*これはセブンスファーアスタリズムの神話でのオリジナル設定(フィクション)です。

◆あとがき

セブンサーペンツという曲(8th CD収録予定)の物語と設定に関しては、
『虚空のガウェイン』という僕個人の小説を元にしていますが、
ドラゴンランスで歌詞として使うにおいて、
世界観を共有させるために設定をかなりいじっています。

ファーアスタリズム関連の資料を見ると色濃く残ってますが、
ラッセル皇国を取り巻く長い歴史の裏には、
七悪魔たちとの壮絶な戦いがあり、
特に鮮血の悪魔に関しては、
もっとも中心にいた存在でありまして、
『煉獄王』『虚空のガウェイン』『幻魔戦姫』
という指輪三部作の大元となっている存在です。
※さらに外伝でなぜか探偵ものがありますが……。

しかし前述の理由で、そこら辺の匂いはむしろ、
歌詞となるときには薄れているだろうと思います。

ドラゴンランスはメンバー交代が激しいバンドであり、
特に歌詞に関しては常に悩みの種でした。
及川さんは海外のファンタジー小説が好きで読み込んでる人間でして、
どうしてもそこら辺の雰囲気を曲に取り入れたいと。
海外の有名バンドと決定的な差の部分の一つであると。

ただし僕の作品は純ファンタジーというより、
伝奇ものもあったり、むしろライトノベルの形態をとっています。
なのでファンタジーものの曲と合わせやすくするには、
どうしたらいいかと考えて、
今までのドラゴンランスの歌詞で宙に浮いている設定や単語があったので、
それを混ぜて更に改良することで、出来るだけ違和感のないものを作りました。

そういう無理くりの事情がありますので、
設定で煮詰めると整合性がまだ出来ていない部分があったり、
所々、気配が違う部分を感じたりするかもしれませんが、
そこら辺はもし機会があれば続きなどで修正していきますので、
とりあえずはご勘弁下さい。

最後にセブンサーペンツという設定を練り上げるにあたって、
参考にした過去のドラゴンランスの歌詞の単語などを資料として提示して、
終わりとさせていただきます。

2010年7月4日 下山瑶祐
◆ドラゴンランス設定メモ

【ドラゴンランス】
暗闇の雲に覆われた凍てついた地

【ホーリーブラッド】
四大聖者と聖杯

【ロードオブザリングス】
凍てついた風から解放された最後の教会
太陽神の指輪
赤の指輪―情火・勇者の証、闇を焼き尽くす
緑の指輪―生命
白の指輪―愛

【ファイヤストーン】
白の天使
生命の源の土地
ファイアーストーン―自らの心の輝きでもある
枯れた大地

【フォーブラッドアンドオナー】
「前世からの記憶―彼女」を求めて旅芸人の船旅
リズボン→ローマ

【アイズオブザクライスト】
月の女神の導き
歌えないと分かっていながら歌いたい
ローマを目指す長旅
くじけそうな心

【ミスオブハント】
星となった古代の神(狩人の神話)
それは実は昔話ではなく予言
転生を望むもの、星へといき、星座を巡り、神となる
王のミイラに神話の神(となった王?)が転生する

【リターニングオブザキング】
ミイラは既に腐り落ち
転生した王は崩れ落ちる
怨念を残したまま

【チャプターオブスカイランド】
ペガサスに乗り聖なる槍をかまえる戦士
十分に生きること―本能にさからい命を粗末に扱う
空を守るため、毒蛇の森を抜け、敵を石に変える

【マスターオブランス】
「城は象徴 生きる原動 
護るべきものがあるからこそ命を削っている」
ドラゴンが空を舞う
後退できぬ槍騎兵は戦いの意味を問いながら
生きる意味を疑問に思いながら戦い続ける

【エッジオブダークネス】
心の弱さとは闇(欲)の刃(暴力)に支配されること


◆解説――ドラゴンランスメンバーより寄稿

普段彼が話してた物語がここまで壮大でビックリしました。
今後の展開が楽しみですね。

斉賀正尚


これまでリリースされたドラゴンランスの作品は、
それぞれが独立した物語と言う創りでした。
本書は、これらの作品を1つの物語、
世界観に統合したような視点の作品と言えますね。
アダムとイヴのごとき「始まりの地」、「白の指輪」、「最後の教会」、「四大聖者」
…そして最強の武器「ドラゴンランス」などなど、
既存曲の歌詞のオマージュも随所に見れ、CDを所有するファンなら思わず、
にやけてしまった事でしょう。

本書の制作は、現時点で未発表曲の「The Seven Serpents」の作詞を、
下山氏に依頼した事に端を発します。
(この楽曲及び詞も今後のドラゴンランスのシングル・シリーズで、
リリース予定ですので、楽しみにしていて下さい)
話は遡りますが、氏は「The Seven Serpents」作詞の前に、
「Definitions Of Honor」では、アーサー王伝説=エクスカリバーと言う、
ファンタジーの王道テーマを見事に作詞しています。
その後の本書の制作では、
その才を更に昇華させ一気に爆発させたと言えるのでは無いでしょうか。

本書は、物語と言う面と、設定・資料的な面を1冊にまとめてあり、
良い意味でまだまだ数百〜数千あるパズルの、
わずか数ピースを垣間見せてくれたに過ぎないようにも思えます。
僕はこの冒険譚の続巻が、刊行されるのが楽しみで、待ち遠しいです。

 どうか、この続きが、読めますように!!

及川洋一