レゲエについて | レゲエの精神
スカ | ロックステディ

レゲエについて

 ジャマイカで生まれたジャンル。スカロックステディが融合して進化した姿であると言われています。
 ジャマイカではレゲエの神と言われているボブ・マーリィがレゲエの基本スタイルを世界に伝えました。現在にもその影響力は大きいです。
 レゲエはHIPHOPとは違いターンテーブルでレコードをかける人を「SELECTER(セレクター)」、ラップを歌う人を「DJ」と呼びます。これはHIPHOPでいうところの「Disk Jokkey」の略語では無く「Dee Jay」の略語とされています。
  セレクターのかける曲を説明するMC。一般的にこの構成でジャマイカ音楽のサウンドシステムと呼ばれる移動式の音響施設が成り立っています。
 このサウンドシステムでダブプレートと呼ばれるそのサウンドシステム独自のレコードをかけたりしてお互いにそのスキルを競いました。たまにガンショットに発展することもしばしばだったといいます。
 これらのサウンドシステムはクール・ハークなどの移民によってアメリカに持ち込まれてHIPHOP誕生に大きな影響を与えました。
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レゲエの精神

 レゲエはラスタファリズムというジャマイカの宗教に象徴されています。レゲエの格好でよく見られる緑、黄色、赤の3色の組み合わせはこのラスタ信仰者が身につけるものとされています。日本ではこの意味が一般的には知られていません。
 ラスタファリズムでは教祖や開祖は必要とされておらず、聖書を聖典とされています。内容としてはアフリカ回帰主義的な意味を持ち、ジャーと呼ばれる神を崇拝しています。
 このジャーはエチオピアの最後の皇帝、ハイレ・セラシエ1世を指すものとされています。ハイレ・セラシエ1世は中南米の黒人たちからジャマイカ人をアフリカに帰してくれる救世主であるというジャマイカの牧師からの予言から崇められるようになりました。
 ハイレ・セラシエの即位前の名をラス・タファリ・マッコウネンといい、この名前から信者のことをラスタファリアンと呼ぶようになりました。ちなみに信者達はセラシエが現在も生存していると信じています。
 ラスタファリズムはラスタファーライやラスタと呼ぶこともあります。信仰者は自分のことをラスタマン、ラスタウーマンと呼んでいます。
 このラスタファリズムにおいて大きな存在となっているのが大麻(ガンジャ)です。レゲエの世界ではこのガンジャが多大な影響を起こしています。
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レゲエに関するジャンル
スカ

 1960年代にジャマイカで誕生した音楽。スカとはギターの音が「スキャスキャ」と聴こえることから来ています。
 バンド編成がジャズバンドと同人数のためジャマイカン・ジャズとも呼ばれています。
 スッテンスッテンという返しが入っているのが特徴で、その返しはレゲエにも影響を与えています。
 スカの基本的なバンド構成はベース、ホーン(トランペット、トロンボーン、サックス)、ドラム、ギター。ちなみにスカダンスというものもあり、腕を左右交互に動かし足をスキップのようなステップを踏むような感じにするものです。
 ジャマイカのスカを主にオリジナル・スカ、またはオーセンティックスカと呼びます。
現在もスカは音楽に多大な影響を与えています。スカコアや、スカパンクといったジャンルにも幅広くその姿を進化させています。

ロックステディ

 1966年にジャマイカで誕生した音楽。スカから進化した音楽です。
 スカよりもグッとテンポを落としてあり、恋愛について歌ったバラード調が多いです。アメリカのリズムアンドブルース(R&B)ソウルなどの影響が多いといわれています。

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