魚図鑑 page7

アカエイ (アカエイ)
アナゴ (マアナゴ)
アンコウ (キアンコウ)
カタクチイワシ
カレイ (カレイ〜ヒラメ)

エイ目アカエイ科

アカエイ ・・・ 独特のアンモニア臭があるとか聞いたことがありますが、どうなんでしょうか。昔にエイを釣ったですが、すぐに、糸をきってすてましたので、料理は未経験です。

しっぽに毒針があるようで、アイヌはクマ狩りの毒槍用にこの毒を携帯したそうだ。

料理・・・ぬた、煮付け、焼き物。

背肉は、からし味噌で食べ、袖は、あぶり焼きや吸い物に。肝は塩をあて、ゆでたものを冷やして、三杯酢またはわさびじょうゆで食べる。

赤味噌の味噌汁は美味とのこと。

エイのどろぼう焼き(三重)・・・骨付きのまま、ぶつ切りにして、串焼きにし、味噌をつけて食べる。どろをつけた棒のように見えるそうだ。


アナゴ科

あなご

まあなご

体側に白い点が2列並ぶ。
内湾や内海の潮流の穏やかな砂泥地に住む。
夜に活動する。大きさは60cmをこえる。
蒲焼、寿司、天ぷら。養殖や韓国からの輸入もある。
魚屋さんでは、開いたものを売っていた。

ほかには、ぎんあなご、くろあなご、ごてんあなご。

このときは、師匠と一緒の夜釣りで、
最初は、うみへびかと思った。

穴魚・・・ヨネズ(夜寝ず・・・富山)

釣ったんではなく、買いました

ANKO1.JPG

「アンコウ鍋、アンコウ汁・・・身と皮は塩湯で霜ふりし、流水でさらす。肝は、30分塩になじませ、1時間ゆでた後、半日流水でさらす。肝以外は、塩で汚れを落とし、ゆでた後、流水でさらす。野菜、焼き豆腐と煮る。」・・・だそうです。

わたしの場合、水さらしは、しなかったが、その分、時間はかかるが、ぬめりや汚れはできるだけ取り除いた。

アンキモ・・・裏ごしした肝をすだれで巻いておき、ポン酢ともみじおろしで食べるそうです。

アンコウ

アンコウ(鮟鱇)・・・朝獲れ、活きてました。

水深30〜500m。大きさは1mにもなり、内側にだけ倒れる可倒歯を多数そろえる。頭の上には、擬餌状の誘引突起(2本?)をもつ。産卵期は春で数十mの浅場でリボン状の浮遊卵魂を生む。

@ 暗愚魚・・のろま、馬鹿者の魚の意味
A アンゴウ・・ヒキガエルの意味

茨木産の水戸アンコウが有名。巨体のため、下ろし方が難しい。肝が珍重される。

アンコウの7つ道具・・・えら、ひれ、皮、肝、胃(水袋)、卵巣(ぬの)、肉(大身)。「アンコウの唇ばかり残すなり」・・・歯のある唇以外は皆食べられるの意味。

「アツモノトシテ食ウ味甚スクレタリ上品トス」
「この魚、皮肉骨腸胆、皆食うべし」
「およそ鮟鱇を割く法、包人これを秘し、みだりに伝授せず」
江戸時代の初めには、冬のアンコウは公家に献上されたそうで、高級魚であったらしい。

アンコウの鍋は、ちり鍋よりも味噌鍋がいいと田舎者の私は思いました。
皮は、細かく切って、酢の物がいい。骨はだしをとったり、柔らかいので噛んで味わいました。でかい胃袋もうまく・・・細かく切って酢味噌和え。

かたくちいわし科

KATAKUTI.JPG

かたくちいわし
(にしん目かたくちいわし科)

「しこいわし」ともいい、生命力が強く、活餌に適す。
目が大きく、下あごが短い。片口いわしか。

中層から表層を大群で泳ぎ、動物プランクトンを食べる。
この活きえさで、シイラ(50cm)を釣ったことがある。

その他のイワシ
マイワシ(ニシン目イワシ科)・・・店頭に並んでいるものに、冷凍を解凍したものはないそうだ・・・冷凍解凍ものは、極端に味が落ちるということ。体には、青黒い斑点が7つ並ぶ(7つ星)。
ウルメイワシ(ニシン目イワシ科)・・・目が大きく、脂瞼(目を覆う透明な脂肪の膜)があり、目が潤んだようにみえる。イワシ類の中で、最も美味とされる。目刺し。

かれい科

ひらめ

平身魚(ひらみめ)。春、水温15度以上で接岸し、産卵する。かれいより口が大きく、身が厚い。フィッシュイーターで、飛び(舞い)上がって小魚をとる。40〜80cm、1mを超えるものもいる。潮の流れのよい浅場にくる。えさはおもに夜間にとり、昼は砂に身をうずめて目だけを出している。刺身、煮付け、フライなどすべて美味。ひれの付け根の縁側は珍味。さびきに25cmくらいがかかったことがある。

左の写真は、目が反対に移動したもの。ひらめは獰猛なフィッシュイーターで歯がするどく、うっかりすると指を食いちぎられるという。

かれい(鰈)

マコガレイ・・・カレイの中では、特にうまいといわれる。姿も美しい。
 

いしがれい(石鰈)・・・ウロコはない。体側に石状の突起が不規則に並ぶ。20〜100mの浅い砂泥地、河口に住む。煮付け、刺身、唐揚げなど。〜50cm、または、〜80cm。大きいのは、ザブトンといわれる。ゴカイ、甲殻類、二枚貝などを食べる。
「カレイ」は、カラエイからきており、韓(韓国、カラ)の付近でよくとれるエイのような魚ということらしい。


むしがれい・・・6つの黒班がある。北海道以南の暖海性。100〜200mのやや深い砂泥地にいるが、春には浅いところにくる。干物、煮付けなど美味。〜50cm。



そうはちがれい・・・くちぼそがれい。黄色っぽい暗褐色で、寒海性、干物にすると美味。〜45cm。
 


そうはちがれい と かじか
(2〜3月、水温が低い)

その他のかれいには、まがれい、すながれい、くろがしらがれい、ぬまがれい、めいたがれい、ほしがれい などがいる。