譜面台の陰から
>「弦の不思議」について<
ギターに張る弦というのは種類がたくさんありますね。
あまりにたくさんあるのでほんとびっくりします。
以前の記憶では今ほどの種類はなかったと思う。
現代ギターショップを見るともの凄い種類の弦が出てくる。
最後まで見るのが面倒になるほどの種類がある。
自分の記憶にあるのは、オーガスティン、プロアルテ、サバレス、
ハナバッハ、ラ・ベラ、ルシエール・・・。
ルシエールは今はフラメンコ弦しかないようですね。
以前はプラスティックのケースに入っていて、
なんだか使っている人も多かった気がする。
このくらいですが、この弦の中でものすごい種類が出ている。
まあ・・・スゴイな!!ッと、びっくりする。
この弦を全部張ってみようとするとなんだか人生に大半を要する雰囲気。
オーガスティンの中でもかなりの種類がありますが、
それぞれ特徴があるということです。
オーガスティンはかなり古くからあるナイロン弦なので、
それなりにいろいろ種類を張って見たことがある。
一番使っているのがオーガスティンの赤ラベル。
一番人気がある弦ですね。
価格も安いので使いやすいということがあります。
高温弦ではリーガルもなかなかという気がする・・・。
赤ラベルはノーマルな張力ということですが、
リーガルは少し強めで音も赤より出る感じです。
ハナバッハも結構人気の弦ですね。
種類が多いので全部試すのは大変そう・・・。
この弦が出たころはドイツの弦ということで、
ハウザーに合わせて作っているという話があった。
オーガスティンとは違った雰囲気を持ってる弦ですね。
ギターは弦楽器の面を持っているので、
弦を自分で替えなければならないですね。
まあ、なんでもかんでも同じ弦を張るというのもいいのですが、
時には違う種類の弦を張ってみるのもいいのではないかと思います。
ギターの弦は他のヴァイオリンとかチェロに比べると、
かなり安いということは言えますね。
ほかの弦楽器の弦は万単位したりしますからね。
それに比べると比較的弦を選びやすいということはあると思います。
ほんとに自分の楽器に今使っている弦がベストかどうか、
けっこう怪しいかもしれないですよ。
自分自身がどんなギターの音をだしたいのか、
もう一歩ギターという楽器に興味をもっていければ、
今使っている弦を離れて、
一回違う弦を張ってみるのもいいと思うのです。
人間というのは慣れというのがあって、
常に同じ弦を張っていると、
自分のギターがどんな音を出しているのかもわからなくなるんですよね。
演奏する曲だけを変えていくのも一つではありますが、
弦楽器たるギターの音にももう少し気を配ってもいいのではないか、
音の変化を楽しむ楽器でもあるから、
もう一歩ギターを深く知るのもいいのではないかと思う。
コロナ禍であまり外出もはばかれる中、
少し自分のギターを深く知ってもいいのかもしれない。
マンネリ化した弦を違う弦に変えてもいいと思いますが・・・。
同じ曲を弾いても弦が変わると違った印象になることもありますね。
ギターという楽器の面白さというのは実にこのへんにもありそうですよ。
ステイホームということで新しい発見をしてもいいのではないでしょうか・・・。
普段外で使ってるお金をここに使ってもいいのではないですかね。
ギターという自分の楽器の楽しみを増やすというのは、
実は今がいいチャンスですよ・・・。
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