Ja,Zoo


1998.11.21

1.SPREAD BEAVER
2.ROCKET DIVE
3.LEATHER FACE
4.PINK SPIDER
5.DOUBT '97(MIXEDLEMONed JELLY MIX)
6.FISH SCRATCH FEVER
7.ever free
8.BREEDING
9.HURRY GO ROUND
10.PINK CLOUD ASSEMBLY

 この『Ja,Zoo』はhide壮大な遺書アルバム」であり、「世相風刺アルバム2(暴露アルバム)」なのではないかと思えてくる。
 それには、このアルバムタイトルの『Ja,Zoo』はなぜ付けられたんだろうか。っという事を知る必要がある。
 まず、hideは生前、雑誌(rockin on JAPANの1998年の6月号)で、仮タイトルが「Ja,Zoo」だと、ハッキリ言っていて、それにインスパイアされたり指針になっていると言っていた。
 そして、他の雑誌(アリーナサーティセブンの1998年の6月号)で、こういうことを言っている。13ページです。

 hide「心で思っていることを、1個の言葉で表現するのって、難しいでしょ。」

これで分かると思うが、hideは喋ったり、書いたりするときは1つの単語に、同時にいろいろな意味を持たすように言ったり書いたりしているのだ(たぶんkの影響かもしれない。)。
 その雑誌でも、仮タイトル(Ja,Zoo)のことを、こう言っている。おなじく13ページの最後の方より。

 hideカラーチャートみたいなもんだよ。赤ってひとことで言っても、出てくる赤はいくらでもある」。

 ここで、注意して頂きたいのは、「カラーチャート」って言う言葉。この言葉を分けてみると「カラー」は、「色」の他に、「服などの襟のカラー」もあるし、もっと調べれば、「犬などに首輪をつける」、「逮捕、逮捕者」、「えり首をつかまえる=犯人をつかまえる」、「hot under the collerで、興奮して」、「人を引き止める」 、「アメフトでタックルする」(kにとってはこれがものすごく意味合いを持つ、ヒントはピンクスパイダー)と言うようにいろいろな意味があって、すべて当てはまるように一言で言っている。
 そして、「チャート」も意味があって、「ジャズの編曲」、「競走馬成績表」(この「馬」っていうのに意味があって…ポニー…)、「カルテを書く」、「大まかな計画をたてる」、「海図で決める」(これもkに関係しているのだが話せません、ピンクスパイダーのクリップで女が飛び込むことに関係してある)など。
 そして、この2つを交互に照らし合わせて見ると驚くべき共通(kとの)が見られて来るだろう。「首輪(犬に)をつける、計画を立てる」なんて、まるで…。
 また、hideはダメ押しに、こうゆう関連ヒントをくれている。雑誌(rockin on JAPANの1998年の6月号の47ページ真ん中)

 hide「…チャートって運動会みたいなもんじゃん(笑)。…そこでなんとか快勝したい、しかもフリークスみたいなのが走り出せたら更に応援してやんなきゃいけないっちゅう…」

 ここで「チャート」を「競馬場」として、「フリークス」を「馬」ととらえるならば意味が判ってくるだろう。
 
 “JA、ZOO”という仮タイトルについて、hideいわく、「日本とは?」という意味で付けたといっているが、これまたそれだけではないように思う。
 では、なぜ、「Ja」は「ジャ」と読まず、「」と読むのだろう。
 その答えは「似てる」からだと思う。何が似ているのかというと「」の文字に似ているのだ。これを 見てもらいたい。
 たぶんそう書きたかったんだと思うよ。そしてジャケットの絵、ミョーにに似てなくもない人(キミ達には判んないか)が檻の中でまわりのケモノたちに見世物にされている。
 発売日も当時「5月16日」(6月とか9月だという説もある)にされていたそうで(雑誌「UV」Vol 31、17ページより)、「5月16日」で「檻の中?
 これでピンとくる人はスゴイ。それと同一視されていたんだなあ。きっと。業界の人たちからね。
 しかし、hideが死んで発売日が変わった、この「11月21日」っていうのも意味があるんだなあ。きっと。
 ちなみに参考ていどに、kの誕生日は2.21のうお座。そして「11」で想像することは?

 では次に、「Ja」と「Zoo」に分けて考えてみる。
 第1。「Ja」を「日本」、そして、「Zoo」を英語のスラングで考えてみると、「日本は(Ja)、ごちゃごちゃしてやかましい(Zoo)」。
 第2。「Ja」は「さようなら」である。それを「tra-la」と書くなら発音がトラに似ている。そして、「Zoo」は「檻」とすると「さようなら、檻」。
 そして、檻は英語で「ケージ」というので、「ケージ」と言えば「刑事」(英語でディック、エースなどと呼ばれる)。だから、たぶん、「さようなら(ハイ=やあ)、刑事(ディック、エース=1)」は一気に関係づけられるだろう。
 また、「ディック」(エース)が生殖器の名前って知ってた?
 第3。「Ja」は英語で「did you」なんで、「did you, zoo」(あなたと動物園をしてしまいました)。「did you zoo」(動物園をあなたにしてしまいました)。まるで暗号のようになってしまった(笑)。
 第4。「Ja」が人の尿を排出する音なので、それは「小便」(英語でPee)である。この「Pee」の発音はテレビで放送禁止用語が言われる時に流される音にとてもよく似ている。
 だから、「話すことができない動物園 (動物園について話すな)」か「放送することができない動物園」である。なぜなら、犯罪が明るみに出るからである。ばれかけてもひた隠し(日高くし)。
 第5。日本語では「Ya,zoo」と読むので、そのまま言うなら、「あなた動物園」。要するに、「あなたは上の1番目で言った者である」。または、「あなたは檻の中にいる」。
 より簡単に言うなら、「あなた、それはお笑いだよ」。「笑」(ショウ)と見世物の「Show」(ショウ)をかけてる。

 曲紹介に行く。
 「SPREAD BEAVER」。「クソったれがー」とか「クソっ、ティガー(タイガー)」とか聞こえてくるね。曲はスゴクいい。2:19秒のところで、hideが何か言っているのだが、私には2通り聞こえる。ぜひ聞いてみて欲しい。

 「ROCKET DIVE」。「虎穴に入らずんば…」の曲。あとは「rocket〜」のページで。

 「LEATHER FACE」。この曲も「三見一体」(とアナとhideの事を同じ言葉で同時に表現している)の曲。「LEATHER FACE」とは「皮の顔」。「ワケがわからない奴」、そして「川の顔」という意味もあったりして。
 「アクセス」は接触とか接近とかいう意味もある。 「ハイリスクローリターン」は高い金かけてあんまり意味のない結果でとかいう意味。「愛」って私のことを言ってるの。「ネズミに怯える」。にとってネズミとは…(ヒントは有名)。また、ネズミに怯えるものはナニ?
 そして、「ノッペラボウ」は「背が高く、何の変化もない生活をおくっている愚かな奴」のことを言う。
今さらですが」もよく聴くとkに関係することを言っているんですが。

 「PINK SPIDER」「ピンクスパイダー」ページを参照。

 「DOUBT」はhideのお気に入りであるが、なぜかというと変化球投手のhideにはめずらしくストレートに表現している曲だから。これを「フリークアウト」というのは 適切でないように思う。確かに「興奮する」って事にはあっているが、決して「異常」な詩ではなく真実を言っているからだ。

 「FISH SCRATCH FEVER」は私のお気に入り曲で、「およげタイヤキ君」のhide版(笑)。「SCRATCH」は「引っかく(引っかくといえば?)」、「傷つける」、背中をかいたりする物は? そして「SCRATCH」 は「ペンがこすれる音」という意味もあり、これに「of the pen」を付けると「一筆書く」になる。hideが「FISH」を「please」のように歌っていることにも注意。「クジラおやじ」は「ホエール(吠える)おやじ」のこと。
 この曲は「rocket〜」、「ピンク〜」、「ever〜」をまとめて比較的わかりやすく歌っている。そして、「聞こえない」(後で付け加えられたかも知れないけど)という言葉は、私にはあの曲に対してではではないだろうか…。

 「ever free」。この曲は「HIDE YOUR FACE」の中のあの曲に連結しているのでは。あと判らない点は「ever〜」ページで。

 「BREEDING」の意味は「繁殖」とか「品種改良」いう意味である。ナニを品種改良して「自由に扱えるもの(master)」は「ムシ」を虐待しているんでしょうね。
 そして、この曲はhideの「言い分け」的なものでもあるし、hideなりの「自分」を歌った曲。

 「HURRY GO ROUND」。hideの「遺書」のように聞こえてきて、心うたれる曲。
 詳しい事は、こちらのページに。

 最後の曲となる、「PINK CLOUD ASSEMBLY」は、「起承転結」でいうならば「」になる。hideの予想だが。
 そして、hideの言う「日本とは?」に対する答えでもある。答えは「妄想のくもの集団」(笑)。「pink」には「妄想」という意味はないと思うのだが、あえてhideが「妄想」としたのは、 「paranoia」とか「delusion」を言いたかったのではないだろうか。
 「paranoia」=パラノイアまたの名を「偏執病」。偏執とは「偏った意見によって他を寄せ付けない事」、「他を恨みそねむこと」
 「delusion」=「惑わし、だまし、欺き、惑い、だまされた状態」。どちらも妄想である。
 「cloud」はただ単に「雲」とかいう意味があるけど、また「暗くする」という意味もある。
 だから、簡単に言うと「日本とは?」、「偏執で暗くさせる集団」になる。そして詩の中には今までの曲で、さんざん判らないように言ってたんですけど、この詩はハッキリと書いてるね(笑)。
」は「テレビ画面」や「テレビ業界全般」。「空の下で」はkに例えるなら「テレビの奴等に監視されてるアンダーグラウンドで」というふうになる。「自由」はhideに言わしてみれば「くも」になるね。 「カゴ」はあえて曖昧にしていて、「籠」とか「加護」とか他にも調べたら意外な発見もするかも。
 とにかくhideはこのアルバムを通して何かを早く伝えたかったのだと思う。やはりこのアルバムは『Ja,Zoo』に対して作られたものだし、これが「遺書」じゃ無いとすればなんなんだろう…。

 以上で曲解説は終わりますが、何回も言うけど、これが「すべて」じゃあないからね。
 ちなみに私はこのアルバムのジャケットをみると、あるものを思い出す。もしかしたら関係(リンク)しているかも知れないので参考ていどにこれをみてください。実はアポクリファの4話ぐらいとも関係してある。



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