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[ とこしえのソドム ]

もし願いが一つ叶うなら
あなたの魂に消えない疵を刻みたい 致命傷になあれ
残酷な遺伝子の神が支配する世界
その中で一人きりでも 私は 逆らう

この汚辱の都市で 私だけは違う
そうだと信じ込んでる 私達よ
みんな焼かれてしまえ
裁きの炎は 内なる罰となって
心は焦土と化す
私は血を流し、殺し、貪り、姦淫し、排泄し、
それでもなお あなたを愛しているの

本能的にどうすればいいか解っていたの
あなたの開けたパンドラの鍵は失くした
染まってしまえばどんなに楽か 転びかけたけど
死海の水に私の渇きは癒せず

遠く聳える塔の廃墟の司る
詞の未完成たる呪いにも似て
あなたの青い空は 私には血よりも赤い
とこしえに埋まらない 空白は拡がって

「愛の定義などどうでもいいよ」なんて 素直に
割り切れなかった 私を 置き去りにしたまま
あんなに綺麗だった あなたの
思い出と 死体は今、腐敗を始める

それでもまだ あなたを覚えてる

塩の柱のように

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