら、ちょっと歩道にバイクをとめて休憩。他の車とは違う、黄色の英国ナンバーをつけているので、旅のムードも満点だ。スメタナが作った、モルダウという音楽がありますが、これはモルダウの川ではないけれど、その雰囲気にぴったりです。


モゼール川に沿ってバイクを走らせると、所々に古城が見える。この川はコプレンツの街で、ライン川と繋がる。








8月22日(月)
、エーレン・ブライトシュタイン要塞へのぼる。「トンネルは真っ暗で怖かったし丘に上がるためのリフトは落ちそうで怖かった。丘の上の要塞に上がってみると、かなり観光用に現代的に手入れされていて、気分にひたれなかった。ただ、高いところから見る風景はすごくよかった。」・・・と日記には書かれている。

コプレンツの街の、小高い山の上に、古い要塞が見えます。石でつくられています。

「エーレン・ブライトシュタイン要塞」 はコプレンツの街を見渡せる高い位置にある









リフトで、要塞にあがってみると、現代ではないかのような雰囲気だった。
要塞の内部はまるで 「天空の城 ラピュタ」 に出てきそうな雰囲気だった。
当時の雰囲気が残っている部分にだけ、シャッターを切った。








次にたどりついた街、フランクフルトの商店街を歩いていると、中庭に小さな池があって、船の形をした、とても奇妙なオブジェが、ザバザバと動いていた。オブジェの大きさは、高さ2メートルぐらい。


同日、コプレンツを出発し、フランクフルトを経由して、ハイデルベルクへ向かった。フランクフルトといえば、「アルプスの少女 ハイジ」にも出てきた街だよね。ここで休憩したときに商店街の中にあったヘンテコリンなオブジェの写真を撮る。 4時間後、また通り雨に降られながらもハイデルベルクに着いた。そのとたんオイル切れ警告灯が点灯しだした。「ゲゲゲ、300kmに1リットルも使うんじゃねー、MBX! すごーい。」 ・・・と日記に書かれている。この街にはハイデルベルク大学があるので有名だ。町並みが素晴らしく綺麗。ここで泊まった宿は、朝食付きで50マルク(当時のレートで約4200円)だった。夜はかなり寒いので、地中海まで南下するまで、野宿は無理があるように思えた。













ホッケンハイム サーキット前の 自動車博物館 にて









この写真は、ズラリと展示された、博物館の中の古いバイクです。自転車のような、細いスポークで、色は黒くて、いかにも昔のバイクらしい。



8月23日(火)、ハイデルベルクを出発し、シュツットガルト経由でウルムに来た。途中、世界的に有名なサーキットがある「ホッケンハイム」に立ち寄る。「サーキットのコースには入れなかったが、策の外からちょっと見たらBMWみたいな車がボンボン走っていた。レーシング・カーみたい。目の前にモータースポーツ・ミュージアムがあったので、7マルクで入った。絵ハガキ買って、シールを貰った。」・・・と日記には書かれている。  バイクで1日に移動する距離は200〜300kmぐらいに設定していた。その関係で、ウルムに一泊する事になったし、全く観光地でもないヘンピな街にも一泊することがあるのが、この旅の特徴となった。もちろん、大まかなコースや日程はあらかじめ立てた計画にそって走っているのだけど、観光ガイドにも載っていない街には、宿屋があるのかさえもわからないまま、向かっていることもある。


さて、ウルムを出るといよいよ、リヒテンシュタインに向かう予定が待っているのだけど、この後どうなるのかは次回のお楽しみ。(笑) 







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