< 説 経 節 公 演 >

= 第六回 ふるさと歴史館伝統芸能公演 =




<娘景清日向嶋>
人丸姫親子対面段

平家の侍悪七兵衛景清は源頼朝の命を狙うが失敗して
みずから両眼をえぐり、日向国日向嶋へ落ち延びる。
景清には許婚の小野姫との間に人丸姫という娘があった。
人丸は父に逢いたさに日向嶋まで父を探しに旅立つ。
やっとの思いで人丸は父を捜し出すが
景清は他人と偽って娘を帰してしまう。
人丸は無事に父に対面できるのであろうか・・・


<さんせう太夫一代記>
鳴子唄親子対面段

奥州五十四郡に領主であった岩城判官正氏は
心ならずも時の帝の勘気をこうむり、九州に流罪となる。
後に残された村路の御前(妻)・たけ(乳母)・安寿・厨子王の四人は旅に出るが
越後直井が浦(新潟の直江津)で人買いの山岡権藤太にだまされて
二艘の舟に分乗させられ、親子は生き別れとなる。
丹後国由良湊の「さんせう(山椒)太夫」がもとに買い取られた安寿と厨子王は
労役を強いられる。
二人は隙をうかがい逃げ出し
安寿は持仏の地蔵尊を厨子王に与え、逃がしてやる。
厨子王は国分寺に逃げ込み追手をかわし
大阪の天王寺で梅津大納言に見出され養子となる。
こうして帝に対面した厨子王は佐渡に渡り
盲目となり、鳥追い唄をうたう母と対面をする。
母のうたう「安寿こいしや、ホーヤレホー 厨子王こいしや、ホーヤレホー」
の鳥追い唄が哀愁を醸し出す。




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