ever free


1998.5.27

 「ever free」とは、疑問文で「自由なのか?」とか「けっして自由…ではない」、「いつか自由になれば…」とかいう意味である。そのほか肯定的に「ずっと…」  とかいう意味である。

 hideはこの曲を、

ピンクスパイダーと同じ事を歌っている(「rockin'on japan.」98年6月号39ページより)

といって、

かなり抽象的だから(ピンクスパイダーが)、これだけではよく伝わんないかなっていう部分は、「ever〜」でわりと具体的に歌っている(「アリーナサーティセブン」98年6月号12ページより)

と言った。

 この詩は、「ピンクスパイダー」の結果、「自由」も「」ないんだよ。という事を言いたいのだと思う。とにかく「ピンクスパイダー」の結果なのだ。
 私はこの詩を読むとkの書いた元祖「名もなき詩」返歌に思えてしかたがない。
 それは、「」と「自由」、どちらをとってもどちらか犠牲にしなければならない。だから、どちらにいっても自由なんてないんだ。と言うこと。
 hideがわりと具体的に歌っている。と言うところはおそらく最初の英語の部分だろう。「let…」。
 そして、この曲もいくつかの意味があることに気付く。

 第1。さっき言った、「自由なんてありゃしないんだぁ…。」っていう事。kに対してだと思う。
 第2。「ever」というのは、アダム(旧約聖書で最初に作られた人間)とエヴァにかけているという事。 決して食べてはいけないモノを食べてしまった女性。詩の内容も最初そんな感じで歌っている。
だから、「そんな事(ピンク〜のこと)、しちゃダメ」っていう事を言いたかったんじゃないかな。
 第3。上とおなじ詩の内容が、「売女」や「遊女」のようにも書いてあるのがポイント。
 「遊女」のことを「籠の鳥(かごのとり)」というのです。辞書でどっちか調べてみて。
 第4。「ずっとタダ(無料)で…している。」という意味にもとれる。
 第5。日本語的にいうと、「エヴァのフリしてるの?」みたいな、意味合いを込めているんじゃないかな。
 第6。最後に、もじって考えてみて、「エバ(餌ば)、ふり(瓜、降、風、振、不利、不離)」。この「餌ば」は、「魚、鳥、獣を誘うためのえさ」、もう1つは「他人の欲望を満たすもの、欲望の犠牲になるものや人」、また「人を誘惑したり、だまして引き寄せる為に利用するもの」
 「ふり」は、いっぱいあって、「瓜(ウリとも言う)=女陰」、「降=降ってくる(降伏してくるなど)」、「振(風)=恋人を振る(断る)」は、15個ぐらい意味があって、いちいち書けないから、適当などを抜選すると、「まことしやかに見せかけるさま」、「料理屋、旅館、遊女屋などに客が来るときに一見(いちげん)であること」、
 「正常でないこと、狂い」、「和服の長い袖の八口(やつくち)をいう」。
 こうしてみると、全体(ROCKET〜、ピンク〜)を通して、非常に関連してくるのが分かるでしょう。
 今回はあまり難解な語句がないけど、具体的に紹介しよう。

 「let me,let me free, let me out」。提案、要求語で、「私を…、私を自由にさせて…、私を外に出して…。」
 「ナクシタ」。これをカタカナで書いてあることが何か意味があると思う。hideはアンダーグラウンドが好きそうなんで、「無く下」なんじゃない。
 「デタラメ」は、「無責任」という意味。kの詩と比較してくれ。
 「胸の中で震えてる」と聴いて連想するのはハートがフルえる。
 「割れた太陽」は「割れた」の部分は「ファンレター」に聞こえてくる。hideはこう言ったような「gentleman」を「ジャパン」という独特な言い方をしているからこれも。太陽はわからん。
 「」は才能とか素質、または能力(ちから)。
 「In your sight」は「あなたの見えてるところに」つまり「そこに」

 以上で「rocket〜」から「ever〜」まで、3部作を紹介してきましたが、これは私(グノーシス)の意見だがこの3曲は、全体として何か意味のあるようにしてあると思う。
 例えば「いったんロケットは飛んだしかし落ちた出るクイは打たれる)、その原因はピンクスパイダー。それでever free状態。」。また、 すべての人たちに、この業界つまり「オーバーグラウンド(テレビ業界など)」に「入って来い!」と「呼びかけ」つつ、実態を「ピンクスパイダー」で 暴露して(判らないように抽象的に)、「自由が無くなる」ので、禁断の果実を「食べちゃ(何も知らず入ってきちゃ)ダメ」といいたいのではないか。
またこのシリーズは、「起・承・転・結」で出来ていると思う。
 「」にあたるのが「roket dive」。
 「」にあたるのが「ピンクスパイダー」で。
 この曲が「」にあたるのだ。
 じゃあ、「」になるのは、「ピンクスパイダー」の続編と言われている「PINK CLOUD ASSEMBLY」になるんじゃないかな。「」は、あくまでもhideの予想だとおもうけど、さあどうなるか!!
 
 余談だが(またかよ)、「ever free」のカード。年老いたアダムと思われる男性が「お金」に変わっているって事は「最初の男は金になる」っていうこと?
 そしてもう1つ、「everybody Loves money...?」と書いてあるが直訳すると「だれでもお金が好きだ」になるけど、ちょっとひねってみると「誰もがマネが好き」とも言える。
 とすると、考えられる言葉は、「誰もがmonomania(モノマニア)が好きだ」と成るではないか(笑)。
 *注「monomania」とは、またの名を「偏執狂」。「ある物事(1つの事)に対して、異常に執着し、病的な態度を示す人…」。


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