バーゼル2と銀行監督―新しい自己資本比率規制



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バーゼル2と銀行監督―新しい自己資本比率規制
バーゼル2と銀行監督―新しい自己資本比率規制

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バーゼルIIを体系的に理解できる


バーゼルIIついて勉強したいと思い知人に薦められた本書を購読したが、手頃な分量の中にバーゼルIIの意義・枠組みが体系的にわかりやすく記載されており非常に有益であった。特に3本の柱について、従来は正直言って自己資本比率の計測に関わる「第1の柱」はそれなりに理解している一方、「第2の柱」と「第3の柱」についてはよくわからなかったが、本書により重要性が理解できた。

バーゼルIIについて従来は当局の要請に対応せざるを得ない義務的なものととらえていたが、銀行が自らリスク管理高度化に取り組む仕掛けであり、能動的に対応すべきものであると前向きにとらえ直すことができた。

なお、最終章の「バーゼル委員会における検討経緯とわが国の貢献」においては、バーゼルIIに対する各国の取り組みが描かれており、その中での日本の金融当局の方々の苦労が窺えた。金融に関しては欧米諸国に遅れているといわれているわが国であるが、不良債権問題が収束しつつある今後は、当局と民間の関係もお互いに切磋琢磨する前向きなものに変わって、世界に貢献できるようになればと思った。
職場に一冊

職場で辞書のように使っています。難解な規制体系や専門用語も「これを見れば必ず書いてある」という本を待っていました。まさにそういう本です。
また、単なる制度の解説だけでなく、自己資本比率の意義や役割を銀行監督の歴史的背景から紐解いているので、ただ闇雲に勉強するよりも深い理解が得られます。
ところどころ、難し過ぎる部分もありますが、そういうところは(仕事に関係ない限り)読み飛ばすに限ります。
とにかく重宝しています!



東洋経済新報社
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