譜面台の陰から


                 >「感性の世界観」について<


 
コロナ対応のワクチン接種が始まりましたね。

2021年 2月17日 医療関係の人から・・・。

始まりましたけど我々世代に降りてくるのはいつのことかなぁ・・・。

とりあえず始まったことにはホッとするものがあります。

 本日のテーマは練習の立ち位置についてです。

なんとなくですが、ほんとになんとなくなんですが、

クラシックギターを弾いていると、

なんとなくですが、なんとなくの雰囲気が、

クラシックが上位に来るような気がするんですね。

クラシック曲を弾いてないといけないような・・・。

まあ、実際はそんな意識を持ってる人は、

ほんの一握り以下の数だとは思いますが、

過去の自分を振り返ると、

そんな気分があったかもしれないなぁ・・・と、思うのです。

若かりし頃というのはクラシックオンリーで練習していたせいもあるのかな。

最近特に思うことは、

ギターの世界というより音楽の世界ってかなり広い。

クラシックギターを弾いていても、

クラシックというくくりの音楽というのはやはり一つの分野でしかない。

それでもクラシックギターというのは、

音楽世界を広げて演奏できるって楽器なのかな。

 わりと人間というのは決めつけることが好きで、

これこれはこうだ!なんていうふうに決めつけてみることって多いですよね。

それがいいか悪いかという話ではなく、

決めつけてしまう視野というか、

見える範囲が結構狭められてしまうというのがありますよね。

 ちょっと極端な例を言ってみると、

5000円のギターと100万円ギターがあるとする。

100万円のギターのほうが音がいいと聴き分ける人がいる反面、

5000円のギターの音を好む人もいる。

どっちが優れた感性を持っているのか?、

自分の意見を控えめに言ってみると、

どちらの感性も同じだよ・・・。

ただ、人間の感性というのは移ろいやすいので、

いま聞いた意見が時間が経っても同じとは限らないってことですね。

5000円のギターの意見と100万円のギターの意見が、

180度逆転することもあるんですよね。

人間の感性というのは物差しでは測れないですね。

 今、自分が何を練習すると練習時間が増やせるのか、

練習時間を増やすというのは結構大変なことで、

ここらあたりが今回のテーマかなという気がします。

普通に生活していて暇なときに練習するというのはありますが、

それだけではなくもう少し練習時間を増やすにはどうなのかな・・・。

忙しい日常の中でギターを練習する時間って結構貴重ですよね。

それこそ面倒で練習もしたくないって日があるんじゃないですかね。

そこでレッスンという存在が威力を発揮するのですが、

まあ、目の前にこれがあるとその直前には、

なんとか少し練習していこうかなというのがあると思う。

それがどうしたと言って、まあ特になにもないんですが、

しかし、練習しようという意欲がわく瞬間ってありますよね。

長年いろいろな場面を見ていると、

一番練習に向かわせるのは、

自分の持ってる感性の世界に立ち位置がはまったときですね。

人間の音楽に対する感性というのは、

ほんとにそれぞれで、

クラシック、ポピュラー、弾き語りいろいろあります。

まったく弾けない状態からだと当然そう選択肢はなくて、

やはり基本から練習していかなければならないですね。

ある程度基本が上達してくると、

当然ながら自分の感性の世界で練習しようという欲求が出てきますよね。

そこで難しいのがなにを選ぶかですね。

練習に向き合うことのできる世界。

もっと簡単に言ってしまえば、

練習時間を増やせる世界を練習する。

自分にマッチする世界で練習すると、

30分の練習時間が45分くらいまでは伸ばせるんじゃないですかね。

練習時間が増えてさらに上達できれば、

今の立ち位置よりさらに音楽に対する感性の世界を世界を、

より広げることができるんじゃないかと思う。

人間の感性というのは、

まず軸になるところから始めて、

最初は2度、次に3度、4度、50度と広げていければ、

楽しみって広がるんですよね。

人間の音楽に対する感性というのは、

いろんなホルモンに関係していて、

心をいやす、

セロトニン、オキシトシン、ドーパミンに作用するということがありますね。

音楽というのはこれらの元気になるホルモンに強く影響すると言われてますね。

まずは、自分の音楽に対する立ち位置から歩いていくといいと思います。

練習時間を増やして感性の世界を広げられれば、

まだまだ自分の弾くギターの能力を上げられると思いますね。


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