譜面台の陰から



                        >メロディーと和音<




 10月に入って今年も残すところ3か月と思っているうちに、

もう10月も終わりというところまで来てしまった。

残すところあと2ヶ月・・・。

と、思っていると、

今年も終わりってところまで、

あ!っという間にいってしまう。

今年も早かったな・・・と嘆息するのもお決まりのパターンではある。

ギヤの踏み方は変わってないと思うのだが、

なんだか過ぎる景色お速さは早くなっているような気がする・・・。

年上の生徒の方に言うと、

そんなもんだろ・・・という答えが返ってきた。

この譜面台の陰からもずいぶんいろいろテーマを持ってきたが、

もうそろそろネタ切れじゃないかという声もあります。

それでもどこからかネタを拾って来るというのが、

このコーナーのあるべき姿・・・かも。


 ギターという楽器を弾いていると、

なんでこう難しいのかなと思ういことがある。

たんに練習不足だろ、という声も聞いたりするのですが、

そればかりでもないと思う。

ギターという楽器はとっつきやすく、

けっこうそれなりに弾きこなすには難しさのある楽器だと思う。

どこがどうだから難しいのだろうと、

ギターを前に沈思黙考してきたわけですが、

いろいろ原因はあると思いますが、

ギターという楽器は和音とメロディーを同時に弾くという特徴がある。

メロディーだけ弾いて終わりという曲はないと思う。

メロディーにも低音が必ずといっていいほどついてくる。

このメロディーと和音が繰り返し出てくるのがギター曲の特徴ではある。

それがこの楽器の魅力というのは確かにある。

しかし、これはギターという楽器を難しくしている原因でもあると思う。

 六本弦があってその上に和音を押さえながら、

1フレットから12フレットまで移動して演奏する。

これはなかなか普通に出来ることでもないような気がする。

他の弦楽器の方と合わせる機会をこれまで多く持ってきたが、

まあ、メロディーだけですね・・・。

特に室内楽となると、

弦楽器の人が和音を弾くという機会はほぼゼロ・・・。

ところがギターは和音をフレット場を忙しくいったりきたりする。

合わせる度になんかハンデがあるなとは感じていた。

そのスピード感もかなりの差がある。

和音を弾くギターはある一定のスピード以上にはなかなか弾けない。

他の楽器というのは単音のつながりで演奏する。

ギターは和音のつながりの中でメロディーも弾く。

複数の要素を持って演奏するギターはやはり難しさがあると思う。

だからほかの弦楽器が易しいとは到底思えないが・・・。

ま、例えばの話として例を挙げてみたわけですが・・・。

 ギターを演奏するときはこの和音をどう弾くかに鍵があると思う。

メロディー部分が出てくると、

どうしても弾きづられるように少しテンポは速くなる。

そのまま和音の部分に突入すると、

そこでしっかり音の出ない状態になってしまう・・・。

曲の途中に来てどうも音が出なくなってしまうというのは、

どうやらこの辺に原因がありそうだ。

 曲というのはただ弾いていると必ずといっていいほどテンポは速くなる。

メロディー部分はそれでも何とか弾いていけるが、

和音が出てくるとその速くなったテンポに合わせようとするために、

音がビレたりしっかり音が出なかったりが出現する.

 こうなるとこれは練習方法を少し考える必要がありそうだ。

和音ところで苦しくなるのであれば、

まずそこの和音の出てくる箇所を、

どのテンポだったらうまく弾けるのか・・・。

まずそこのテンポを決めていく。

ある程度のレベルになると必ず大変な和音というのが出てくると思う。

そこのテンポをまず先に決めてしまおうというわけだ。

ギターという楽器は和音がしっかり弾けるテンポでないと、

曲の完成度は低い結果になってしまう。

You Tubeなどで聴いたテンポを絶対と思って練習してもだめだといういことだ。

あくまでも自分が和音の難しいところで設定したテンポでしか弾けないということだ。

聴いたテンポよりだいたいは遅くなってしまう。

しかし、テンポが遅くなっても曲が壊れていなければ何の問題もない。

テンポの情報が先に入ってしまうと演奏を難しくする大きな原因の一つだ。

和音とメロディーを同時に弾くことのできる楽器はピアノなど少ない・・・。

ギターはその中でも難しい部類だと思う。

1フレットから12フレットまで動き回るわけだから、

易しいわけがない。

いかにして自分の曲として演奏するかは重要なテーマだと思う。

その練習する過程において、

まずメロディー部分と和音部分を分けてテンポ設定をしてみるというのは、

結構重要なことだと思える。

和音の演奏可能なテンポを設定してその上に曲を構成するというのは、

曲の出来上がりの可能性を広げるという気がする。

一番大事なことは自分の曲として仕上げることだと思う。

いろんな情報の結果仕上がったといことが多いのではないかと思う。

それは自分の曲にはしてないということになる。

ギターという楽器は大きな矛盾を内包してる楽器だと思う。

ある意味気を付けて練習しないといけない楽器だということだろう・・・。

相変わらずの乱筆乱文をご容赦を・・・。

パソコンだから乱筆はないのか・・・。




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