THE OUTS
THE OUTS are
TACK( vo ) 
ISHI ( guitar ) 
TOMMY( drums ) 
SOOKY( bass )

ジャパニーズ・ガレージシーンが産み落とした、伝説のグループ「ジ・イーヴィル・フードゥー」。 1992年結成〜95年解散に至るまでの短い期間に残した3枚のシングル(国内外でリリース。現在はプレミア付き) と数々の狂気じみたステージは、強烈な印象を残し、90年代のロックンロール・レジェンドとなった。
サニーディサービスの曽加部恵一(サニーディサービスの1stヴィデオには、イーヴィル・フードゥーに捧げる とクレジットされている)、 シーガルスクリーミン・キスハー・キスハー(VoのTACK はアルバムにも参加) ギターウルフ(VoのTACKが何度か客演)など、ミュージシャンの支持者も多い。
1995年12月、リキッドルームで行なわれたイベントで短い活動に終止符を打つ。そして解散後も、 イーヴィル・チルドレンとも呼べるグループが多数生まれるほどの影響を残す。 その後、ギタリストの ISHII とべーシストの SOOKY は、ザ・ティーニー・チータースを結成。 シングルとアルバムを1枚発表。
2002年、ザ・ティーニー・チータースに、TACKが加入。グループ名を「ジ・アウツ」とする。 そして2004年春、DECKRECより1stマキシ・シングル発表。年内には1stアルバムをリリース予定。


■HEY LIL' CHICKS
[DCRC-0051]

\1,575(税込) 2004.04.07 out
1. STAIN
2. SHAKE IT SOME MORE
3. I FEEL GOOD
4. HEY! LIL' CHICKS





■ALL BLACK OUT!!
[DCRC-0052]

\2,310(税込) 2004.08.25 out
  1. HULLABALLO  
  2. 656  
  3. SHAKE IT WELL  
  4. YOU CAN'T STOP  
  5. HEY! LIL' CHICKS  
  6. S.S.  
  7. DIRTY FUZZ  
  8. LAVANA  
  9. ANYWHERE TO GO  
  10. BLACK FLAKE  
  11. OUT & ROLL  
  12. DON'T LOOK BACK  
  13. STAIN  




現在、ホワイトストライプス、ザ・ハイヴス、マンドゥディアオetc・・・世界的に盛り上がりを見せている GARAGE SOUND。 ここに紹介するTHE OUTS(ジ・アウツ)こそ、THIS IS GARAGE PUNK!と呼べる、純度120%の ディスパレイト・ロックンロール・グループでアル!
知能指数10以下、原始度数満点!!小粋なステップなんて踏む余裕は無い! 踊るなら POGO DANCE!限界なんてとっくに超えた発狂のキラーチューン連発! ナスティで毒のカタマリとしか思えないヴォーカル!ビートリッシュでフリーキーなFUZZギター! ブレーキの壊れた機関車の様に突き進むベース!空気が破裂するようなフランティック・ドラムサウンド! 荒れ狂い暴走するハープ!
50'S、60'S、70'S、80'S、90'S、そして2004年の今、ロックンロールの墓掘り人夫4人組が掘り起こした、 グレイヴィーな奇跡のカヴァー2曲を含む、全4曲。

アウツ礼賛 by KING JOE(SOFT,HELL!)

ガレージパンク!!速くて、やかましくて、短いのが大好きだ。始まった瞬間から、終わりを目指して一目散に突進するロック。ここのところ、クォリティの高いガレージバンドが多数現れ、感動することにさえ麻痺・食傷した今日この頃に、'66年型ファズパンクを「やはり、これだ!」と思い知らしてくれるバンドがアウツである。
ロックやるにあたっての大義名分や主義主張、喜怒哀楽、そのほかの四文字熟語(フォーレターワーズじゃ)をとっぱらって、カラカラの喉にポカリを流し込むようにロックを放射させるこのバンド、誰がどう聴いてもイカれてる。考えに考えまくった末の表現が、何も考えてない初期衝動と等記号で結びつくことが往々にしてある。まるで、学祭のために初めて楽器持ってパンクバンド(全曲オリジナル)組んだキッズと同じ熱量と快感がここにあるのだ。
ガレージパンクがうまい、といのも語義矛盾してるが、アウツのガレージパンクはほんとに旨い。カンペキなロックアンサンブルにのって歌いまくるタクヤのボーカルのなんと官能的なことよ。見たことの無い動物のオルガスムスの声を聴いてるような気分だ。背筋ゾクゾク、4発(曲)じゃ物足りないよ。音符の形の飯粒をほっぺたにつけて茶碗片手にふらふらで、おかわり!と絶叫したい。この色気とユーモア、てばなしで絶賛するわ。
イビル・フードゥーという、彼らの前身のバンドが解散したときには目の前が真っ暗になったが、こうして、アウツが精力的な活動を始め、最高に信頼できるレーベルDECKRECからリリースするはこびになったのは自然な成り行きなんだろう。ロックの好きなやつには、いつだって素敵なニュースが飛び込んでくるもんだ。現金書留が届いたような気持ちでサンプル盤の封を切った1分後、俺は平日の晩であるにもかかわらず、ロックゾーンのど真中ん中に居た。'66年ガレージパンクスタイルを踏襲しながら、ここにはまぎれもない、「今」がある。今を感じて今に狂って。ほんとだぜ。この盤に狂えるなら、誰もがINで誰もがOUTSだぜ!!
かつてティム・ウォレンがガレージパンクの聖典コンピBACK FROM THE GRAVEで、60年代のノーヒットワンダーの曲の合間に友人のバンド、ラウンチ・ハンズをさりげなく収録したように、俺もいずれ出すペブルスの29番の冒頭にアウツを入れる予定だ。さあ、オマエの気持ちいいところにも、アウツをインしろ!!

ターン・オン、チューン・イン、ドロップ・OUTS!!!!!
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