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Maxon Stafford HizMax 1054TT

HizMax

Introduction

2011年後半、秋のツアー(というくくりで良いのかな?10月以降です)から、Charさんのボード上にセットされた新兵器、HizMax。初お目見えは森園さんとのChar Meetsだったでしょうか?放送直後から「あれはなんだ?」的な話題が出てましたが…夏くらいにはCharさんのもとにあったのかな?KLON Centaurの使用開始が1995〜6年くらいですから実に15年ぶりくらいのドライバー変更ですね。

実際ここではケンタウルスを取り上げていないので、そっちが先じゃないかっていう話もありますけど(笑)ケンタウルスは奥が深くて。僕まったく知らなかったんですけど、ある時ですね、「Charleyさんのシリアル何番?」って聞かれて。「なんで?」って聞き返したらケンタウルスは生産時期によって全く音が違う、と。まあBOSSのSD-1とか長期にわたってリリースされ続けるエフェクターはパーツも変更があるから微妙にね、音が違うだろうとは思います。実際出入りしてるライヴバーでほんとにいい音のSD-1があってですね。それだけ音の傾向が違う。実は僕2台もSD-1持ってるんだけど。違うんですよ。あれ、欲しいんだよなあ(笑)SD-1もCharさん使ってましたからね。これもいつかやりたいけど。

話を戻すと、生産時期によってひずみの感じが違うらしいんですね。これに絵があったりなかったり、色が金だったり銀だったり。まあ絵とか色とかはどうでもいいけど音が違うっていうとね。いよいよ文章で表現するのって難しいじゃないですか(^^;値段もね…正直買った当時も高いなあって思ってましたけど、今じゃ倍以上のプレミア商品になっちゃって10万超えちゃうでしょ。とてもじゃないけど複数台比較とかできません。

周りにケンタウルス使ってる人も見たことないし…僕はもともと生ギターの人なので、エレキに関してはたかみー、タッカン、Charさんしかお手本がないんですけど、たかみーとタッカンの方には行かなかったので、ほぼまったくマーシャル通ってないんですよ。まあ何回かは弾いたことありますけどね。だいたいエレキの人はやっぱマーシャル系に行っちゃうじゃないですか。僕ハイワットは3回買い換えたけどマーシャルは1回もないですから(^^;「歪むぜ!」ていう感じをほぼ通ってない。ていうか「歪むぜ!」ていう感じなのかどうかさえよくわかってない(笑)。

だからそれベースのね、エフェクト選択じゃないので、ほかの人のボード見てもまったく見たことない感じなわけです。逆にほかの人が僕のボード見ると「これ何?」的な感じになるみたいで。Charファン以外じゃなぜこのエフェクター使ってるかっていう必然性がわからないですよね。そういうわけで…ケンタウルスはともあれ、マクソン使ってる人さえ僕は自分の周りでは一人しか見たことありません(^^;

で…まあ高いっちゃ高いんですけど、壊れなかったし、歪みは上品でクリーンブースターとして生ギターにも使えたりで値段分以上に使ってきました。これは重宝したです。センチメンタルシティロマンスの中野さんも生ギターでケンタウルス使ってますよね。最初はね、機材先行で音の出し方もよくわかってなかったですけど、さすがに最近は少し上手に使えるようになってきました(遅い)。今は使い分けてます。JCみたいなトランジスタアンプの時はROD使いますけど、真空管アンプの時はケンタウルス。歪みのレンジが違うのかなあ?コピーキャットやD-tube、あるいはHotboxをかまそうとすると特に小っちゃい箱に置いてあるトランジスタアンプとの相性が悪くてですね。うまくコントロールできない。何が何でもマイアンプ持ち込むというのもね、そこまでうまくないので(汗)RODにはずいぶんお世話になってます。ちなみにROD使うときは踏みっぱなし。あとは手元のボリュームだけです…おっと、なんとなくCharさんが使ってきたドライバーの話っぽくなってきたな(笑)

さて、ご本人とケンタウルスの話。20周年前後からケンタウルス使ってるCharさんですが、初期と近年では使い方が違います。使い始めたころは正しく?ドライバーだったのでリード弾くときに踏む感じ。そして、ライヴがどんどん進むにつれてどんどんつまみを上げていく感じ(笑)最初座り込んで何やってんのかなあって思ってましたけどね(^^)とっさに上げるんですよね。その後Mr.70sの頃かなあ?どんどん踏まなくなっちゃって。ムスタング使うとき以外はコーラスも踏まない、ケンタウルスも踏まないって時もあるほどでした。アンプのボリュームでかくしてて手元を下げて使ってる。前も書きましたけど、ワウを踏むとすごい「サーッ」っていうノイズが出るので、それを基準にセットするとアンプのボリューム上げてるのがわかる。ライヴで最前列にいてもね、Charさんがうまいので耳に痛くないでしょ。なかなかわかりづらいんですよね。今ね、またちょっと変わってる気がしますが。

HizMaxを聴く。

うわさを聞いたのはいつだったか…新しいエフェクター…まあ常に各方面からオファーがあるでしょうけどね(^^)。ここ数年は何度かそういう話を聞きました。でも変わらなかったんですよね。まあCharさん基本的に物持ちいいですよね(^^)だから今回新しいのにしたのはよほど気に入ったんだろうと思うわけですが(^^)

前述のモリさんとの番組。僕はエコープレックス?フルトーン?を嬉々として使いこなしまくるモリさんに気を取られてチェックしてなかったんですが(^^;僕よりマニアな方々が(笑)放送直後から教えてくれました。

で。

10月。長崎、そして大分の2か所でのTRADROCKライヴを見ましたが、HizMaxしてました(^^)ボード上にケンタウルスも置かれてはいたので現時点ではお試し中なんでしょうか?

長崎のホールではとにかくフィードバックするなあという印象。だから最初に思ったのはOD-880&AD-150の組み合わせ。違うのは音の太さです。音が太い。私見ですがOD-880はハイワットで使って初めて威力を発揮する気がします。OD-880がハイファイなハイワットアンプのレンジを真ん中に集める感じ。それの上に歪み成分を乗せていく感じがAD−150と230だったのではないかと。下はあまり感じない。もちろんでかいキャビだと出てくるけど。そこがHizMaxとはちょい違う気がする。

RODもケンタウルスもフィードバックっていうのを前提にして音作っていないと思うし、本当にブースターだったと思うんですけど、いわゆる僕らアマチュアがディストーションとして踏むエフェクター的なにおいを感じました。Charさんも頻繁に踏んでいましたがはっきりくっきり音が変わる感じ。

大分ではムスタングが白でなく青だったのでさらに太い感じでした。ホールの感じなのか、この日はフィードバックはしなかった。歪みは強いなあというのが間近で聴くとよくわかります。そうはいってもほかの人とは比べ物にならないくらいナチュラルですけどね。ケンタウルス使ってた時と比べて、です。

Hizmaxまで。

11月。いよいよ正式にHizMaxがリリースの運びに。

ギターマガジン誌2011年12月号誌上でCharさん自らレポートされています。こちらもぜひどうぞ。



リリースはMaxonからと聞いていましたが、なんとクロサワ楽器のブランドStaffordとのダブルネーム名義。正直驚きました。さて、クロサワ楽器さんのサイトで発表されたHizMaxに関する文章です。

以下引用します。

StaffordとMAXONのコラボレート・エフェクター! Char プロデュースの究極のホット・パワー・ドライバー登場!! 合言葉は"ヒズマックスしようぜ!"

トラディッショナル・ロック・サウンドの、あの熱いパワー感を引き出し、ギター&アンプのトーンキャラクターを活かして音圧感をブロウアップ!!

< ヒズマックスの特徴 >

トラディッショナル・ロック・サウンドのパワー感を引き出す、ホット・パワー・ドライバー。合言葉は"ヒズマックスしようぜ!"

使用するエレキギターやアンプのトーン・キャラクターを活かし、そのパワー感をブローアップさせる。
存在感のある抜けのよいサウンドが創れる。
スイッチを踏みっぱなしで、心地よいロック・パワー・リズムを生みだすことができ、また、ライブ時に"ここぞ"という時に踏み込んで、際立ったパワー感溢れるリード・サウンドを得ることもできる。
ギター&アンプとこのエフェクター1コで、圧倒的なロック・サウンドが創り出せるエフェクターとしての基本ポリシーのもと開発。

チャーがこれまで使用してきたアンプ、ブースター、オーバードライブ、ディストーションなどを総点検し、そのサウンドを徹底研究し、チャーが魅力だと感じているロック・ギターのパワー感、音圧感、トーン・キャラクター、使用感、ルックス、ネーミングなどに応えて製作しました。
使用するエレキギターやアンプのトーン・キャラクターを活かし、その音圧感をアップさせるエフェクターで、ブースター、オーバードライブというのではなく"ヒズマックス・ドライバー"として認識いただきたい。

合言葉は"ヒズマックスしようぜ!"

引用ここまで。

マニアとしては「これまで使用してきたアンプ、ブースター、オーバードライブ、ディストーションなどを総点検し、そのサウンドを徹底研究し」ってところがミソ(^^)

いったいどうちがうのか。

実は個人的にああいい音だな〜と思ったのはピンククラウドの最後の武道館の時で、当時はわからなかったんだけど、最近あの日のドライバーはRODだったと気づいた(Youtubeでライヴ映像見てて判明…当時のブラウン管テレビ画面ではわからなかった:苦笑)んですね。だから僕のフェイバリットはRODということになるんだけど…

ケンタウルス使い始めてからはコピーキャットがセットなので、ケンタウルスの音というよりはコピーキャットの音が基準だと思っています。

そうすると…

  • 1.ハイワット+マクソンAD-230
  • 2.JC-160+パワーブースター+マクソンAD-230
  • 3.JC-160+パワーブースター+マクソンAD-230+マーシャル
  • 4.ハイワット+OD-880+マクソンAD-150+AD-230
  • 5.メサブギー+OD-880+マクソンAD-150+AD-230
  • 6.ハイワット+SD-1+AD-230
  • 7.JC-160+ピーヴィーブッチャー+GP-8
  • 8.マッチレス+GP-8
  • 9.マッチレス+?なドライバー
  • 10.マッチレス+ROD880
  • 11.マッチレス+ケンタウルス+コピーキャット
  • けっこう使ってますねえ(^^)

    これをふまえての、ということになるわけですね。

    毎度おなじみグラウンワイドさんが開発にかかわっていたというお話も聞いていたので、注文しておりましたが。無事ゲット。昨日ようやく音出しの運びとなりました。

    HizMaxのインプレッション。

    まずはこの名前ですけど…1054は戸越のもじりだってわかるんですけどTTはなんですかね?(笑)Charさん、教えてください。

    音を出してみての率直な感想。今回の試奏については

    61年ストラト(アームフローティング)〜ワウ〜Hizmax/Centaur〜CE-1(レベル11時くらい)〜D-tube(ゲインはコピーキャットと同じくらいになる11時くらい)〜マッチレスライトニング15(DC-30の1chと同じ)でやってます。

    その名の通り、ホットパワードライバーです。筐体がね、ケンタウルスと同じく重いです。この重さも音に影響するんでしょうか?

    音は…これ一台で行けますね。歪みます。あ、しかしこれは誤解を招くな…僕のセッティングでは十分に歪みます、という意味です。ケンタウルスも僕は単品で使うことはないのであくまでアンプとペアで、という感じですね。まあしかしレンジは広いと思います。つまみはゲインとトーンとボリュームですが。太さ、歪み具合、そしてボリューム。それぞれの部分でレンジの広いケンタウルスといえばいいのかな。これは私見ですのであくまで参考程度に聞いてくださいね。万人向けかどうかはわかりません。Charファンにはいいと思います。音作るのにレンジが広く設定されてるのでギターの個性に合わせてあれこれセットできると思います。

    ケンタウルスと並べて、両方を真ん中に設定して音の感じを比べてみました。聴感上同じに聞こえるとこを探ってやっていたらこんな感じです。

    比較。

    お互いをいじりながらなのでちょっと両方動かしちゃってますが(^^;個体差がどれくらいあるかはわからないし、前述したケンタウルスの製造時期による音色の差もありますから、あくまで一例としてみてくださいね。

    印象としてはブースター兼ドライバーという感じかな。僕は踏みっぱなしで使うかなあ。もしくはゲインを下げて、リードの時に踏む感じかな。音は好きな感じです。素直に歪む。当然ですがAD系の入力過多で歪んでる感じとは全く違いますよ。すべての歪みの「歴史を再現している」わけではありません。あくまでその歴史を基にして、Charさんが好きなドライブの「感じを再現している」ということなんだと思います。「ギブソンの音をストラトで出すかんじ」にはいいんじゃないでしょうか。CharさんP-90の音好きですからね。実際にCharizma&Hizmaxで演奏されたApple JuiceはSG弾いてるのかと勘違いするほどそっくりでびっくりしました(^^)

    今後のライヴでどういう風に使われていくのか??ライヴで体感された皆さんの感想、お待ちしています!!