譜面台の陰から
>個人的目標をたててみる<
なんとはなしに9月も終わり、
10月の声を聞くところまで2015年も進んできたわけです。
10月という月も自分にとっては、
あまり楽しい季節とはここのところ思うわけです。
しかし、今年を締めくくるクリスマス会がグッと近づいてくるのも確かです。
あの8月初頭の猛暑を乗り越えて、
事ここに至ってそろそろエンジンをかけないといけないところまで来ました。
ふとカレンダーを見て見れば、
後三枚めくるとあの厚みのあったカレンダーも終わりです。
2015年もなんとなく軽くなった気がしないまでもないです。
ま、余計なことを考えるまでもなく、
クリスマス会は迫ってきてるわけです。
演奏をがんばりましょう・・・、
と、言ってしまうとこれで終わりになってしまうのですが、
一つ演奏に関しての提案があります。
参加する方たちは、
発表会でも演奏してきてる人がほとんどだと思うのですが、
常に演奏するときはミスはしたくないな・・・と、思っていると思います。
もっと深いところでは忘れたくないな・・・と、思っていると思います。
確かにこの気になる二大巨匠と言える二つのことは、
まず抜きにしては語れないと思いますが、
それだけで終わってもなんだかいま一つかなと思うのです。
この二つのことは演奏する全員に共通したドキドキだと思います。
共通でない個人的な目標を一つ持って、
演奏に臨んでみても悪くないかなと思うのです。
ミスしたかどうかは確かに気になります。
しかし、ミスのない演奏はそうはないと思うので、
この際ミスはするものだと割り切ってしまって、
曲の長さにもよりますが、
一つ二つくらいの個人的な目標を持って練習してもいいかと思います。
一曲の中にはいろいろな要素が含まれており、
一人一人今回の演奏に曲に含まれる要素を抜き脱して、
その抜き出した部分にフォーカスして演奏してもいいのではないか・・・。
ミスしようがしまいが、
そこのところがしっかり表現できてればむしろプラスではないか・・・。
特に難しいところに焦点を当てて、
そこを無事通過できることを目標にしてもいいし、
ピアノ、フォルテをしっかり表現することに焦点を当ててもいい。
消音をしっかりすることを目標にしても悪くない。
とにかく間違っても小節が抜けても最後の和音まで弾ききる。
これは誰にも当てはまることなのかもしれませんが・・・。
特に曲の一部分を取り出してここにピアノ、フォルテを使って表情をつける。
どうしても人前での演奏というのは、
間違えたくなと思うのは仕方ないことですが、
それだけで終わらせずに、
一箇所にフォーカスして演奏してみるということがあれば、
曲に対して理解も深まると思うし、
記憶にも残るのではないでしょうか・・・。
せっかくたくさん練習しても間違ったかどうかだけで終わらせるのは、
なんかもったいない気がするわけです。
確かに一番大きくクローズアップすることだとは思いますが、
それだけで終わらせないようにすることも有益だと思うのです。
間違えないで弾くは全員共通のベースだとして、
その上に一段個人的な目標を設定して演奏して、
それがどうだったかということを評価の対象にしてもいいのではないか・・・。
間違えずに終わっても、
ただそれだけということにならないようにすることも、
あっていいのかもと思います。
たとえ逆に間違えても自分設定の目標が達成できれば、
成功した演奏といういこともできると思うのです。
秋の夜長ボーっとそんなことを考えてもいいかと思います。
何か一つ演奏曲目に自分なりの目標を設定してみましょう。
それが上手く出来たかどうかを話題にしたいですね。
メニューへ
topへ