tetsu,on Bass
個性がぶつかり合うラルクのリーダーでべーシスト。マーケティングに長けていて
ラルクの販売戦略はこの人の手腕によるところが大きい。プロモーション等における
彼の才能は遺憾なく発揮されている。頭がいいからこうして売り上げにも成果が出て
いてラルクがとてつもなく巨大なバンドになっていった一因だと思う。
彼のベースはただのリズム隊というワクではくくれない。時にはギターを差し置いて
ソロだって弾いてしまうくらい音数が多く細かいコード進行。メロディアスで唄って
いるようだとよく形容されるがその通りだと思う。元ベーシストでありプロデューサー
の岡野ハジメ氏にさえ「どうやって弾いてるの?」と言わしめたくらいその指は早く
細かく音をはじき出していく。
他の三人に比べ、彼の曲は明るくポップなものが多い。彼でしかありえない音楽。
「DIVE TO BLUE」や「snow drop」といった楽曲がそれを指し示しているように
突き抜けて明るい。割と世界観が如実に出ている傾向にあるように感じます。
過去に作詞は3曲ほど手がけていますがメッセージ性を強く出したファンに向けて
メディアに向けての皮肉や素直な感情といったものが読み取れる言葉たち。いや、
確実に私たちに向けて放たれたものなのなんだ。
「bravery」はREAL発売時には大きな波紋が広がりましたし。ファンの中にはアンチ
tetsuと言う人も少なくない。かのポップジャム事件では相当叩かれたみたいですしね。
あたしはというとそりゃ、納得がいかないこともありますけどそれなりのプライドとか
こだわりを持っていて欲しいと思ってるから否定はしません。ただヴィジュアル系論争
というかその点はデビュー時のルックスを考えたら言われても仕方がないと思う。
ま、これについてはまた後日。あたしは散々おテツだのなんだの言っていても彼のことは
好きですよ。彼がいなかったらラルクは存在しないもの。彼以外の誰がラルクの
ベーシストが務まるんだって思うから。自ら嫌われ役に徹していて、言わなければならぬ
ことを言ってくれてる。巨大化していく中で理不尽な思いをしているのだからなおさら。
自分に対して嘘がつけないからああいった言葉が出るんでしょう。責めるならまず自分
のしたことからだと思う。
主にコーラスを担当していて女の子顔負けの高い声。「Dearest love」のラスト、
あれには参りました。てっきりhyde氏だと思ってました。本人曰く魂の叫び(笑)
30代には見えない童顔っぷりで年々若返ってる気がします。見た目がね。
「僕はきっと誰よりもラルクのファンだから」
わかってるよ。守ろうとするから苦しんでる。ずっとついていくって決めたから。
まだまだ苦労はあるけれど、あたしはこの人が創ったL'Arc-en-Cielってバンドについていく。