cebeci
ノスタルジックなジェベジ駅
アンカラ2週間滞在記(99.11.23〜99.12.06)

11月下旬、トルコは結構寒い…。
帰って来たら、東京も結構寒かった…。



国民的スポーツ・サッカー

11月23日、イスタンブール・アタテュルク空港に到着し、乗り継いでアンカラへ。国内線飛び立ってすぐの機長アナウンスで、その日行われていたサッカーのUEFAカップ「ガラタサライ×ボローニャ」の試合経過が報告された。ほんとにみんなサッカー好きなんだな、とつくづく思った。日本で機長のアナウンスで相撲の結果報告聞いたことないもんなー。
それにしても、以前は飛行機が無事到着すると沸き起こっていた拍手、最近のトルコ人はしなくなったのね。ちょっと淋しい。
シェフの故郷、アンカラの街はずれののどかな風景
アンカラの冬

トルコに行く直前の話だと、まだアンカラはあまり寒くなく結構暖かい、ということだった。
しかし着いて3日目、雪が降った。寒い冬になっていた。東京と気温は対して変わらなくても寒さが違う。芯まで冷えるような寒さ。
アンカラの冬は、石炭のストーブから出る煙でスモーキーになり、停電が多発する。そしてみんなは重ね着をする。ズボンの下にスパッツ、靴下は2枚。といったことが当たり前だ。
外に出ると子供は目しか出ていない。耳まですっぽり帽子をかぶり、鼻から下はマフラーで覆われている。日本だと子供は風の子、冬も薄着で身体を鍛える、といったとこがあるが…。しかし寒いのは寒いのよね。
子供の頃、真冬の寒い日、顔が寒くて寒くて「デストロイヤーの覆面が欲しい」と思ったもんだ。
買物の仕方

2週間の滞在で3回ほど街に買物に出た。
トルコも物価は上昇中だ。1年9ヶ月前に行った時にはお見掛けしなかった10,000,000TL札というのが出回っていた。
街に出て一番困難なのは、道路を横断すること。信号、横断歩道、歩道橋、というものが少ない。で、車の数は多い。東京でクラクションの音を聞くとビックリすることもあるが、アンカラでは四方八方から聞こえて来てまるでBGMのように耳に馴染んでしまう。
さて買物。トルコで買物する時は、値札の通りに払ってはいけない。値引きの交渉をするのだ。駆け引きのように
「いくらまで下げてくれる?」
「いくらまでだったら払う?」
となり、思い切って安い値をつける。そこから
「そんなに安くは出来ない」
「じゃあ2つ買ったらこれでどう?」
とか根比べのようになっていくのだ。値札よりかなり安く手に入れることが出来る場合もあるので、交渉必須。
物価は上がっても、食料品はまだまだ安い。そして豊富。野菜も市場に積み重なって売られている。トマトも真っ赤で美味しそうだった。
Kocatepeモスクのすごいとこ

アンカラの名所のひとつ、コジャテペモスク。
このモスクの建物には「ベーンディック」というショッピングセンターが入っている。3フロアからなり、1階がスーパーマーケット、2階が雑貨、3階は衣料品というように。1階には花屋とレストランもある。レストランはいつも満員だ。
12月になって買物に「ベーンディック」に行った。エスカレーターを登っている時、ふと下を見ると、いくつもの大きいクリスマスツリーが売られていた。イスラムの国トルコでもクリスマスツリーかー、くらいにしかその時は思わなかったが、そこはモスクの階下であることを思い出したら、??☆!!??といった感じである。
そういえば、以前ラマザンの昼時に「ベーンディック」に行ったら、1階のレストランはちゃんと開いていて、ご飯を食べてる人もいた。その時にもこのモスクはスゴイ、と思ったっけ。

次は、夏、絶対エーゲ海や地中海のリゾートにも行くぞー!