エイリアン日記

続・CCCDのお話 [2003年10月29日(水)]
遂にThe BeatlesまでCCCDになってしまった(涙)。11.14に東芝EMIから発売される『Let It Be』のオリジナル盤『Let It Be...Naked』がそれだ。東芝EMIは「当社から発売する作品には順次コピーコントロール技術を採用していきます。」とコメントしているので、いずれは全タイトルCCCDで発売されるのであろう。しかし、所属アーティストでも頑なに回避している人もいるので諦めきれない。例えば今日発売された矢井田瞳の4thアルバム『Air/Cook/Sky』も非CCCDだ。というか矢井田瞳は現在まで全タイトルCCCDを回避している。

で、肝心のThe Beatlesなのだが、せっかくの良音源を「CDの形をした謎の円盤」で聴きたくない。どうにかCDDAが入手出来ないのかとネットで情報収集していたら、UK盤(EMI UK)とUS盤(Capitol)はCDDAであることがわかった。前者はHMV、後者はAmazonで通販可能で、いずれも\1,700以下の値段で手に入る。国内盤が\2,667なので、\1,000安い本物のCDを買うか?\1,000高い謎の円盤と歌詞対訳・解説を買うか?の選択だ。こうなると文句なく前者になると思うのだが如何だろうか?

それにしても今回の作品、当初は「11.17に全世界同時発売」だったのが「11.14に日本先行発売」に変わっている(笑)。この時点で既にネット上ではUK・US盤がCDDAでしかも安いという噂が広まっていただけに、輸入盤に流れる人を食い止めるために3日早く出してとにかく売ってしまえ風に思えてならない。

と言うことで、今回もRadioheadと同様にUK盤とUS盤がCDDA、EU盤と日本盤がCCCDという法則だった(その他の国は知りません。)。最近発売された後期Japanのリマスター盤もUK盤を買ったらちゃんとCDDAだったし、今後もEMI系列だったらこのパターンでOKだと思うが、日本盤は確実にCCCD化されたことが実証されてしまったようで悲しい。

きっとまた続くと思う。