譜面台の陰から



                   >第44回発表会を終えて<



 2017年 7月15日(土)。

第44回目の発表会があり無事に終了することができました。

今回は一人一人の曲が長くなっており時間が一番不安でした。

発表会の前にはリハーサル会を行っているのですが、

今回はかなりの時間がかかってしまっていて、

かなり不安に思った次第です。

司会の方との打ち合わせもコールを始めるタイミングから、

話す速度まできめ細かく打ち合わせをして、

余分な時間をかけないよう注意しました。

舞台袖でもステージに生徒を送り出すタイミングを、

しっかりと打ち合わせをして、

切れ目のないように気を付けました。

会場が時間にはかなりうるさく気を遣うところです。

一つ一つをかなり細かく決めて臨みました。

開始時間も予定より15分早めての開始です。

無駄な時間を費やして、

生徒の皆さんの演奏時間を削る事態だけは、

避けたいと思いました。

経験を積んだ方がほとんどとなった発表会なので、

曲も必然的に長くなってきたわけです。

それはもう必ずそうなっていくのは当然なので、

やはり無駄な時間を削っていくことが非常に大事ということでした。

スタッフとしてお手伝いいただいた方たちもベテランになっており、

最初から非常にいい流れとなり、

終わってみれば終了時間の一時間以上前に終了することができました。

人数の多いアンサンブルもありましたが連携がよく、

非常にスピーディーに準備が整ったことも大きなポイントでした。

この準備と片づけのスピードが時間短縮に大きく貢献したことも確かです。

お手伝いいただいた方には感謝感謝です。

ありがとうございました。

 去年は、今年とほぼ同じプログラム構成でしたが、

終了時間を若干オーバーしてしまいました。

会場の人に何か言われないか冷や冷やしました

それを考えると今回がいかにスピーディーに進んだかが分かります。

 出演した奏者の方たちの演奏も今回は非常にいい流れで進みました。

聴いてる途中でも今回はなんだか違うなと思ってました。

ミスがなかったどうかという卑小な話ではなく、

流れが途切れることなく最後までつながったということです。

演奏する皆さんがベテランになってきたということもありますが、

全体の流れが途切れることなく進んでいくというのはなかなか難しいことです。

出演人数を考えても驚きですね。

自分なりの目標に届かなかったという話もありますが、

それでもそこで大きく停滞することなく、

最後の和音まで弾ききるというのは簡単にはできないことです。

若干苦しみながらも最後の和音まで弾ききった方もいたと思いますが、

流れを損ねることはありませんでした。

44回にして初めての出来事でした。

 発表会も最初の頃はどうもうまくいかずに、

出てくる人ごとに演奏にトラブルが発生してしまって、

聴きに来てくれた人に「なんとかならないの・・・」という、

厳しいお言葉をいただいたこともあります。

自分自身が初めて間もなかったこともあり、

I don't know・・・状態。

なんとも五里霧中だった。

なかなか難しいもんだなと思った記憶がある。

ステージにいきなり立つのも厳しいのかもということで、

本番前にリハーサル会というのを始めたのですが、

そう簡単に結果が出てくるものでもないですね。

今回もリハーサル気を見ていた限りでは、

いつもと変わらない感じでした。

それよりも思っていた以上に時間がかかり、

そちらのほうで緊張しました。

しかし、本番では大きく結果を出す演奏で、

終了時間を大幅に短縮できたのは書いた通りです。

 演奏については、

今回も演奏ミスのことが大きくクローズアップされて、

会話の中に出てきてました。

終了と同時になんだか気分がよくなり舞台に上がって、

一言しゃべったわけですが、

その時にもあまりミスのこと取り上げても意味がない、

ということを言ったのですが、

そこはどうもうまく伝わらずでした・・・。

ギターはミスの出やすい楽器の最右翼。

ただ問題は流れを止めてしまうことと弾き直しです。

流れを止めるというのは最大のミスになりますね。

今回はほとんどそれはなかったと思います。

聴いているほうはいきなりなり時間の流れを止められるというのは、

弾き間違いよりなんだか不快な気分になるものです。

弾き間違いというのは聴いてる方にとっては、

たいして気分を削ぐものではありません。

演奏者がミスをしたといっても、

聴いてる方は気がついてない場合がほとんどです。

ただ流れを止められると記憶には残ります。

流れを止められると、

前後いくら名演でも不快な気分というのは残ります。

プロの方たちの演奏もすべてミスなくというのはそうはないのですが、

流れが止まるということはまずないですね。

結果、曲の全体の印象だけが残るんですね。

ステージで演奏するということの一番大事なことは、

レッスンでやったこと、自分の思っていることを、

どのくらい表現できたかが大事ですよね。

そこが話題にならないのは少し残念です。

ミスの一つもなく完全に演奏するというのは、

究極の目標ではあると思いますが、

それだけに固執してしまうのは、

いかがなものかという気がしないでもないです。

ギターを演奏するというのは自己表現の手段であるわけですから、

自分が練習したこと、曲に対して思っていること、

レッスンでやったことがどこまで表現できたかが、

一番大事ではないかと考えます。

自己表現がミスの度合いで測るのはどうかと思いますが・・・。

 アンサンブルについては、

これも去年の時よりかなりの進歩がみられて、

いい感じに演奏できたと思います。

ただこれはまたソロとは違った難しさがあります、

前回より確実に前進できていたと記しておきましょう。

前進はしてるのですが課題はまだ残ってはいます。

アンサンブルには大きな意味があるので、

これからも継続して練習していきたいですね。

また、次の目標に向かってまた練習していきましょう。


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