スーパーウエポン(オレ鮎風)の作り方


見やすいようにカラーの太糸使いました


古い仕掛けで、いまさらですが、、、
以前撮っておいた写真を整理しました。

ひと冬越すと作り方を忘れてしまうので
どっちかというと自分用に解説を保存、、バキッ(x_x) ☆\(^^;)


■その特徴

 ・まずはなんとゆっても、、穂先の安定しないヒト向き(爆)

 ・つまり、多少乱暴な扱いでも囮元気

 ・かなりのキツい瀬でも使える(タマ1.5〜2号換算)

 ・タマなしでも、タマ有りでも使える

 ・小さいのが掛かったときは(アゴ付きなので・背バリは)外れない

 ・大きいのが掛かったときは外れる

 ・元気の良いヤツなら、小でも、中でも外れる

 ・カミ飛ばしが遠慮なくできる

 ・トロで大おばせするヒトには最適


■用意するもの

 ・鼻環ならなんでも

 ・ピンピン、ツンツンのハリス(1.5号〜2号)ブランコ用

  ( ↑ 確か「ユニチカ」だったかな〜、忘れた)

 ・下の方のハリス(やわらかめ)

 ・山女魚バリ(大きめ〜超・大きめ = 背バリ用)

 ・サカバリ&ハリス止め




■手順1 【サカバリ作り】

 ・たまたま在庫品がでかいので、少しカットする


 他のパーツはでかくてもいいが、これは小さい方が良い
 小さいハリの方が刺さりがよい・ケツが軽くなる等・・


 ・ハリス止めと連結する


 ナイロン01〜015号できっちりと巻き、トックリ2回の後、
 瞬間アロン(これがイイカゲンなので度々壊れるんだなー)


■手順2 <ブランコ作り>

  ※見やすいようにダミーの太糸使ってます・・・

 ・一回結びの『わ』にマチバリを


 
 ・キッチリしめる(左右に引けばよい)


  おい、急にフラッシュなしか?

 ・さらにもう一個まとめ縛りをする


  どんどん画質悪くなる・・・

 ・3〜5mmくらいでとめる


  クロの色が・・・

 ・こんなカンジ


 もう画質最低 (・_;*ヾ(-_-;) キミ・アノネ〜

 ・3cmくらいに8の字、その上に一回結びする


  このコブに水糸のチチワがくるので、ダンゴを大きくするわけ

 ・これでブランコ完成〜!




 ・次は何かね?・・・

  ■手順3 <鼻環のスベリ台作り>


  ピンピンのハリス 向こう側が下にして輪っか 一個目


  もう一個、同じ輪っかを作り 最初のヤツの上に重ねる


  こうなる

 ・それに鼻環を引っかける


  こんなカンジ・・・

 ・それを縮めてぎゅーっと引っ張ると、、


  こうなる。。引けば引くほど強く締まる

 ※これはその昔、ムラタマンに教わったやりかたやで〜

  何結びっていうんや、コレ?

  まあ、このタイプでない鼻環なら適当にやればよろし

  これはこれでいろいろ使えるから覚えておくと便利やで〜


 ・ほな、次いこか〜っ!


  そのしばり目の上に輪っかを近づけるんや
  左右に広げるんやで〜
  アロンしておくと安心やがな

  さらにもう一個を根本から 3〜5mmに


  ありゃ!? ちょっと遠すぎたかな?(笑) 
  まあいいや、こんなんでも大丈夫やて

  しかし、、、今時、こんなハナカン使ってる人いるんかいな。。。ふっ


  さて、滑り台が出来上がったので、
  これの片側カットしたら、ブランコを通しましょう

  通すときに「いい気持ち〜♪」とゆおう
  それにしても見本とはいえ、、ぶっといなあ

  そしたら、

 ・クロの糸の方の長さを決めて、カット!

 ・その先端にライターで焼き玉を作る

 ・燃やしすぎないよう! ライターの火の下の方で焦がすこと




■手順4<ハナカン下(スライド式)作り>

 ・大体、こういうものを作る

  前の方の先端は焼き玉ね
  後の方はダンゴ結びを2カ所、
  いちばん後のダンゴは超デカくしてつまみやすくする

  これをハナカンと背バリと合わせてしばるわけ



 ・まず、最初に作っておいたサカバリと

  下ハリス(見やすいようにオレンジ太糸ダミーにした)を

  合わせて一緒に持つ


  それを、同じナイロン極細根巻き糸でグルグル巻きにする

 ・この時のコツと手順は

  ●根巻き糸の先端を、モノをつかんでいる人差し指の

   「背中側」と「中指のハラ」で押さえること、

   そして、巻き始めのラインの上をさらに巻くこと

   (やればワカル)

  ●巻き方は力を入れすぎるとダメ、ゆるすぎてもダメ、

   なぜなら「適度な力」でサカバリが動かねばならぬから

   まずは、テキトーに巻いてから、動かしてみるヨロシ

  ●一往復ぐらいできっちり結ばれるのが理想

   でもそんなにうまくはゆかない

  ●巻き終わりは左向きのトックリを2回

  ●余分糸をカットして、動きの良さを確認したら、

   根巻き部分にアロン!

   そしたらティッシュで拭いて! 即 動かす!!

   前後に2回くらい動かす!!

   これをしないと固定式になってしまうわけや〜


■手順5 <合体!>



  この際、ハッキリ言っておくけど、こんなデカイ背バリを使うのは

  オレ鮎くらいなもんだろう、エッヘン! (`_´)


  それはともかく、なんで、デッコイ山女魚バリなのか?


   ●これならどこでも売ってる

   ●仕掛けが作りやすい(年寄りはみんなそうだ)

   ●タモの中ですぐめっかる・色つきだしー

   ●入れ掛かりの時にサッとつまめて、ブスッと刺せる、

    なにしろ仕事が早い・早い

   ●引き抜いたタモの中で、背バリが向こう側(外側)へ抜けたりしない

    抜けちゃうと、もう、すんごく面倒! 入れポン優先!

   ●カエシがあるので、後にいくら引っ張っても、絶対抜けない

    だからゆったように、大オバセのカミとばしがビシバシできる

    (このパターンのSWは背バリが抜けると釣りにならない)

   ●デカイことをヒトに自慢できる、、ふっ

    まあ、慣れないうちは 全体がこれの2/3程度のサイズで

    作ればよろしい。

    小さい背バリきり使ってないヒトには 大の良さが

    わかんねえだるなー



  で、ともかく、ハナカン方面と下のハリスとを、

  そのでっこいサカバリの背中で重ね、がんがん縛る、そしてアロン!

  ◎この際、注意すべきは

    「必ずハリ軸の一番上からカーブの手前までキッチリ巻くこと!」

   これをしないと背バリが抜けるべき時抜けないからね。。

  これで、出来上がり、完成〜! お疲れ様でした〜〜

  で、これを量産するには、各パーツごとにまとめて作っちゃう方が早い。


  え、、、もしかして、、、これって、、、量産???


  わはは、ばれたか〜〜!

  こういう雑なんでも、鮎は人並みか、たまにはそれ以上釣れるから

  心配イラナ〜〜イ! 


 ■出来上がりは、このようにして、例の袋で収納すると、

  ハナカン回りだけで、常時・各種・かる〜く50〜60本は

  コンパクトに胸ポケ収納できる。


 ■逆にゆえば、、最低でも「各種」合わせて 50〜60本くらいの

  ハナカン周りを持たずに釣りをするな、乃至、

  それくらい持ってないと臨機応変な釣りが出来ない、つうことさ。


 ■ふたつ折りにして、尻尾のコブだけ出しておくと、スッと

  一本づつ抜ける。トラブらず、超・便利で能率的。


 ■糸の色なんかで種類を区分けしておけば、よりベター。

  (どんな色でも、一応、鮎は掛かるから心配なし)

  なお、特にオレンジの糸を使うと、野鮎の追いはいつもより激しい。。



  か、どうかは、皆さん、ご自分で試しましょう(笑)
  

  言い忘れた。。

  オレ鮎は基本的に天然河川しか行かないので、型がバラバラ。

  それで、サイズ合わせで、サカバリを可動式にしている。

  その可動式には、上記のやり方と、三つ編み方式がある。

  三つ編み方式なら下図参照。


  で、コレもチョイスすべき。

 ■背釣り・大物が掛かる場合は、上記の中ハリス1本タイプがよい

  理由は、一発目のドッカンッ!の時にショックアブソになるので。

 ■オヨガセ主体の場合は、編み付けがよい

  理由は、三つ編みの前の方の糸が少し余るでしょ、

  その余り糸がオトリの腹部分をコチョコチョと触る、

  つまり、鮎はくすぐったいから、

  どんどん泳ぐわけ = オヨガセ向き・・・
 





(この項、了)