常々臭(つねづねぐさ)

・第十八臭  12月8日(月)

 今日小牧の天然温泉スパガーラにてライブを行った。その事は01の日記で読んでもらうとして、 今日はとても有意義な一日だった。何が良かったって久しぶりに大きなお風呂で足を伸ばし、 ゆったりとした時間を過ごすことが出来たのだ。今年二度目のひどい風邪を引いている俺には、 たまらない癒しだった。そして俺は一つの事に気が付いた。温泉と言うのは男のプライドが 立ちあがる場所であり、蹴落とされる場所である。つまりは男同士の暴力を用いない戦争の場所なのだ。

 いろんな人がいる。終始あそこを隠しつづける者、堂々おっぴろげの者、歩くときだけ隠している者、 存在が確認できない者、様々な場所で様々な観点から戦いが勃発していた。 幸い俺は

「ブラックドラゴン!」

「ビックマグナム!」

「ビックボーイ!」

 等様々な名前をつけられるムスコを持っているので、大抵の戦いには勝利する事が出きる。 俺って奴は喧嘩も最強なら、あそこも最強だぜ!

 しかし俺が思うのはあそこが小さいと思われるヒト、何故それほどまでに隠したがるのだろうか? 個人の勝手だ!と思われるかもしれないが、小さいあそこを隠してこそこそ歩いている若い男より、 小さなあそこをおっぴろげて、「パチン」なんてタオルを叩きつけているおっさんの方がよほどかっこいい。 まあ、わからんでもないけど。男はコンプレックスなんて持ってちゃダメだよ。 いや、ダメじゃない。コンプレックスを克服(支配)し、堂々と胸を張れる者、そう言う男が かっこいいのだ。持てる男と言うのは例外無くコンプレックスを感じさせない、威風堂々としているのだ。 そんな男に俺はなりたい。

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