常々臭(つねづねぐさ)

・第弐拾臭七  2月日9(月)

 毎週読んでくれているファンの方々、もうご存知の事と思うが俺は漫画が好きである。 先日、モーニング誌上で連載されている”キマイラ”と言う漫画を買いました。 久しぶりに血が沸騰しましたYO!絶対お勧めです。今2巻まで出てるから買い始めるなら、 今でシュYO!

 そしてそのまま27臭へ入ります。

 100円ショップのダイソーが一冊100円で漫画を出しています。その中に ”獣神ライガ−”てのがありました。01が大喜びで買ったらしく、例によって借りました。



獣神ライガ−。永井豪作(代表作:デビルマン、キューティーハニー、他多数 )、そしてあの人気プロレスラーのモデルにもなった漫画。さぞかし面白い事だろう。



面白かったですよ、別の意味で。



 なんて言うんですか、漫才ってボケとツッコミで成立しますよね?



ライガ−、ボケ倒し。



 ツッコミ所あり過ぎです。だって冒頭から凄いですよ。

 1ページ目・・・主人公登場。「ヤッホー、行ってきまーす!」と元気な掛け声で登校。

 2ページ目・・・ヒロイン登場。「ユキのスカートめくりは俺の専門だぜ!」と勘違いに満ちた 発言と共に、主人公にスカートをめくられる。

 3ページ目・・・悪の組織登場。獣の顔の形をした物々しい乗物(陸の要塞:ラウンド=ヘッド)が上空を通過。
り、陸の要塞が飛んでいる・・・。陸の要塞が・・・、そ、空を・・・。

 4〜13ページ目・・・悪の組織北海道をひたすら破壊。ヒロインの頭上にヘリコプター落下。 ヒロインピンチ、さあどうなる?





 14ページ目・・・ヒロイン死亡。





 15ページ後半から16ページ前半・・・2コマに渡り主人公泣く。(ヒロインの役目終了。)



息もつかせぬ好展開。



 ヒロインが14ページ目で死ぬのはこの漫画くらいだろう。

 その後主人公は、何故か馬に乗って登場したおじいちゃんに「ライガ−を呼べ」と言われ (いきなりいわれて、わかるかい!)、ライガ−を呼び無事悪の組織を追い払った。



 これが第1話です。たった1話でこれだけのツッコミ所。

こいつ、只者じゃない・・・。



 あと、台詞もおかしいです。2話目からはライガ−に乗りこむ時は、主人公が

ライガ−、イン!いつから決まった、そんな事。

 あとやたら、説明口調なんですよね。

 暴れまくる敵の前にライガ−登場。悪役の台詞、
 ・「出たぞ!謎のバイオアーマーライガ−だ!」

 敵の中ボス、ザーラの登場シーン。ザーラが一言、




 ・「ザ−−−ラ−−−!」

 僕がやったら、




「こーーーぢーーー!」ですか?



イヤですよね?



 いきなり僕が家に来て、




「こーーーぢーーー!」



 って自己紹介しながら入ってきたら。しかもこのシーンではその場にはザーラ以外誰もいないんですよ。



 まあ色々書いたけど、とにかくこの漫画キャラクターに愛着がわかなさ過ぎです。 作者もどーでも良かったんじゃないですかね?ヒロインもさることながら、馬で華々しく登場したおじいちゃんも、 溶岩にまきこまれ、「ぎゃ〜!」の一言と共にアッサリと死亡。

 次ページ1ページを使い主人公泣いてはみるが、次ページ以降じっちゃんには一切触れず。


 後気になったところでいえば、3話目くらいでライガ−はシールドウィングっていうのに乗って 空を飛ぶんですが、次飛ぶシーンでは


しっかり翼生えてます!

 とにかくツッコミ所が満載でした(ちなみに、今回紹介したのは全2巻中1巻のみ)。 いろんな漫画がありますね。いい漫画家でも駄作もあるってことでしょうか? わかんないですよ?僕みたいな小物には、分からない深いメッセージがあるのかもしれない。

 まあでも、僕は僕で楽しませてもらいましたYO!皆も良かったらどうぞ。ダイソーに売ってますからね。

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