ライヴレポート

2000/12/12(Tue.)HEART BEATにて

The Jamm(from UK)
THE FAKES
 WILD WEEKEND

ポール・ウェラ−率いるThe Jam(ザ・ジャム)のトリビュート・バンド、
The Jammの来日福岡公演が天神ハートビートであった。
The Jammは本国イギリスでもかなりイケてるんだって。
当日はナント、本家The Jamのドラマーだった
RickBuckler(リック・バックラ−)がゲストで登場というんで
期待して足を運んだ人もきっと多かっただろうね。

しかし、入り口には「リック バックラーは急病で来てない」
との張り紙が...。残念がった人も多かったろう。
でも俺の目当てはTHE FAKESだもんね。
しかも、8時半から用事あったし。


THE FAKES
THE FAKESは博多でかなりのキャリアを誇る
(多分十年なんてものじゃないはず)モッズバンドです。
前回みたのが二十歳くらいの頃だから5年以上前だな。
その頃アマチュアのライヴをあまり見ることの
なかった俺でしたが、相当足を運んだバンドです。

その魅力の1つはスタイリッシュなところ。
タイトスーツ、リッケンバッカー、オルガンサウンド
60年代のイギリスのクールスタイルが徹底してます。

そして、もうひとつステージングの完璧さ。
ステージに上がってから降りるまでショウマン
として少しの隙もなく(どことは言わないが観れば分かる)
オープニングからエンディングまですっと走り抜けて
終わった後に余韻が残る構成の素晴らしさ。
同じバンドマンとして勉強になります。

そして個人的に気に入ってるところが、
オルガンサウンド!!
ハモンドオルガンってクールな曲にしか似合わない
んだよね。しかも、かなりの達人プレイヤー。
かつて、ドラマーだった俺をキーボードに向かわせた
のが正にFAKESのオルガニストだったんです。
クラシックの素養がないと難しい鍵盤に立ち向かわせる
かっこ良さはギターにも負けない切れ味のバッキングに
ブイーーンってうなるソロ。男の鍵盤です。
ボンボン、お嬢サンの楽器って言わせないカッコ良さ!!

しかし、この日はお店のミックスバランスが悪くて聞こえが
悪かったです。あまりない編成のバンドとはいえ、
いただけなかったです。バンドの魅力を100%引きだせ
なかったのが本当に残念だったです。(照明は素晴らしかったが)

数年ぶりのステージの感想は、
「やっぱり良かった」て満足できました。
音源を持ってるわけでもないのに半分以上の
曲を聴き覚えてたのは我ながらすごいって思った。

数年のブランクの後に新メンバーで再出発のTHE FAKES!
あの頃ライヴ会場に来てたファンの女の子たちも
俺同様に大人になってるんだろうね。
俺自身もこのサイトが縁で復活を知ったくらいだけど、
本当にみんなにフェイクス知って欲しいて思ったぜ。
最新情報は公式サイトでね。


WILD WEEKEND


スマートなTHE FAKESの次は好対照なアメリカンで
ワイルドなロックンロールのWILD WEEKEND。
久しぶりに観た博多らしいバンドでした。
個人的に用事があったので途中までしか見れなかったです。
ARBとかが好きな人におすすめかな。

そんなわけでTHE JAMMは観れなかったです。
THE FAKESのサイトでレポートが載ってるので
興味があるかたはそちらで。

レポート:SH0−G