譜面台の陰から





                       >2013年の過ぎるままに<





 2013年も大詰め中の大詰めのところまできた。

今年は記録づくめの年でもあったような気がする。

とにかく猛暑の最高記録を四万十市で記録。

想定外の風雨での大災害。

見たこともないような竜巻が起こった年でもあります。

その中でもいい驚きが2020年の東京オリンピック決定かな・・・。

まあ、無事に開催となればの話として・・・。

それはそうとしてみなさんは今年上達できたでしょうか・・・。

一年過ぎてみれば早いものですが、

その中でまた一歩上達できたでしょうか・・・。

発表会、クリスマス会、アルペジオコンサートと毎年見ているわけですが、

振り返ってみると毎回確実に成果が上がってきているという気がしてます。

プログラムを見ても今年の並んだ曲目は凄い!!

少し前では考えられないような曲目が並ぶようになりました。

並んでもどのくらい成果が上がったかということが大事になってくるわけですが、

ミスはなかったということはギターの場合なかなか難しいわけで、

そのミスをしたことを差し引いても、

最後の和音まできちんと弾けたということが大きいのです。

演奏する曲が長く難しくなると、

ど忘れということが起こりやすくなるわけですが、

途中で音楽が途切れるというのは、

弾いてるほうもギクッとすると同時に、

聴いてるほうもどう反応していいか迷う。

しかし、そこで演奏が終わりになるのではなくて、

そこからまた音楽をつなげていけるということができるかどうかです。

本番の演奏というのはいろんなことが起こるわけですが、

その起こったことに対する対処ができているかどうかというのも重要です。

少なくとも音楽を大きく崩してしまうことはなかったと思う。

それも最初からできることではなく、

繰り返しの積み重ねでできるようになると思う。


ギターは複数のフレットを押さえて移動させて曲になる楽器。

これは他の楽器にはない難しいことだと思う。

それだけテンポに関してもシビアな楽器だと思う。

以前から重要視してるのがフレットを押さえてから弾くということ。

フレットを押さえてから弾くというのは当然のことといえば確かにそう・・・。

フレットを押さえないと音にはならない。

触っただけではとても音になって前には出てこない。

しかし、これが想像以上に難しい。

左手でフレットを押さえる時間と、

右手で弦を弾く時間とでは右手が圧倒的に時間は短い。

ということは左指が弦を押さえる前に右手が弦を弾いてしまう・・・、

こういうことがかなり頻繁に起こってい可能性があると思う。

ただ意外と自分の演奏というのはよく聴いてない場合が多い。

弾くことに集中してるのでなかなか冷静に自分の音というのは聴けないものです。

音の流れの中で一つ二つ音が出てなくても気にならないといえば、

それは本人サイドで聴いてるほうには、

聴こえない音が積み重なってくるときになってくる。

ここで重要になるのが押さえてから弾くということが、

どこまで徹底されて練習されてるということだと思う。

できるようでこれが結構難しいことだと思う。

それを実際の本番で実行しようとするのはこれまた難しいことで、

日ごろの練習がまたものをいう世界でもあります。


 脱力するというのも非常に重要なことで、

なかなか力を抜いて演奏するというのは難しい。

まず肩に一番力が入るわけですが、

肩に力が入ることが左右の手の動きが合わなく原因にもなります。

左右の動きが合わないということは、

いわゆるぎくしゃくした状態になります。

その状態になる大きな原因の一つが肩に力が入るということです。

普段でも肩の力を抜くというのは難しいことの一つだと思います。

 
 テンポを決めるというのも重要な弾きての仕事です。

どのテンポで弾けばこの曲を大過なく弾ききれるのか・・・。

単純にYou Tubeを参考にしたテンポで何とかなるということはありません。

ギターは和音楽器なので和音が均等に繋がっていくこと、

メロディーが途切れないでつながること、

リズムが正確にとれること・・・。

これらが均等に繋がれば曲というのはきれいに聴こえてくるものだと思います。

リズムが不揃いになるイコール聞き苦しくなるのが曲です。

テンポを決めるというのはかなり難しいことでもあります。

ただ自分が弾けないテンポを選択すれば、

その結果は当然それなりになると思います。


 これらのことはギターを演奏することに置いては、

最も重要なことだと思いますが、

ではどうするのか・・・。

どうなにどうのように練習したらいいのか、

やはりこういうことの練習に一番最適なのは、

音階とアルペジオだと思います。

押さえてから弾くという練習であれば、

フレットを押さえてから一泊おいて弾く。

押さえたことを確認するために一拍おくぐらいがちょうどいい間だと思えます。

意外と人間というのは瞬間的な認識ということには鈍いようです。

脱力練習であれば肩の力が抜けていることを確認して、

フレットの際を正確に押さえて手の重さだけで押さえて弾く。

右手の力も抜けていないとだめですが・・・。

これも力が抜けていることを確認しながら、

ゆっくり練習するわけですが、

このゆっくりというのが意外に難しいようです。

アルペジオ練習では弾く音をよく聞いてというのは基本です。

意外とこれも聞いてないものです。

アルペジオ練習でも力を抜いて弾くことは言うまでもないことです。


 2013年も終わろうとする今日この頃、

つらつらと思いつくままに書いてみましたが、

これは以前にも書いたことかもしれないです。

繰り返し書くほど重要ともいえるわけですが・・・。

2014年も一歩づつ前進できるように練習ということですね。




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