エイリアン日記

The Peter Saville Show [2003年11月01日(土)]
原宿にあるラフォーレミュージアムで開催中のThe Peter Saville Showに行った。もちろん彼がデザインを手がけたJoy Division、New Order、Roxy Musicなどのジャケや元ネタなどを見るのが最大の目的だったのだが、会場限定で発売されている『The Peter Saville Show Soundtrack』を入手することも大きな目的だった。これはNew Orderが制作した展示会会場内で流すBGMで英国会場で行われた際には通販もされていたのだが、日本では200枚だけ会場で発売されることになった。そして発売日は10月25日〜100枚、11月1日〜100枚と2回に分けるということで、実は最初の発売日である10月25日にもラフォーレに行った(笑)。インスト1曲収録のCDで値段が3,600円ってことだったのでそれほどバカ売れしないと読んでいた(汗)。よって11:00のオープン時間で余裕だろうとのんびり会場に着いたら既に完売(涙)。あまりの悔しさに展示会を見ずに原宿を後にした(笑)。

今回はそのリベンジも兼ねていたので事前に関連サイトの動向や天候・風向きなども考え(バカ)、オープン2時間半前の8:30を目標に会場へ向かった。実際の到着時間は8:50、既にラフォーレの前には列が出来ていたので早速並んだ。どう見ても100人居るとは思えなかったけど、心配で何度何度も自分の前の人数を数え小さくガッツポーズを繰り返した(笑)。約40番くらいだったのだ!しかし、ここから11:00までが真のサバイバルだった。9時少し過ぎ頃、前方に居た二人組が係員に「トイレに行きたいので少しだけ列を離れます。」と伝えたら、「良いですけど、帰って来たときは最後尾に並んで下さいね♪」と明るく返されたのである。朝飯として買ったサンドイッチを食っていた私は口の中がポソポソする状態だったがストローをさしたばかりの紙パック牛乳を静かにコンビニの袋に戻した。短時間で戻れる「用」ならまだしも腹でも痛くなった日には今日の全ての行動が無駄になってしまう。

9:50くらいだったろうか、係員の動きが慌ただしくなってきた。どうやら列が100人に達したようだ。前方の人から順番に「CD購入券」が配布された。ここまで来れば99%は買ったも同然(笑)。「開場時間までは引き続き列を作ったままにして下さい。」と言われたが、安心して牛乳を飲んだ。トイレには行かなかった。

話が完全にずれたが、展示会そのものも非常に楽しめた。中でもJDやNO関連で初めて見るものが大量にあり、ジャケの意味やデザイン、色のきっかけなど深く掘り下げることが出来た。誰がデザインしたかなんて考えたことすら無かったBrian Eno & David Byrneが生んだ歴史的名作『My Life In The Bush Of Ghosts』のジャケも彼のデザインだったことにも驚いた。欲を言えばもう少し展示数が多ければ完璧だったろう。英国のものと同じ展示内容だったのかも気になるところだ。

重たいので退場してから買うつもりだった彼のアート集は大好評につき売り切れだった。その場で次回入荷分の予約も受け付けていたのだが、しばらく前には都内のCDショップなどでも平積み状態で売られていたのでそっちで買えば良いと思ったらどこも品切れ(涙)。入手出来ない。うぉぉぉぉ〜宙也ぁぁ〜(意味なし)。