譜面台の陰から



                       >上達について<


 2018年も残すところあと一か月くらいになりました。

一年というのはやはり過ぎるのが早い。

一月、正月が終わってさて一年の始まり・・・。

もう年末って気がしないでもない。

 上達については以前にも書いているのですが、

今回はちょっと違う視点から書いてみたいと思う。

なにが違うんだと言われてさして違いもなかったりしたら悪しからず。

初めに逃げ口上を書いてどうするんだというのもありますが・・・。

 なにkとにも上達というのはあると思う。

歩き方が上達したとか、文字が上達したとか、

人間上達するを意識することはなにかあると思う。

なんだか堅苦しいことをどうこうということはないですが、

思いつくままに書いてみようかと・・・。

 上達するということが基本的に人間にとってなんたらことだろう。

ギターを練習していれば、

一つの課題曲が終わって次の課題曲を練習しにいくときは、

少し上達した状態で練習したい。

これは至極当然なことですね。

上達していくときというのは一歩後退ということも、

次を見据えてはあることですが、

まあ、だいた少し難しめの曲を練習しますよね。

少し上達している自分というのはどうなんだろう。

やはりそこには新しい自分がいるということですよね。

なにごとにつけても上達するというのは、

新しい自分と向き合うということなんですね。

少し難しい場面を乗り越えたときそこには以前の自分は存在せず、

新しい自分を見てるんですよね。

勿論ギターに限らず、新しい本を読み終えたとき、

新しい土地に旅行した後、

ま、いろいろあると思いますが、

まずそれ以前の自分とは違う自分を見てるんですよね。

幼少時からそういう積み重ねで、

人間というのは成長して来てるんですよね。

なんとなく記憶があるのは5歳くらいからかな・・・。

そのままなんて人間はいないわけで、

歳を重ねるごとにいろいろなことで、

自分を新しくしてきてるんですよね。

そうとうまえというか、

かなり以前にドフトエスキーの「罪と罰」を読んだことがありますが、

読んだ後に結構変化してる自分がいることに気が付きました。

内容が内容だけに若い時って結構インパクトがありんですね。

読み終えたその時点でその前と後で少し違った自分を見てるわけです。

人間というのはそんなことの繰り返しで成長して来てるんですね。

ただ人間というのは歳を重ねるごとに自分の世界が決まってきて、

若い時ほどの変化もなくなってくるんですね。

下手をするとある一定のまんま何も変わってなかったりする。

歳を経てからの大きな変化はちょっと勘弁みたいなところがありますよね。

しかし、ここではギターということになりますが、

ギターという楽器が上達するということは、

老若男女可能性はありますよね。

大きなことではないかもしれないですが、

この小さな上達というのは、

やはり一人の人間の世界を変えていくという、

インパクトはあると思います。

前の曲を終了し終えて次の曲へチャレンジした時というのは、

前の曲で得た知識を積み重ねてみてるわけです。

そうかなと思う人もいるかもしれませんが、

まったく積み重ねた部分がないと単純に後退していきます。

一つの曲を制覇して次の曲に移るということは、

新しい世界を見るということなんですね。

見る世界が広がってれば上達してるということです。

発表会で失敗する、成功する、

というのは常にあることですが、

失敗する、成功するが常に自分を新たにしていくんですよね。

このあまり自分の生活に影響のないところでの大波小波が、

常に自分の新しい世界の扉を提供してくれんだと思います。

そのその扉を開けるたびに、

常に自分を今までとは違った世界案内してくれるんだと思いますね。

結局それが大きな励みになるんだと思いますが・・・。

上達するには何をするのかというのがありますが、

まず根気良く練習するということはありますが、

それにプラスしていく練習もあると思います。

ある程度のところまで練習してきたら、

自分の演奏を録音して聞いてみるのもいいですね。

今はスマホの時代ですからこれは簡単に実行できると思います。

自分が先生になっつもりで客観的に録音した演奏を聴いてみると、

いろいろなことが分かってくると思います。

常々書いているテンポの事、

これはかなりインパクトのあることですよね。

自分が思っているテンポと実際聴こえてるテンポというのは、

結構差があるものです。

これを繰り返していくと、

自分にとってのテンポというのが分かっていくと思われます。

自分が練習してる状態で聴いている感じと、

録音して聴いてみる演奏との差はインパクトがあるんですね。

良いか悪いかではなく、

そこから自分の考えるスタイルに変えていくというのも一つですね。

レッスンの時にまた修正が入る場合もありますが、

自分の理想とする形には近づいていくと思います。

仕上げの段階ではかなり有効な練習ですね。

テンポの問題が常に問題になるということを考えると、

レッスンでの演奏を録音してみるのも一つですね。

レッスンの時というのは、人を前にしてあらたまって演奏するので、

自分一人で録音したものとはテンポが違ってることが多いのです。

自分一人で録音した時と第三者を前にして録音した時とでは、

テンポは確実に違ってくると思います。

そこから自分で練習してる時は弾けてるのに、

レッスンになるとどうもミスが多くなってしまう・・・。

この解決には録音から解決できることって結構多いですよね。

だいたいはテンポの差が問題になってることがほとんどです。

スマホで簡単に録音できる時代ですから、

これを活用していくことも上達には有効だと思われます。

やはり人前でもしっかりしたテンポで演奏するには、

確固たる自分のテンポ感が必要ですね。

これを繰り返していくと確固たる自分のテンポ感が、

形作られていくのではないでしょうか。

新しい自分がそこにいるということですね。

なにもしなければなにも変わらないわけですから、

ちょっとしたことでも実行してみることですね。

なんだか年末に書くようなことを今書いてしまって

実際の年末に書くようなことがあるのかという自問が湧いてきますね。(*ノωノ)



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