2003年11月22日 スカクリニック @三木ミュージックサロン 第1部 


スカクリニック第1部@ 投稿者:おこちゃん  

 今回ノリコ氏の情報提供及びご厚意により、スカクリニックの第1部に行きました。第2部の様子は、のりさまがなごや様の方でレポされてますので、こちらは第1部の様子を紹介したいと思います。

【いざ大阪へ】
 今回の大阪行きはちょっぴりドキドキしていました。スカクリニックとは関係ないんですけど、この前「イコカ」を買ったんです。(JR西日本のICチップ内蔵の切符)その切符が本当に使えるのかと思って、改札口に財布を当てると「ピッ」という音で通過。これはすごい(ほとんど田舎者・・・笑)切符を出さずに改札口を通過できる。実験は大成功。
 気分良くして、JR大阪駅に到着。大きな顔をして再び改札口に財布を当てると「ピー」と大きな音。なんと料金不足。そうです。このイコカですが、最初は2,000円なんですが、そのうち500円が預かり代金となって、実際の運賃は1,500円しか入ってないんです。顔を真っ赤にして、イコカにお金をチャージしました。(皆さんもご注意下さいませ)

 ノリコ氏から会場までの案内メールにより迷わず会場のあるビルに到着。「わ〜ヴィトンのお店〜」ほとんどお上りさん状態(^^;)ちょっと覗こうかと思ったんですけど、入り口に制服姿のガードマンさんが警戒中。ガードマンさんの姿に圧倒され店内探検を断念。ノリコ氏に会場到着のメールを打ちました。(しかし、このメールは前のアドレスに送信したため、ノリコ氏に届いていなかった・・・汗)

【ミュージックサロン心斎橋】
 会場のミュージックサロン心斎橋は、ビルの12階。入り口は、まるでオフィスのような感じ。しかし、一歩踏み入れると、おしゃれなサロンと通路の両脇には大小のレッスンスタジオ。さすが三木楽器。「こんなところでレッスン出来たらな〜」とちょっと羨ましい感じ。
 会場入り口には、何とiOブランドの楽器が展示されてました。トランペットにあっては、NARGOモデル開発中と噂のアップベルのXO。おまけに色は、すべてピンク。楽器好きな自分としては、これだけでも感動(^0^)

 会場は思ったよりも小さい。これで、NARGO先生、北原氏、GAMO氏を間近で拝見できるとはもう感無量。(この時すでに、ミーハーモード)ノリコ氏も会場に到着。(帽子姿が今日も可愛い)ノリコ氏の色紙話題に思わず「自分も持ってきたんです」と突っ込んでしましました。

 ・・・続く


スカクリニック第1部A 

【華麗に3人登場】
 開演予定時間は、13:30。しかし開演する気配はなし。するとスタッフの方から「今GAMOさんの楽器を調整中ですので、3分ほどお待ち下さい。」との挨拶。すると会場からは、「わ〜演奏やってkれるんや〜」とざわめきの声。(含むおこちゃん)
 会場に「銀河と迷路」が流れる中、華麗に3人が会場入りしました。北原氏は、スーツ姿にピンクのカッターとネクタイ。手には、ジュピターのピンクのトロンボーン。NARGO先生とGAMO氏はラフな服装。先生は、鳥打ち帽かぶってました。手には、ライブで使っているピンクのXOとGAMO氏は、展示されていたiOのピンクのテナーサックス。全員がピンクの楽器持参でステージ上に登場。いつもは、ステージでしか見ることが出来ない3人が自分の目の前に並んでいる・・・う〜ん。満足!

【SPランチ】
 第1部は、2バンドのクリニックが行われました。第2部のバンドは聴いてないので判らないんですが、第1部のバンドは、2バンドともレベルが高かったです。
 このSPランチは、女性8人のスカバンド。平均年齢20才。曲もオリジナルで曲の雰囲気は、ポップなスカという感じでした。自分がTpやってる事もあって、どうしてもTpの女の子の方ばかりに目が向いてしまうんですけど、軽く演奏してました。Tpと言えば、高い音をこれでもかという具合にパワーで吹きまくる奏者が多い中、こうした肩の力が入っていない演奏は、逆に新鮮さを感じました。そして、彼女は音が太いんですよね。この音の太さは、NARGO先生からもお褒めの言葉がございました。
 今までスカパラ以外のスカバンドを見たことがなかった自分としては、このすごく新鮮さを感じました。女性ばかりのスカバンドという事もあるとは思うんですけど、スカバンドとして聴いた場合、爽やかなスカ(表現が難しい)を感じさせてくれました。そして、ステージも見せるんですよね。場慣れしている・・・。後でインタビューがあったんですが、やはりライブハウスで定期的に演奏してるとか。(納得)

【SPランチのクリニック】
 曲が終わった後で、3人がステージに登場。3人一同「良かった」と絶賛。最初は、クリニックするところがないという感じでした。GAMO氏は「うん。可愛かった」と満足されておられました。(^^;)
 北原氏が「白玉系のところは・・・」とアドバイスされると「白玉って何ですか?」との質問。白玉とは全音符の業界用語とう説明に一同納得。北原氏のアドバイスは、
  ・ 菅でコード感を出すと良い。
  ・ 菅のソロの部分が欲しい。(最後の曲で菅のソロが出てきました)
だったと思います。しかし、いつもは過激なステージを見せてくれる北原氏。トークも楽しいですね。バンドの派閥の話になり、スカパラは禁煙派と喫煙派の派閥があるという話から「皆さんも派閥があるんですか」との質問にバンドメンバーが「はい」と答えた途端「タバコは駄目」と目をパチクリさせながら叫んでおられました。

 NARGO先生は、本当にこのバンドが気に入った様子でした。先生もポップな感じが良いと話しておられました。それと自分も感じていたTpの女の子の演奏について、太くて良い音だと褒めておられました。(照れるメンバー)特に「今までオーディションは受けた事はあるんですか。」などと逆に質問、先生は将来有望なバンドとして見ておられたと思います。(長く続けて欲しいとコメント)リズムの部分については、タイトになると良いとアドバイスしておられました。
 それとスカバンドについて
   ・ 自分たちでないと出来ない音楽、それとメッセージを伝えてほしい。 
   ・ スカバンドは、遊んでいる人(演奏していない人)も何かやった方が楽しい。    全員がこちょこちょ動き回っていた方が、見ていて楽しい。
とステージ上でのアドバイスもしておられました。このコメントは、GAMO氏も次のバンドの時「演奏していない時、何かした方が良い。例えば彼女(アルト)が白目むくとか・・・これは例えばの話だけど・・・笑」と同じ様なことを話しておられました。 

 ・・・続く 

スカクリニック第1部B 

【ActiMA】
 続いてのバンドは、赤い繋ぎのActiMAの登場でした。このバンドは、昨年のスカクリニックにも登場したバンドということで、今回2回目の参加。バンド結成7年目でジャスタマガジンにもスカバンドとして紹介されてる、セミプロ的なスカバンド。メンバー構成も男性5人女性3人の男女混成スカバンドでした。真紅の繋ぎもさることながら、青色に白い雲のイメージで塗装されたトレーンボーンにはびっくり。「ペイントの関係で音が曇らへんやろか?」と一人変な想像をしていました。けどこのバンドも上手でした。さすがです。

 どうも女性ばかり注目してしまう自分ですが、アルトの女性の人は演奏中、流し目しながらアルトを演奏。(可愛かった)Tpの女の子も頑張ってました。アドリブも良かった。PSランチがポップなスカなら、このActiMAは、本流(ディープ)スカとでも申しましょうか?そんな感じを受けました。

【ActiMAのクリニック】
 やはり2年目ということで、アドバイスの内容も演奏を褒める事よりもアドバイスが多かったです。(アドバイスが多いことは有望株の証拠)NARGO先生は、特にテンポの部分を強調されてました。踊れるテンポ、あまりゆっくりしたテンポでは踊れない。先生の指摘で再度テンポアップすると、これが実に気持ちよい曲に変身しました。

【作曲について】
 メンバーからの質問コーナーでは、「どんな楽器を使って作曲してますか。」といった内容の質問が出ました。この時、余談として先生が「最近デモテープについてちょっと思うんですよね。」とデモテープについて、語り始めました。デモテープを作るとイメージとしてはよく判るが、逆にそのデモテープにとらわれてまう・・・といった内容だったような・・・。北原氏は、デモよりも楽譜でメンバーに渡して演奏してもらうと話しておられました。GAMO氏は「デモ作って、みんなに演奏してもらったら下手なんだもんな〜」と発言。そこで北原氏「おいおい。下手かよ〜」と絶妙のつっこみ。続けて先生が「だってGAMOさんのデモって完璧なんです。」と話しておられました。

 作曲の裏話も披露されてました。先生は「最近、作曲するとき、ライブをイメージして作ってます。曲って眠りかけた時、突然やってくるんです。『おい。今かよ〜』と思いながら起きるんですけど。」とライブなどでお客さんが踊っているところをイメージして作曲しておられるそうです。

 またボツになった曲は、20曲いや30曲・・・それ以上などと、世の中に出なかった曲は数多いとも話しておられました。スカパラの場合、最終的には全員で曲が決定されるようですが、ボツになる場合、その曲に対して誰もコメントしないそうです。その冷たい雰囲気の中で「これは駄目だったな」と自分で判断して自然と消えていくそうです。曲作りって本当に大変なんですね。

 ・・・続く


スカクリニック第1部C

【iOの紹介】
 質問が終わった後で何とActiMAと3人との特別セッションが企画。(何と心憎い演出の三木楽器さん)3人は、先ほどのピンクのXOとiO、ジュピターを手に取りステージに上がりました。
 ここは、三木楽器さん。新しいXOとiO楽器のコマーシャル。北原氏のピンクのカッターとピンクのトロンボーンがマッチするんです。北原氏の説明によると、このピンクは日本の工場では塗装することは出来ないと説明されておられました。ここでXOの開発者の拝藤さんの紹介。会場にいらっしゃる人は、「拝藤さんって誰?」といった雰囲気でしたが、楽器店の店長さんからXOの開発者の拝藤さんの話を聞いていたので「えっ。拝藤さんも来てるの?」とびっくり。北原氏が、拝藤さんにコメントを求めましたが、照れ屋の拝藤さんはブロックサインで「北原さん頼む」と合図。北原氏は、マイクを持った手でこちょことしながら「まあそういう事です」と拝藤さんの説明はなかったです。(残念)

 ピンクのXOが定番となってきた先生。どうしてピンクのXOを使い始めたかとう話をしておられました。きっかけは、北原氏のトロンボーンのピンクのスライド部分を見ていて「綺麗だな〜」と思ってベル部分をピンクにしたそうです。
 GAMO氏も「いや〜綺麗だよね。この楽器買おうかな〜なんんて思ってるんだよ。」なんて新作iOのテナーサックスを持って話しておられました。
 それと監修の話も第1部でも出てました。北原氏が「監修って書いてますけど、実は監修してないんです。すいません。訂正しておいて下さい。」と説明がありました。

【特別セッションは、スキャラバン】
 さて特別セッションです。このセッションですが、最初から企画されていたのかなと思ってなんですが、どうもいきなりのようでした。スキャラバンも、どのようにアドリブを回していくのかとか、打ち合わせしておられました。結局アドリブについては、順番に回していくということで、話がまとまりスキャラバンがスタートしました。
 ActiMAのメンバーさんも負けてなかったです。テナーから順番にアドリブソロが回っていくところは、かっこ良かった。

 おっと・・・アルトのアドリブが抜けた・・・続いてTpのお姉様。頑張ってます・・・あああ・・・先生に助けて〜のサイン、そこにすかさず先生のアドリブ。北原氏とActiMAのトロンボーンさんの掛け合い、いいですよね〜。おっと・・・曲が途切れた〜先生のサインで再びテーマに突入!
 いきなりリハーサルもやらずに演奏するんですから、こうしたアクシデントも当然、しかし、そうしたところもまた見ていてとても楽しかったです。
 スキャラバンを堪能することが出来て、満足のうちにスカクリニックは、終了したのでありました。

 終了後、3人向かいの控え室に入っていかれました。ひょっとしてサイン貰えるかも・・・としばらく新作iOを見ながら待ってたんですが、その機会なし。するとNARGO先生と拝藤さんがスタッフに案内され、控え室からどこかに歩いていかれました。
「サインなんて貰えへんよね。レベルの高い2バンドの演奏と3人に会えたし、これ以上望んだらバチが当たるわ。」と自分を納得させ、会場を後にする事にしました。

 ・・・続く  


スカクリニック第1部D 

【未知との遭遇・・・】
 さて、せっかく大阪に来たんですから、でぃーぷな飛田に探検に行こうかと悪魔の囁き?も聞こえてきましたが、今日はスカクリニック、お勉強です。飛田探検は、機会が有ればということにして、三木楽器の管楽器コーナーへ行くことにしました。(^^;)

 管楽器コーナーに到着すると、トランペットの音色「お客さんが試奏してる?上手やな〜」と覗いてみると、何と鳥打ち帽をかぶった人がトランペットを演奏してました。そうです、NARGO先生でした。何と、こんなところで未知との遭遇。おそらく、三木楽器さんに頼まれて楽器の選定中だったと思います。その横には、拝藤さんも座っておられました。 こんなチャンスは2度とないと思い、勇気を出して拝藤さんと先生にサインをもらいました。拝藤さんは、「えっ? 僕ですか?」と照れながら色紙には、「XOをよろしく」と書いてありました。先生は、笑顔で気楽に「いいですよ」とウッドペッカー?のイラストとともにサインを貰いました。(飛田に行かなくてよかった〜)

 デジカメも持っていた(準備が良すぎる・・・大汗)ので、楽器店の人にお願いして写真も撮影。先生が「せっかくですし、真ん中に入りましょうよ。」と優しいお言葉に甘えて中央に納めてもらい、拝藤さんと先生に挟まれて写真を撮ってもらいました。
 先生に「今日紹介されたアップベルのXOはライブで使う予定ありますか?」と質問すると、横から拝藤さんが「使ってくれますか?」とつっこみの質問。先生は、「そうですね。使ってみたいですね。」とのお返事でした。来年のライブは、アップベルのピンクのXOが登場するのでしょうか?

【おわりに】
 今回のスカクリニックは、本当に良かったです。とても贅沢な時間を堪能することができました。そして自分の尊敬する人のサインと写真も宝物です。

 この前のFMのラジオ番組で欣氏とNARGO先生が小学校5年の女の子からの恋の悩みに答えていましたが、自分の上の娘もあと数年で小学5年。その時スカパラを聴くかどうかは判りませんが、もしスカパラを聴くようになれば、きっと今日のスカクリニックとサイン、写真は父親の威厳と尊敬を保つ協力なアイテムの一つとなるでしょう。

 そうした貴重な時間を作ってくれたノリコ氏に感謝の気持ちで一杯になりました。

・・・おわり・・・  


御礼・・・

 皆さんありがとうございます。いつもすいません、乱筆単文の文章で・・・m(__)m

 クリニックとうことで、本当は北原氏とかいっぱいアドバイスされてました。リズム隊特にベースの動きの部分もアドバイスしておられました。ベースって単調にリズムを刻むだけのような感じを一般の人は持っていらっしゃると思うのですが、ベースが動く事によりさらに曲が良くなるそうです。そう思うと川上氏のベースは、単調なリズムでなく動き回ってます。かっこいいです。その話を聞いて納得しました。

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