ら行の映画です。

ライフ・オブ・デビット・ゲイル
かなりおもしろかった。2時間以上あったんだけどそんなの全然感じないくらい引き込まれた。
前半はサスペンス要素が強くて後半に行くにつれて死刑制度の話が絡んで来るんだけど
話の流れっていうのか展開がすごくうまい。あーそうなるのかー!と思わず唸りました(心の中で)
この映画を見ると死刑制度の存続と廃止について議論するのもアホくさく思えてしまう。
そういうとこじゃなくて命の重さってなんだろうという根本的なとこについて考えないといけないんだな・・と感じた。
ケビン・スペイシーはやっぱうまい、特にこういうクセのある一般人(←重要)をやらせたら一番だね。
刑務所にいるときに常にしてるすべてを悟ったような表情がすごく印象的です。
ラスト・サムライ
さすがにきちんと作りこんであるなーというのが第一印象です。衣装とかセットとか。
殺陣のシーンの撮り方なんかはやっぱ違うような気がする・・
日本の時代劇だと結構引き気味(?)で全体を撮るイメージがあるんだけどこの映画ではすごい近め(?)で撮ってた。
・・・よくわかんないな(笑)ただ日本の時代劇の殺陣シーンと比べると違和感があるかな・・と。
意外なことに渡辺謙がえらいでばってて驚いた、トム喰われてるんじゃないすか!?と思うくらい。
英語も発音よかったし、役的にもすごくよかった。彼が主役と言っても別に違和感なさそう。
私的にはもうちょっと真田さんの出番が多い方がよかったなぁと思うんですけどね、格好良かったんで(笑)
現代人の忘れた武士道精神ってやつですか、自分へ厳しくとか・・。そういう部分はよく描けてるとは思います。
が!やはりこれはアメリカ映画であるということを忘れてはいけない。(笑)
本当に武士道精神だけを描いたのであればあのラストにはしないだろうからね。
あくまでも主役はオールグレンさんなわけです。オールグレンさんの成長話なわけです。
リトル・ヴォイス
音楽がよい!内容もほのぼのな感じでよい。
登場人物も個性的でいいですよ、お母さん役の人とか隣の家の友達とかね。
ユアンもすごいよかった!ハト好きなシャイボーイの役が似合いすぎ!!
「ハトとは違うな・・」とか言っちゃったりするとこがものすごいいいです!!ユアン好きは行け!!
レッド・ドラゴン
まずノートンがカコイイ!!頭のキレるFBIの役がすごい似合ってます。
ホプキンスも相変わらず、怖すぎるくらいうまいです。そりゃ3作目だしね・・・。
レイフ・ファインズもイイ。狂気と正気の間で揺れる犯人役をかなり好演してます。
ほんとにかわいそうになります・・・。
しかし・・・どうにもこのシリーズ独特の何かがないような・・・。なんだって言われてもツライが・・。
このレクター博士シリーズ(?)は監督によってビミョーに雰囲気が違うところがあるんですよ。
私なりの解釈をすると・・1作目はサスペンスに特化、2作目は芸術に特化、ところが今回のは・・・
なんだかただの犯罪映画になってしまったような感が否めない・・・・。
やはり「ラッシュ・アワー」の監督じゃ無理だったか・・?いい素材をたくさん使ってるだけにもったいない。
レディ・キラーズ
コーエン兄弟の新作ということで面白いことを期待していったが・・はーずれー・・。
話自体は悪くないのだが、メリハリがないのとキャラに個性がない・・・。
もったいないですね・・。
恋愛冩眞
うーむ・・・・堤作品ということでTRICKとかケイゾクのような感じをイメージしていったのだが全然はずれた。
作品としては普通・・かな。写真に興味ある人にはいい映画だと思う、綺麗な写真多かったし。
龍ちゃん相変わらず演技は微妙だねぇ・・・。ま、でもあの独特な雰囲気がいいから許す。
小池栄子が意外な役をやってました、新境地開拓か?
んで結局マヨヌードルはおいしいのか、まずいのか・・・だれかやって。
ロスト・イン・ラマンチャ
テリー・ギリアムの「ドン・キホーテを殺した男」はいかにして頓挫したか!というドキュメンタリー(笑)
映画を作るのってほんと大変なんだなとしみじみと思いました。たまには定価で見てもいいかな、映画。
でもこれ完成してたら絶対おもしろいと思うな〜。是非頑張って権利を買い戻して欲しいものです。