'56/JW徹底比較
先日jw(Jimmy Wallace)を購入した際、
”最近のギブソンって日本人が作ったみたいに良くできてるね!”
と言ったところ
”いやぁーまだまだ”
と言われた。
恐らく○ーカイ辺りの出来の良さをご存じと見た。
と言うことで本物(59年製)と比較出来ると良いのだが(ke○guitarsでやっている)、hidebooなりに50年代のレスポールとJWの比較をしてみたいと思う。
少々、画像が多いため表示に時間が掛かってしまったらご容赦願いたい。
ヘッド
ご覧の通りJWの方がややスリムな感じ。ただ'56はオーバーラッカーされているため塗装が”ぼてっ”としているがJWはメイプルの付き板の木目が透けて見えるほど塗装が薄い。
ヘッドの角度は見事に一致!でもJWの6弦のテンションが弱いように感じるのは何故だろう?
ややJWの方がネック側くびれ部分が立って居る。うるさいことを言うと(やや見難いが)シリアルスタンプの書体がやや違う(約40年の間に前のスタンプは潰れてしまったらしい^^;)JWの塗装の薄さがお解り頂けるだろうか?ペグは’56がグローバー(偏愛日記その1参照)、JWは”GibsonDeluxe”であるがオリジナルクルーソンより1.5mm程シャフトが長い。(比較したのはpegコレクションの一つこぶクルーソンデラックス)
ネックまわり
左がJW、右が’56、ポジションマークはJWの方がやや緑ががっている。
ボディまわり
トップアーチは驚いたことにJWの方が大きい。従ってネック仕込み角(写真上)はJWの方が角度がきつい。ネックジョイント部はJWの方がやや丸い印象。
バインディングは”ヒストリック物は太い”と言われているが実際は0.5mmも違わない。多分色のせいだと思う。(良く似て居るんだけれどややJWのほうが白っぽい)
ジャックプレートはご覧の通りJWは角が丸い。又、’56は2枚重ねとなっている。
JWが×な所
まずブリッジ。ご多分に漏れず弦高がバラバラ。(レスポールで弦高がキッチリあった物はお目に掛かったことがない。)大体3/4弦が低く1/6弦が高い。ネックのアールとブリッジ駒の高さが合っていないのが原因。(大抵レスポールを入手すると一番始めに手を入れるところは此処)
又、ブリッジのバネ(駒押さえ)の鳴りも気になるのでバネを外す方針。(または、別の物を載せると言う選択肢が有るので検討中)
ブリッジは偏愛日記その2でお知らせしたとおり、アルミダイキャスト製の軽い物に変えたが、元に戻す予定。(この理由は後日手を入れ終わった時にお知らせする予定)。
次にピックアップセレクタスイッチ。ストロークがやや短く使用感が好きでない。ディマジオ辺りの交換パーツに変更するつもり。
最もいただけないのがキャピティー内(左上がJW・上が'56)。何故スイッチに行く線に対し、こんな大きな穴が必要なのか。
又、シールドプレートは外し、スイッチに行っている線は網シールド線に変えたい。(アッセンブリ化して生産性を向上させようとしているのはよく分かるのだが・・・)ポットはロングネック以外使えない(’56は通常のポットで交換可能。見難いが左写真でメイプル部分がやや削り込まれて居るのが分かるだろうか?)
コンデンサーは色々試してみてから・・・と思っている。(因みに’56にもまだコンデンサが載っていない・・・・お楽しみに!)