1〜9が頭文字の映画です。

8人の女達
これぞ本物の女優!!やっぱフランス女優は違うね。年とっててもすごく綺麗だし、なにより気品があるね。
この女優達を見に行くだけでも価値はあると思いますよ、絶対。皆さん歌も披露してるんでそれも是非。
フランス映画としては明るくてすごく見やすい映画です。演出は舞台っぽい感じですね。
個人的にはエマニュエル・ベアールのメイドの衣装がかわいい。
やはり女は強い!という作品です。
9デイズ
アンソニー・ホプキンスがめずらしく(笑)体張ってます。
すごいカーチェイスやってる車の後部座席で敵と戦ったり(後ろのドア全開で)
混みまくってるグランドセントラル駅構内を猛ダッシュしたりと、違った意味でハラハラさせてくれます(笑)
パートナー役の黒人(名前ワスレタ)のセリフがギャグだらけなんだけど
それがうまく緊張感を中和しててなかなかよい。
もし英語のセリフが全部理解できたらまた違ったおもしろさがあるのかもしれないね。
自分はまったく理解できないもんで、字幕で楽しみました。
話の内容はまぁいつもの通り、CIAがテロリストから爆弾を買い取ろうとしたんだけど、
ポカして一般人に任務を頼まなきゃいけなくなる、っていう話です(笑)
ひとつだけ興味深かったのは、ラストにテロリストがアメリカを批判するちょっと長めのセリフです。
今のアメリカの現状そのものを的確に言い表してるような気がしました。
25時
題材から考えると結構暗そうなイメージなんだけど、ノートンの淡々とした演技がそれを感じさせない。
だからこそ収監される日のあがいてぼろぼろになって泣きながら車に乗っていくモンティの痛々しさが引き立つ。
あと2人の友人役もよかったです。バリー・ペッパーがやってた友人がよかったなぁ。
モンティにはくよくよ考えるなよ、とか飄々と言うんだけど実は自分のほうがくよくよ考えちゃったりして。
実際自分がこの立場だったら同じくなりそう、掛ける言葉も見つからないだろうね。
とまぁ考えたり、タレ込んだ犯人を探したり、あがいたりするんだけど結局はどうしようもないわけで・・・。
その絶望とか喪失感みたいなものがモンティが最後に見る絶対叶わない夢の中に漂っていますね。
あとモンティがあがくシーン、ここも泣き叫ぶバリー・ペッパーがいいですね。
友情以外の感情も混じってやってしまってものすごい傷ついたっていう感じ(?)
大事な物は無くならないと気付かない物なんですよねぇ・・でも人生だけは台無しにしないようにね。
28日後...
ダニー・ボイルの作品は過激、ってイメージがあったんだけど今回もそれに漏れず(笑)
前半はほぼバイ○ハザー○状態。カメラアングルも物陰から覗いてるっぽい感じでまんまバイ○
それが後半にいくにつれて人間の本性の話になって来るんですけど、すごいやりきれない気持ちになった。
実際こういう目にあったらそうなっちゃうよなぁ・・と思うんだけどやっぱそうじゃない人もいると思いたい。
最後までジムのように「Hello!」と言い続ける人でいたいですな。