『TAKE FIVE』

ちょっとエキゾチックなトーンのメロディが魅力的な「Take Five」は、
ピアノのデイブ・ブルーベックを代表する名曲です。
 作曲は、デイブ・ブルーベック・カルテットの重要なメンバーの、
アルト・サックスのポール・デスモンドです。
 タイトルの「Take Five」には、
5拍子という意味と、
少し休憩という意味の、ダブル・ミーニングになっています。

 
“ほんの少しだけ時間をとって、私と出かけてほしい。
忙しいのはわかっているけれど、私がいることを忘れないで”

 この曲には、後で、デイブ・ブルーベックの奥さんのアイオラが
このような詞を書いているのですが・・・その内容は
現代のサラリーマン諸兄にとっても身に沁みる思いですね。


Won't you stop and take a little time out
この辺で手を休めて少し休憩したらどうかしら?
With me just take five
私と一緒に、ほんの5分ばかりだから
Stop your busy day and take the time out
忙しい一日に一息いれて、ちょっと休みましょうよ
To see I'm alive
私が生身の人間だということも確かめてくださらない?
Tho' I'm goin' out of my way
私は毎日わざわざまわり道をして
Just so I can pass by each day
あなたと会えるようにしているのに
Not a single word do we say
私たちって、ひとことも言葉を交わさないわよね
It's a pantomime and not a play
まるでドラマじゃなくてパントマイムみたいだわ
Still I know all eyes are for me
でも、あなたの目が私にくぎ付けになっているのは知ってるの
I feel tingles down to my feet
頭の先からつま先まで視線を浴びてくすぐったいから
When your smile gets much too discreet
それでもあなたの笑顔が慎重で控えめなものだから
Sends me on my way
私はもと来た道に戻るしかないでしょ?
Wouldn't it be better not to be so polite
そんなにかしこまらくてもいいんじゃない?
You could offer a light
あなたはその笑顔で周りを輝かせてくれなくちゃ
Start a little conversation now
ねえ、少しお話しをしましょ
It's all right, just take five, just take five
心配ないわ、ほんの少し、5分ばかり休憩するだけだから


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