御挨拶

1991.6.09第6回定演 ザ・コンサートホール

まだHIRADに名前がなかった頃、誘われて『平戸』という喫茶店に顔を出したのは夏の暑い日だったと記憶しています。喫茶店のテーブルに楽譜を広げて合奏していると、学生時代によくやった“弾き合せ”を思いだしたりしました。休憩時間にアイスコーヒーを入れる姿を見て、Tさん(コンサートマスター)のことをこの喫茶店のマスターだと思ってしまったこともありました。(注:T氏は歴とした会社員です。) 練習するには、決して恵まれた状態とは言えませんでした。けれどメンバー一人一人にマンドリン音楽に対する情熱を感じとりました。

・・・・・・時は移り、次第にメンバーが充実し、HIRADも名古屋のマンドリンアンサンブルとして徐々に認めて貰える様になってきました。又、演奏会を重ねる毎に演奏スタイルも板に付いて来ました。ステージの面々を御覧になれば、皆が楽しそうに演奏している事をきっと感じ取って頂けると思います。普段の練習のような雰囲気で本番に臨むことが私達の夢なのですが、まだ硬くなってしまう場面もあろうかと思いまずが、本日も精一杯演奏致します。尚、本日は奈良のマンドリンアンサンブル“まほろば”のゲストステージも設けてありますので、こちらの演奏もお楽しみ下さい。

本日の御来聴有難うございました。           H.MO