RED WAGON final live
at CBGB JAPAN 11.March 2001



 まずノリの良さに驚きました。
テンポも歯切れもばっちりのMC、リズムをしっかりと保ちつづけるドラム、
それに軽快なトランペットの音色でRED WAGONのステージは始まり、
ぐっと引き寄せられるような気がしました。

 それではこの大所帯のRED WAGONのステージを私なりに解析してみます。
ボーカルは少しハスキーな英語曲に良く合う声。
これからもっともっとパワフルで芯のあるボーカリストになりそうな気がしました。
ステージに花を添えているコーラスの二人はまさに才色兼備。
サイケな衣装をバッチリ着こなしてステージを明るくしているだけじゃなく、
力強くてセクシーな歌声の持ち主なのです。
ボーカルに代わって歌った“Resque me”では二人の実力を感じました。
“Every time you go away”(車のCMで聴いたことある!)のようなゆったりした曲では、
ギターとベースの響きが光っている気がしました。
二人の音を注意して追いかけてみると、すごくきれいなハーモニーを感じます。
ドラムの音はアップテンポな曲ではさらに気分を盛り上げてくれるし、
バラードになるとスネアを効かせて切ない気分にさせられます。
そして曲にスパイスを加えてくれるのがトランペットとキーボード。
時々二人の音がすごく存在感を増す時があって、
バンドに欠かせない存在だと思いました。

 ライブの後半になると、この日の対バンだったcool trainとのセッションが組まれました。
ステージはさらに狭くなり、そのうちボーカリストはなんと6人。
声が重なり合ってものすごい。
コーラスが4人もいるとテンションもあがるあがる。

 そんなセッションで盛り上がったところをバラードでしっとりと収めたかと思いきや、
最後はちゃーんとポップなダンサブルナンバーを用意していたツワモノ達、
RED WAGON。もう会場は拍手と歓声と踊りの渦!
こんな楽しい解散ライブは見たことありません!!
アンコールももちろん大盛り上がりでした。
そんなRED WAGONのメンバーも春からはそれぞれの場所でそれぞれの暮らしを始めることでしょう。
でも、こんないいバンドのメンバーだったということは誇りに思えることですよー!
と私は言いたい。おつかれさまでした。

  reported by 東京レタス