L'omaggio a Padre Luigi Dal Fior
SOCIETÀ PEL DOLCE CANTO
ドルチェカント研究会


ドルチェカント研究会ホームページの序文・目的・構成

Si canta con l'anima . ( Luigi Dal Fior )
「魂で歌え」(ルイジ・ダル・フィヨール)
2004年2月22日 Padre Luigi Dal Fior 生誕91年の日を記念して


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ドルチェカント研究会ホームページの構成


ドルチェカントの魂を求めて

(2003年7月13日の序文)

「こえ」には独自の「文法体系」がある。
そしてこの「こえの文法」は、演奏全般についての「文法」の秘密をも明らかにする。
なぜならば「こえ」すなわち声楽は音楽の源であるからだ。

Padre Luigi Dal Fior (1913.2.22〜2001.6.19) は18歳のときに神父として日本に来て以来、
多くの日本人に真のイタリア式の自然な歌い方を教える中で、
発声法(ベルカント唱法)を彼独自の方法(ドルチェカント:Dolce Canto )として確立した。

私が彼のレッスンを初めて受けたのは1993年2月22日、彼がちょうど80歳になったその日である。
それ以来、彼が病に倒れるまでの7年半の間に数百回のレッスンを受けた。
ここで生まれて初めて、音楽とは何かを教わったと思った。

彼自身について特筆する事は以下の3点がある。

第1に、人に感動を与える演奏家であった。そして80歳を過ぎてもなお、その演奏は深化しつつあった。
第2に、弟子が持っている問題を瞬時に発見してしまう。
第3には、問題点を明らかにしてしまうだけではなく、その解決法も発見してそのレッスン中に直してしまう。

Padre Luigi Dal Fior のレッスンは魔術師のようにあまりにも鮮やかだった。
もしかしたら催眠術にかけられたのかもしれないと思えるほどであった。

「これは本当のことなのか?
再現の可能なことなのか?
また、自分でも応用・発展させられるものなのか?
ピアノ、指揮、その他のジャンルにどこまで応用できるものなのか?」
という問いは現在も続いている。

2003年7月13日  見上潤



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