譜面台の陰から


                    >こだわり<


 「こだわり」よく聞く言葉ではありますが、

一口にこだわりと言っても、

いろいろ脚色されて使われる言葉でもあります。

とにかく広い意味で使われますね。

「こだわり」と「頑固」がさして違いもなく使われたりしますよね。

スゴイこだわり」なんて言葉が「頑固」と同意語で使われたりしますね。

よくよく頑固とこだわりの状況を考えてみると、

似て非なる状況が結構多いと思う。

「頑固」というのはとにかく自説を曲げないで主張し続ける。

自分の言うことがすべてという囲い込みをするんですね。

「頑固」というのは多分に自己防衛的なところがあるんですよね。

自分のテリトリーをしっかり決めてしまってそこから出ない。

これを回りに認知させることによって自己防衛を完遂するんだと思います。

大人の世界では「それならそれで」が普通に通りますからね。

「頑固」酔いう策を巡らしてしまうと、

意外にらくちんな世界観が生まれるんじゃないですかね。

ただ結構はっきりしてるのは、

全く発想と感性の広がりはないということですよね。

とにかく外部からしっかり柵を張って守ってしまうわけですから・・・。

人間って意外とこの頑固な世界にはまり込んでることに、

気が付かないことが多いですよね。

では「こだわり」というのはどんな人間の状況を指しているのか。

なんだかあんまり「頑固」と変わりない感じもしますが、

そう言ってしまうとそこで終わりになってしまうので、

もう少しそこそこ深堀してみたいのですが、

「こだわり」というのは広げてしまうと、

これが広すぎて手に負えなくなるので、

ギターのことに絞ってみようかな・・・。

ただいろいろなことに共通している気はしますけどね・・・。

もうすぐ発表会ですよね。

コロナ禍の下での発表会なので、

なかなか厳しいところもあるのですが、

コロナ禍にめげずに練習している生徒の方たちの姿勢は、

大事にしたいなとは思うのです。

このコロナ禍の下での発表会をどう無事に始めて終了させるのか。

一つ一つかなりこだわって準備してます。

ここに「頑固」という一言を入れて「頑固にこだわって」となると、

アドバイスもへったくれもなく自分の思うだけの準備って感じになりますよね。

そうはなりたくない自分としてはこだわった準備をしたいんですね。

まわりの意見を最大限取り入れて、

コロナ事故が起こらないようにしようと思うわけです。

「がんこ」という柵を立ててしまうと枠が狭くなって、

見逃してしまうことがあるかもしれない。

ギターの演奏にしても舞台で演奏される自分の演奏って、

どういう状況であったらいいのか・・・。

いろんな意見をそれぞれ持ってると思うのですよ。

とにかく一か所のミスも許されないと考えてる演奏。

とにかく忘れないで最後まで弾き通す。

いろんなところにこだわりを持って演奏に臨むと思います。

ただここで「こだわり」が「頑固」に変換されていないかということです。

演奏というのは常に生き物です。

同じ状況で常に演奏されることはありません。

そこで「こだわり」が「こうでなければいけない」

というふうに変換されていないか・・・。

演奏というのは、

いろんな場面でいろんな状況を作り出すから面白いのであって、

一方向に決めつけるとこれがなかなか精神的に良くないね。

予想外のことが起こるとやたらがっくり来たりするんですよね。

「もう二度と弾きたくない!」なんてことを言いだしたりする。

ここですでに「頑固」に変換されてるんですよね。

演奏というのはいろんな状況の中で成立するものだから、

どうであってもかまわないんですよね。

その時の演奏がどうであったかを振り返って、

完璧というのは完ぺきにありませんから、

その時の演奏にはどういうことが必要なのか、

なにを取り入れたら変わることができるのか、

幅広く情報を探ってみるということですよね。

こういうことが自分の演奏に「こだわり」を持つということだと思います。

演奏終了時というのはいろんな感情がわいてきますが、

そこで「頑固」にならずに広く情報とか知識を探してみる。

そういうことが自分のギター演奏へのこだわりだと思いますね。

演奏というのは生ものなので同じということはなかなか起こりえないですが、

そこでいろいろなことを探ってみるというのが結構楽しいことなんですね

プロの世界というのはまた違うかもしれないですが、

ギターを演奏するというのは、

姿勢、左右の腕とか指、ネックの角度、ピアノフォルテ、音色etc。

いろんな要素が詰まってるんですね。

いろんなところにこだわって練習してみてそれを演奏してみる。

完璧に弾くとか弾かないとかではなくて、

結構こだわってみたところを演奏を通してみると、

なかなか奥深くて面白い世界があると思います。

演奏するというのは、

こだわりの結果を見てみるということがあると思いますね。

こだわったことがうまくいったいかなかったという感情の起伏って、

結構人間にとっていいことなんじゃないかと思います。


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