2001.5.11.サライにて
 
友部正人ライヴ
〜ハート型の水たまり〜
 
今回、このライヴを見ようと思ったのはいたって不順な動悸。
『友部正人』氏と言えば、ぶんにとっては大好きなミュージシャンの人達が好きなミュージシャン…。
「ぶんが大好きなミュージシャン」の「好きなミュージシャン」なので、大好きなミュージシャン達の事を
もっと知りたくて見に行きました。その一人が、今回の前座を勤められた友清政義さんです。 
友清政義さんは、大の友部正人氏ファンらしく、えらく緊張されていました。
11日のライヴの前、8日の照和ライヴも見に行きましたが 数日後のライヴの事を考えて、
ちょっとパニックだったようです。 でも、当然っちゃ、当然!! 
だって、憧れに人のライヴの前座を任されるなんて!? 今の友清さんの作り出している『音』は、
はじめて友清さんの『音』を聴く人にとってはなんの繋がりも感じないかも知れませんが、
ぶんには分かりました。 「あ、友清さんは友部さんの歌を聴いて育ったんだ!!」って。
 
<前座:雨ノ塔>
アムステルダム
堕ちてみなければ
タクシードライバー
約20分の演奏。
 
『雨ノ塔』は、友清政義さん+林しょうじさんのお二人で構成されたエレキギターのユニットです。 
エレキギターの音にこだわりを持ったお二人の演奏は、演奏しているその姿や表情も含めて見て欲しいです。
音だけでなく実はその詞の世界も独特です。 音がかなり大きいので、好き嫌いは結構はっきり分かれそうです。
友部さんのファン層が幅広く赤ちゃん?から結構なご年配の方もいらっしゃったので、ちょっと雨ノ塔さんもやりにくかったでしょう。
今回の演奏は、音的には押さえられていました(…ような気がします)。 そして、超緊張されていました。
ヴォーカルマイクの音が小さかったのが残念でしたが、良いステージでした。
 
<友部正人>
いろんな人生
愛について★
働く人★
月の光★
夜が明ける★
けらいのひとりもいない王様★
愛はぼくのとっておきの色★
6月の雨の夜、チルチルミチルは★
夕日は昇る
他、全17曲(内アンコール3曲)
 
「1回聴いただけじゃ、わからん!!」というのが正直な感想です。 (予習はしていましたが…)
詞の世界がとても深い様で、さらっと聴いたのではその良さの10分の1も感じきれていないと思いました。
詞を何度も読み返したいです。 ライヴでは、感じ取りたいフレーズにいくつも会いました。
1曲1曲が優しくて、沢山のメッセージを持っています。 ちょっと皮肉ったような歌もあり、笑うこともしばしば。
その中で、★印は特に気に入りました。 次回、また来復される時は是非ライヴに行きたいです。
 
 
(おまけ)・・・・そして、その帰りに、ナンと『イマイチ』のストリートライヴに遭遇。
この日の『イマイチ』は、女の子も居て全部で4人でした。 週1回の活動日だったようです。
「僕を見下ろした日」を練習したらしく、綺麗なハモリからスタートした歌声はなかなか良く、そろっていました。
1曲しか間に合ってなく、1曲終るとストリートライヴも終了しました。 毎週金曜日が活動日で、
天神コンコース(岩田屋前)でやられるそうです。近くに行かれる方は探してみて下さい。
 
ライヴレポート:ぶんぶん