−二十代最後のクラビング 〜[IGNITE]@MANIAC LOVE
 
 
2005年2月25日(金) この日は青山[MANIAC LOVE]で行われるイベント[IGNITE]へ。DR.SHINGOのイベントと言うことだったのだけれど別に目当てはそちらでなく(笑)、大阪の盟友ゼンタ氏がゲスト参戦すると言うので、そのプレイを観る為に行く。
 
 
仕事を10時前に終え、11時過ぎの地下鉄に乗って表参道へ。
 
初めて行く[MANIAC LOVE]は結構分かりにくい場所。と言うか表参道の駅を出て、いきなり反対側方向へ歩いてしまって迷う僕。本当に方向音痴でイヤになる…。
 
 
着いてみると、[MANIAC LOVE]はそんなに大きくない、雰囲気のいい小バコと言った感じ。フロアは決して広くは無いのだけれど、天井が妙に高くなっていて、なかなか開放感のある造り。
 
音も結構いいと思う。少なくとも、東京へ越してきてから行った他のクラブ、[MODULE]や[WOMB]なんかよりは全然綺麗な音を出していた。
 
 
久々に聴いたゼンタ氏のプレイは凄く良かった。友人だからお世辞で言うのではなく本当に良かった。前に聴いた時とは比べ物にならない程に選曲もテクニックも良くなっていて、正直度肝を抜かれた。
 
僕の知っている曲は全然かからなかったのだけど、何て言うのか、「じわじわ来る」プレイ。いつまで経ってもアゲない様でいて、でもふと気付いた時にはフロア中が凄く沸いている。そんな独特の盛り上がりを魅せるプレイだった。
 
選曲・音も独特で、きちんと「自分の世界」のある音だと思った。
 
 
色々と知り合いにも出会えた。テクノを通じて知り合えた友人達何人かに会えた。皆凄く久々に会ったのだけど、元気そうで良かった。
 
しかしこの友人達。思えばこの日会ったほとんど(いや全員か)、大阪のクラビングで知り合った人達ばっかりだ。何人かは東京在住の人達だけど、でもなぜか知り合ったのは大阪。東京のクラブで、大阪で知り合った人達と会う。おまけに僕は元名古屋人…。何とも言えない不思議さを感じる。
 
と言うか、僕。よくよく考えてみたら名古屋人のクラブ友達より大阪のクラブ友達の方が多いのか(笑)
 
 
結局、まともに音を聴いてフロアで踊っていたのはゼンタ氏の時だけで、あとはひたすら友人達と飲んで喋っていた。
 
でも、いいのだ。
 
最近はクラブ行っても、ただ有名DJのプレイを目当てで行くだけで、そのプレイを観て、聴いて、ただ独りで黙々と踊って酒飲んで帰る。そんなクラビングが続いていたけれど、この日は違った。
 
誰かのプレイが目当てとかそんなのではなく、友人達と集まって好きな音を聴いて、酒を飲んで、話をして楽しむ。
 
それこそがむしろ、クラブ本来の楽しみ方だろうし、そんな本来の楽しみ方を久々に出来たのだから。
 
友人達と集まって喋っていたら、全然知らないグループの人達が、「ワイン開けたから飲んでよ」と、僕達にもワインを注ぎに来てくれた。こんな「交流」があったりするのも凄く楽しい。
 
 
でも、楽しかったからと、少々はしゃぎ過ぎたか。いや…飲み過ぎたか(笑)
 
次の日はかなりキツい二日酔いで、一日ベッドの上から動けなかった…。せっかくの休みがまる潰れ。
 
まあでも、二十代最後のクラビング。こんなのもいいだろう。