指揮者紹介T

古谷 誠一(こたに せいいち)
東京大学文学部卒業。在学中から桐朋学園オーケストラ研究生(指導専攻)として、指揮を秋山和慶、堤俊作、尾高忠明の各氏に、作曲・ピアノを故矢代秋雄、三善晃、末吉保雄の各氏に師事。二期会中四国支部のモーツァルト「魔笛」公演を指揮して指揮活動を始める。
以降、長門美保歌劇団の「チャルダッシュの女王」、日本バレエ協会での「バヤデルカ」「シェラザード」、日生劇場での東宝ミュージカル「マイ・フェア・レディ」など活動の場を広げている。
「ドン・ジョヴァンニ」「ボエーム」「椿姫」等のオペラから「サウンド・オブ・ミュージック」「アニーよ銃をとれ」等のミュージカル、「カルミナ・ブラーナ」、ブリテンの「戦争レクイエム」、ヤナーチェクの「グラゴール・ミサ」、ヴェルディ、ベルリオーズの「レクイエム」などの大掛かりな舞台作品まで、手がけた作品はあらゆるジャンルにわたっている。
また、7年間にわたって日本オペレッタ協会の定期公演を手がけ、その間「ルクセンブルグ伯爵」「マリッツア伯爵婦人」「白馬亭」「微笑みの国」など、日本で演奏されることの少なかったオペレッタを数多く指揮して高い評価を得る。
東京シティフィル、新日フィル、九州交響楽団、関西フィル、N響団友オケ、名古屋フィルなど数多くのオーケストラを指揮。
1997年10月にはカーネギーホールにて、オペラ「日本の夜明け」(演奏会形式)をセント・ルークスオーケストラ・ニューヨークと協演し絶賛される。
2003年10月には韓国初のオペラハウスにおいて、オープニングフェスティバル「マダム バタフライ」を指揮して大成功をおさめる。
2005〜2006年、ボローニャ歌劇場にて研修。
2008年4月馬山市立交響楽団、5月ブダペストでショルティ記念オーケストラを指揮。
また、落語家春風亭小朝と組んだ音楽会も好評を博す。 現在、名古屋芸術大学客員教授、セントラル愛知交響楽団正指揮者。



寺島 康朗(てらしま やすあき)

寺島康朗さんは、平成31年4月8日急逝されました。
氏は1989年から2016年まで、27年間にわたり日野市民オーケストラの定期演奏会の指揮をして下さいました。また、当団の演奏レベルの向上に、多大な貢献をされました。ここに深い感謝と哀悼の意を表します。寺島康朗さんのご冥福を心より、お祈り申し上げます。