譜面台の陰から



                       >弦を替えよう<



 あっ!という間に2月も終了。

それにしても2月は早いですね。

日数が28日までしかないので、

余計早く感じるんですね。

冬の寒さもトンネルを抜けて春の陽気に変わるようです。

この冬は雪が降らずに終わりそうですね。

ほんの少し降りましたが大勢に影響はないのかな。

前の日の天気予報で大雪になると脅されたわりには、

ほんの少し降っただけで終わった今年の雪。

これから花粉の季節突入です。

これは雪と違って思いっきりきそうですね。

花粉の薬を準備です・・・。

 弦を替えるというのが今回のテーマです。

最近一台のギターを手に取ってみて驚いたことがあります。

なんとも指板を押さえてみると、

指が吸い付くように押さえやすい。

 これはまたどういうこと?

と、驚いて話を聞いてみると、

月に一度は弦を取り替えているという。

選択されて張られている弦もギターに良くマッチしていると思う。

ギターではセーハがよく問題になりますが、

フワッと押さえて十分音が出る。

このギターは買われた最初から見てきているが、

当初は特に変わったところもない普通のギターだった。

表面坂が松材のためか若干固めで少々音が詰まり気味の印象だった。

それからレッスンの度に触れてきたわけですが、

特にめだった変化もなかったのですが、

去年の終わりくらいからガラッと様子が変わってきて、

その時もちょっと驚きましたが、

ここにきて大きく変化してきたという感じ・・・。

音がビックリするくらいよく響いて、よく鳴る。

セーハもフワッと人差し指を置くとそれで音が出る。

これだけ変化したギターを見るのも珍しい。

話を聞いてみると毎月弦は取り替えてるとのこと。

以前、弦は一月に一回は替えましょうと、

言ったことを守ってるともことです。

弦もギターによく合っていてなんとも感心してしまいました。

弦のメンテナンスというのは楽器を成長させるのだなと改めて思いました。

やはり弦というのは、

楽器にとって成長のもとになる栄養だなと思いました。

栄養をこまめに与え続けると、

ギターというのはいい方向に成長していくという意識を改めて持ちました。

 そこでここは弦についてまた書いてみたいと思います。

いろいろ話を聞いてると、

弦を取り換えたのがいつか分からないという話もある。

一年前はまだいい方でギターを買ってここまで替えたことがない・・・。

まあ、よく切れないでここまできたもんだと関心はするのですが、

なんともギター本来の音とはかけ離れていて、

なにがいいのかよく分からないということも・・・。

調弦しなくても済むという意見もあることはあるのですが、

今はチューナーという便利なものがあるので、

調弦ができないということはないと思う。

チューナーが出現する以前は、

なかなか調弦は難しく音叉を使って調弦ということがあり、

弦を替えるということが大事件だったこともある。

弦を新しくするとどんどん音程が狂ってしまい、

練習どころではないという事態になってしまっていた。

まあ、その頃から見れば、

今はチューナーという便利グッズが比較的安価で存在している。

最初だけ少し慣れないかもしれないが、

要領を覚えれば誰でも調弦はできる。

ほんと便利な時代になっと思うのです。

それでも弦を取り換えるということをしたがらない人が結構多い。

理由は面倒だからというのがダントツ一位。

ギターという楽器は弦楽器に分類されるから、

ヴァイオリン族と一緒で弦は替えなければならない。

それも自分の手で替えるということだ。

自分の楽器を自分で管理するということが、

絶対条件になる楽器でもある。

それによってずいぶん楽器の音も変化する。

ほっといてしまうとギターの持つ音の良さというのは、

実感できないままになってしまう。

なんとも残念な状況になってしまう。

あまり頻繁に変えるというのは地変だと思いますが、

2~3か月に一回は替えてもいいかと思います。

弦が新しくなればまずセーハは押さえやすくなりますね。

ギターの難関であるセーハは弦が古くなって、

張力が増してくると大変になるんですよね。

古い弦から新しい弦に替えると、

けっこうな違いがあると思います。

ま、セーハが楽になるということだけではないですが、

弾いた時に出てくる音も凄い変化をするんですよね。

少し前に弦を久しぶりに取り替えた人が、

ギターってこんな良い音がするわけですね・・・。

と言っていた。

何年も弾いていての一言なので、

結構インパクトのある一言でした。

けっこう弾ける人でも長い間弦を取り替えてないと、

弦を替えた直後は、

えっ!というインパクトがあるようです。

ギターの弦もここにきて少し値段が高くなった気もしますが、

まだまだヴァイオリンなどの弦よりは安いと思われます。

ギターの音というのが人間の感性の一つのイマジネーションの素であり、

ドーパミンのという脳内ホルモンをたくさん出すことに貢献する、

ドーパミンというのは多幸感や意欲を創出するホルモンなんですね。

非常に重要な脳内ホルモンなんですね。

そのドーパミンをたくさん放出するということもあるんですね。

 弦を替えることによって、

いい音、和音のいい響きにすることによって得られる効果も結構見逃せない。

ギターは単音でも、和音でも楽しめる楽器。

その音を自分で管理できる楽器です。

 2月も終わるというとき、

春をがそこまで近づいてくる中、

さっそく弦を替えて自分のギターの音の変化を、

ぜひ楽しんでみてはと思います。



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