●他作自演

ギターとヴォーカルのすべてを自分自身でレコーディングしたものだが、リズム・セクションであるドラムス、パーカッション、ベースやキーボードの大半は、打ち込みによるものである。ときにはキーボードを自分で演奏し、ピアノ、ドラムス、パーカッション、ベースをシンセ演奏したものも混じっているが詳細は、各楽曲ごとに記録してある。

 とりわけこだわった点がある。アコスティック・ギターはギターマイクもアンプも使わず、空気を通して実際の音をそのままマイクロフォンにて録音した。何のエフェクトもかかっていない。同じくヴォーカルも、ほぼすべてにおいて同様の形式で生の声を録っている。エコーも他のあらゆるエフェクトも極力排除している。おかげで洒落っ気がまるでないがさつな音のままだが、敢えてご容赦されたい。




ランニング・オン・フェイス (6:16) 5,884KB

Vocal, Side Guitar, Slide Guitar, Chorus, Programming(Keyboad, Bass, Drums) by Shun

クラプトン「アンプラグド」のアレンジをコピーした。オープンGチューニングによるボトルネック奏法で演奏したが、ラストは即興だらけ。

フォーエヴァー・マン (2:55) 2,736KB

Vocal, Lead Guitar, Side Guitars, Chorus, Programming(Keyboad, Bass, Drums) by Shun

クラプトンがフィル・コリンズと組んでポップ・シーンを賑わした頃の、小振りでタイトなシングル曲。ギターもヴォーカルもクラプトンらしいエッセンスが詰まっている。柳ジョージのカバー曲がCMで使われたので比較的知られているかもしれない。間奏部分のリードギターはオリジナル・アレンジで弾いてみた。

ティアーズ・イン・ヘヴン (4:49) 4,516KB

今のクラプトンを最も有名にしたのがアルバム"Unprugged"からのこの一曲かもしれない。ぼく自身、何年も何年も弾いてだいぶ自分のものになってきているレバートリーである。

4+20 (2:30) 2,358KB

Vocal, Guitar, Slide Guitar by Shun

スティーヴン・スティルスのオープンDチューニングによる弾き語り曲をコピー。CSN&Yのベスト・ヒット・アルバム「デジャブ」収録。

自由の値 (2:06) 1,978KB

Vocals, Guitars by Shun

クロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤングの名アルバム『4ウェイ・ストリート』の掉尾を飾る曲。ギター三台からアカペラに移り、最後にグラハム・ナッシュの"Good Night"という囁きで終わるあのLPを何百回聴いたことだろうか。ステファン・スティルス作。

ワンデイ・ギグ (3:08) 2,938KB

Electric Guitar, Programming(Keyboard, Side Guiter, Bass, Drums) by Shun

ギター遊びのためのオリジナル・インストルメンタル。フリーの音データを重ねてリズムセクションを作り(by ACID)、その上にエレクトリック・ギターの一発アドリブを重ねた。制作時間総計30分という気軽さ。

哀愁のヨーロッパ (4:57) 4,649KB

Electric Guitar, Programming(Keyboard, Side Guiter, Bass, Drums) by Shun

初めてエレクトリック・ギターを買った頃、嬉しくってサンタナに挑戦してみた。まだ音楽を遊べるほどパソコンの機能は進化していなかったから、シンセを持っている友達に打ち込みをお願いしカセットテープに出力してもらい、テープが擦り切れるまで懸命にこの曲を練習したものだ。何度も何度も弾いてきたせいで、ようやくサンタナ特有の泣きのギターの空気を醸し出すことができたように自分では思っているのだが、、如何?

オールド・ラヴ (7:40) 7,192KB

Vocal, Lead Guitar, Side Guitars, Programming(Keyboad, Bass, Drums) by Shun

クラプトン『アンプラグド』アコスティック・バージョンのコピー。オリジナル・アレンジを加えてはいるが、中盤のリード・ギターに関しては、とにかく極力オリジナル演奏を模範にした。ヴォーカルもアレンジも含めて一年がかりの録音という苦闘の一作(?)。

血まみれの鳩 (6:19) 5.78MB

Vocals, Guitars by Shun

高校時代よく演奏したレパートリー。五つの赤い風船の名曲。ダラスでケネディが暗殺された翌日に西岡たかしが悲しみを込めて書いたと伝えられる曲。原曲では縦笛によるリードを、アコスティック・ギターのみの演奏でアレンジ。

幻のつばさと共に (3:22) 3.25MB

Vocals, Acostic Guiters by Shun

同じく高校時代のレパートリー。五つの赤い風船の曲。反戦歌が多かった……ベトナムと特攻兵の悲劇をかぶらせた悲しい歌。

タンポポ (5:04) 4.75MB

Vocals, Acostic Guiters by Shun

同じく高校時代のレパートリー。ガロがヒットする前のナンバー。そもそもガロはクロスビー・スティルス&ナッシュのコピーバンドだった。そうしてぼくもガロを経由してCSN&Yに傾倒してゆくことになったのだ。

サザンマン(5:57) 5,585KB

Vocal, Guitars, Chorus, Programming(Piano, Bass, Drums) by Shun

ニール・ヤングのアルバム『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』、あるいはクロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤングのライブ・アルバム『4ウェイ・ストリート』ともにハイライトとなる歴史的名曲。私にとっては大学祭で演奏したこともある思い出の曲。

アラバマ (4:13) 3,966KB

Vocal, Guitars, Chorus, Piano,Programming(Bass, Drums) by Shun

ニール・ヤング代表アルバム『ハーベスト』収録曲。アラバマ州立大学での警察隊によるデモ隊への発砲事件に猛烈に抗議した曲であり、同じ内容の『オハイオ』に継ぐウッドストック・アーティストならではのプロテスト・ロックである。70年代だなあとしみじみ思うし、なんといっても南部のムード漂う泥臭いロックなのである。ストレイ・ゲイターズの原曲のままにラフに演奏。

ダメージ・ダン (2:00) 1,925KB

Vocal, Guitar by Shun

ニール・ヤングは、多くの友が麻薬で失われたり傷つけられたりするのを見て、いくつかの決定的な曲に変えている。これは初期のその種の歌の一つ。短いがインパクトのあるメロディ。

テル・ミー・ホワイ (2:59) 2,802KB

Vocals, Acostic Guiters by Shun

ニール・ヤング代表アルバム『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』のトップ曲。このアルバムに針を落とした頃は高校時代。この曲が流れ出したときの若かりし記憶が今もぼくの心に残る。かつて鈴木一記という音楽仲間と、お互いソロ活動同士だったのに初めてアマチュア・ステージで二人で組んだ。奇麗な彼の高音に乗ってハモった思い出。その一記はある朝、二十歳で死んでしまった。ぼくはその後、彼の倍以上の歳月を生きていることになる。彼は永遠にピュアであり続け、ぼくはすっかり世の泥濘に埋もれて地を這いずりまわっている。だが、Tell me whyと、何度も死んだ一記に向けて問いかけていた二十歳の頃の傷つきやすい日々は、今も決して記憶の中で錆つくことがないままだ。

ヘイ、ヘイ (2:59) 2,808KB

Vocals, Acostic Guiters by Shun

シンプルなブルース。エリック・クラプトンの『アンプラグド』収録曲で、ギター二本、足でビートを刻みながらリズムを合わせる演奏スタイルが、プリミティブで実に格好いい。

レイラ (7:28) 7,026KB

Vocal, Guitars, Chorus, Programming(Keyboard, Bass, Drums) by Shun

ご存知デレク&ドミノというマスクネームで、クラプトンと故デュアン・オールマンがセッションを繰り広げたアルバムの代表曲。ギターを三つ被せましたが、ピアノ演奏が我ながら下手で申し訳ない。

ヘルプレス (4:20) 4,064KB

Vocal, Acostic Guitar, Slide Guiter, Chorus, Programming(Piano, Bass, Drums) by Shun

ニール・ヤング永遠の名曲。トレモロを効かせたスライド・ギターを聴いてください。

ドント・レット・イット・ブリング・ユー・ダウン (3:16) 3,064KB

Vocal, Acostic Guiter, Programming(Piano, Bass, Drums) by Shun

ワンダフル・トゥナイト (8:53) 8,329KB

Vocal, 1st. Guiter, 2nd.Guiter, Chorus, Programming(Keyboard, Bass, Drums) by Shun

クラプトンのあまりにも有名なバラード。個人的には、親しい者の結婚式で二度ほど、弾き語ったことがあり、それなりに思い出深い曲。

天国の扉 (5:20) 5,003KB

Vocal, Lead Guiter, Side Guiter, Keyboard, Chorus, Programming(Bass, Drums) by Shun

サム・ペキンパのウエスタン『ビリー・ザ・キッド 21歳の生涯』サウンドトラックに収録された葬送の曲。数々のミュージシャンにカバーされている曲。バックのリズムセクションは、フリーのサンプリング音を重ね合わせて、それにキーボードは自分で演奏して重ねた。三つしかコードがない曲なのでそういうことがしやすい。ギターはリラックスしての一発アドリブ。一番楽しいタイプの演奏である。

オンリー・ラブ・キャン・ブレイク・ユア・ハート(3:20) 3,135KB

Vocal, Acostic Guitar, Chorus, Programming(Bass, Drums,Horn) by Shun

ニール・ヤングは時々心の琴線に触れるような美しい曲を作る。これもその一つで『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』に収められている。多くのアーティストにカバーされることが多いニール・ヤング。このデリケートなワルツも多くのカバーで聴くことができるはずだ。

シナモン・ガール (4:01) 3,778KB

Vocal, Guiter, Chorus, Programming(Bass, Drums) by Shun

ニール・ヤング、セカンドアルバム、つまりクレージー・ホースという運命のバンドのスタート地点の第一曲。古臭いニューロック時代のビートでありながら、乗りのいいダンサブルナンバーでもあったことを感じさせる。ガレージロックをやれと言われりゃ、こいつを大音響でやってみたい気がする。

週末に (4:57) 4,643KB

Vocal, Acostic Guitar,Harp, Slide Guiter, Programming(Bass, Drums) by Shun

ニール・ヤングの最もヒットしたアルバム『ハーベスト』のレコードに針を落としたのは高校時代。ベトナム戦争すら終熄してはいなかった。針を落とした瞬間にバスドラムの音が肚を打ってきた。それがこの曲。当時の雑誌『ヤングギター』でもこのアルバムは取り上げられ、ニールの訳詞が心を撃ってきた。この曲の邦題は『週末に』。シンプルでさりげなく、それでいてたまらなく孤独な歌でもある。

孤独の旅路 (3:37) 3,462KB

Vocal, Acostic Guitar,Harp, Slide Guiter, Programming(Bass, Drums) by Shun

ニール・ヤングの最大ヒット作品。この一発でこの人の虜になった。

老人 (3:36) 3,454KB

Vocal, Acostic Guitar, Slide Guiter, Programming(Bass,Piano,Banjo, Drums) by Shun

月刊『ヤングギター』でのニール・ヤング特集。アルバム『ハーベスト』の訳詩が掲載されていた。この曲は奇妙な歌詞だなあ、と妙に印象に残った。土臭いフォークロックである。

ノウバディ・ノウズ (3:25) 3,215KB

Vocal, Acostic Guitar, Chorus, Programming(Piano, Bass, Drums) by Shun

デレク&ドミノスではエレクトリックで演奏されていたが、クラプトン『アンプラグド』のアレンジでは、全然イメージが変わった。ギターも何もかもそっくりコピーした形で収録。

渇望 (7:12) 6.6MB

Vocal, Acostic Guitar, Erectric Guitar, Synse Bass, Synse Drums by Shun

オリジナル曲。二十歳前後にラジカセ録音したギターとヴォーカルがあったので、これに現在の私が音を被せてみた。アコスティック・ギターのフレーズは、大好きなニール・ヤングの影響が強い。この古い録音に、現在の演奏を重ねてみた。リードギターを現在の私が弾き、ドラムやベースをMIDIキーボードで即興演奏した。実に荒っぽい仕上がりとなっている。しかしあまりに貴重な、時を隔てた自分とのコラボレーションである。

歌詞はこちら

昏い旅路 (1978 LIVE) (6:36) 6,196KB

Vocal, Acostic Guitar by Shun / Electric Guitar, Chorus by Cowboy Aoyagi / Bass, Chorus by Mad Yukihiro / Drums by Chusan

オリジナル曲のライブ。二十一歳の頃、忘れもしない、今は亡き大宮商工会館大ホール(ありゃ? それとも浦和市民会館だったっけな?)でのライブ録音。コードを三つしか使わず、歌詞にこだわったのは、ボブ・ディランの影響。

歌詞はこちら

Blues on 020106 (2:28) 2,156KB

1st. Guitar, 2nd.Guitar by Shun

Blues on 020119 (2:23) 2,243KB

1st. Guitar, 2nd.Guitar by Shun

3コードブルース。ブルースのよいところは、ぼくみたいに好きな者にとっては一生弾いて遊んでいられることで、学生時代はよくバンド仲間たちと交互にいろいろな楽器で遊んだものだ。今思えば、仲間たちがいるうちにもっと沢山遊んでおけばよかった。

サウンド・オブ・サイレンス (3:13) 3,873KB

Vocals, Guitars by Shun

楽器店で買ってきたMTRとギターアンプで早速作ってみました。2012年11月4日作成のホットなバージョン。

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