トップバッターは“Back Slash”。前回はKMF2001が初出演で、今回が2回目のステージ。そして、グリーンディ&ハイスタを軸としたメロコアコピーバンド。軽音サークル設立当時にはハイスタバンドって結構あったのに、今では唯一“Back Slash”だけ。貴重なバンドですねぇ。演奏が始まっても、やはり緊張していたのか、前半はミスを連発。そう、連発・・・。ドラムの安田にいたっては、演奏のみならず、MCで「ライブハウスで演奏できて嬉しいです。」を「クラブハウスで演奏できて嬉しいです。」って訳分からん間違いをしていました。更に4曲目のnothingでは演奏が止まってしまうというハプニング。見ているこっちがヒヤヒヤさせられましたが、ラスト3曲はなんとか持ち直し、粗さは目立つものの、KMF2001の頃よりも成長を感じることができるプレイをしていました。なんか、若かりし頃のThe shoesを見ているようでした。

2番手はBRAHMANのコピーをやっている“コロチン”。“コロチン”も前回のKMF2001が初出演で、今回が2回目のステージでした。前回までのボーカルは前部長のユタカでしたが、今回からは緊張度MAXのアツミを加えての新生“コロチン”。個人的にはアツミの頭が矢印頭じゃなかったのが悔やまれるところ。インパクト大やのになぁ・・・。次回の髪型に期待しましょう。さてさて演奏のほうは、成長を感じるドラムを叩いていたケンスケと、丁寧なベースを弾いていたシュウジのリズム隊が前回よりもしっかりしていたので、だいぶ形になっていたと思います。3曲目のSee Offでは、タイムキーパーをやっていたケンジがこっそりと米田のマイクを奪っていました。個人的にはSee OffからDeepへのつなぎがすごく良かったです。ただ、MCが多くて長かったのが少し辛かった(5曲で25分だし、仕方ないかな?)。そして、ラストはAnswer for…。最後のサビの辺りからアツミの緊張もほぐれ(?)、若干照れは入ってはいましたが、トシロウばりの激しい動きが出てきました。遅っ!演奏はだいぶ良くなってきたものの、BRAHMAN経験者から言わせてもらうと、まだまだ静と動のメリハリが出てなかったのがこれからの課題(でかい事いってごめん)。結局ボーカルへのディレイはあんまりかけられてなかったような・・・。若かりし頃のPop shove-itを見ているようでした。
この頃からお客さんの数も増え、ここで3番手に登場は紅一点で“ZION”。ジッタリンジンとソフトボールのコピーをやっていました。う〜ん、実はソフトボールあんまり知りません。ごめんなさい。曲はあんまり知らなかったのですが、とても楽しそうに演奏をしていたのがすごく印象的でした。そのせいか、お客さんも自然と体が動いていました。MCでは「ジャッキー!」という野郎どもの低音の声援が飛び交っていたところは、さすがはGOOD JOBのアイドル(?)ジャッキー。5曲目ではキーボードを演奏するなど、一味違った感じで、なかなかおもしろかったです。演奏的にはブレイクなんかも綺麗に決まっていたので良かったんじゃないでしょうか。これからが楽しみの“ZION”でした。
そして4番手は、仲がいいのか悪いのか分からんバンド、“男児リー”。なぜかステージの前は女性が多かったのが気になるところ。お客さんとして来ていたパルまでもが「お目当て」と言ってしまう男児リー。前回のKMF2001ではいまいちでしたが、果たしてその実力の程は・・・。誰もいないステージに登場してきたのはドラムのミツナリ。ステージ上でひとりリズムを刻むミツナリのためだけのライティング。目立ってる・・・。次にケンスケが上半身裸で入ってきてギターを弾きだし、それに続いてケンジも同じく上半身裸で登場し、ベースを弾き始める。最後にボーカルのリーが登場し、1曲目に@@@の@@@。この凝った演出で、一気に客の心をわしづかみ♪やはり場数を踏んでいるだけあってか、ケンジのステージングは激しい動きでした。6曲目のカントリーロードではテンション上がりまくりのリーが柵にのぼり、歌い、客のボルテージも最高潮に。前にいた客全員が本日初の大暴れ。あのリハの出来はどこへやら。全7曲、大盛り上がりで幕を閉じました。演奏は予想に反して、結構いいものができていたと思います。個人的にはSNUFFの朝がまた来るが良かったです。今度はTomorrowとかもやってねぇ。
ラストから2番目は“SCRUM HALF”。なぜかステージの前にはポカーンと空間が・・・。やっぱりGOOD JOBにヌーノは浸透しないんだねぇ。EXTREAMをやってみたらどうでしょうか?(個人的にやって欲しいだけ。)客席に空間があろうが、俺は最前列に行っちゃいました。だって、格好良いんですもの。今のGOOD JOBで最も安定しているバンドじゃないでしょうか。演奏が始まると、その安定した演奏力のせいか、徐々にお客さんが前の方に集まってきました。ただ今回のステージは、ギターのカジのソロがいつもより粗い感じを受けました。また、3バンドも出演しているボーカルのケンスケには疲れが見えていました(事実、ケンスケ疲労のために1曲削ったそうです)。まぁ、そんな日もあるさぁ。次回のステージに期待したいところです。
そしてラストは“SKA’7”。正直、前回出演のFreedom Nightの印象からして、「トリで大丈夫なんかい?」と不安満点でしたが、演奏が始まると何のその。厚みのある演奏とご機嫌なスカサウンドで、予想していた以上の演奏を見せてくれました。当然、客も大盛り上がりで凄いことになっていました。実は俺も前で暴れちゃったせいで、ちゃんと聴いてないんですよねぇ・・・ごめんなさい。覚えていることと言えば、ミツナリのドラムに成長を感じたこと。ただ、ホーン隊は前回より良くなっているものの、もっともっとがんばって欲しいかなぁ。しかしまぁ、ものすごい客の盛り上がり方でしたねぇ。アンコールまで起きちゃって。客として見に来ていた前々部長のカズヤも羨ましがっていました。
今回のイベントは、出演者もお客さんも楽しめていて大成功だったと思います。イベント全体を通した感想は、各バンドの成長を感じることができたものだったと思います。皆さん、お疲れ様でした。「俺もライブに出たい」と猛烈に感じた一日でした。
(Honi)