NHKスタジオ見学記(2002年度)

Chante Dominique, Chante

歌え!ドミニク、歌え!― ドミニクシャニョンの歌が聴きたい

"NHK Studio Report"

NHK「フランス語会話」収録スタジオ見学記

ドミニクの応援サイトとして誕生したCDCが2月22日で一周年を迎えました。一周年記念として、『フランス語会話』収録スタジオの見学に行くことができましたので、皆さまの日頃のご愛顧に感謝し、様子をご紹介させていただきます!(本文担当は「さぶり」と「しのぶ)>です。)
なお、今回見学させていただいた収録分の本放送は2003年3月13日(スタンダード40"C'est dommage de vous quitter comme ça.")及び20日(revision 36〜40)放送分でした。詳しい番組の内容は2002年度NHKTV「フランス語会話」サイトをごらんください。

2002年度NHKTVフランス語会話 Au café du pet't coq

出演
講師:大木 充(京都大学教授) / 生徒:仲根かすみ
パトリス・ルロワ/ドミニク・シャニョン
ベアトリス(CGキャラクター):フランソワーズ・ヒロタ
2002年度の番組をご覧になっていなかった方は、番組の概要、もしくは、2002年度NHKTV「フランス語会話」サイトを、参考にしてください。

スタジオにおじゃましま〜す

2003年2月某日正午前、東京・渋谷はNHKに到着。スタッフの方に案内され、いざスタジオへ! 入ってすぐ、うおぉ〜!正面に大木先生の顔、そしてドミニクの後頭部発見!二人の間にはかすみちゃん。 放送で見慣れたテーブルが、青い大きなシートの上に置かれ、さらに後ろにも大きな青いスクリーンシートが。高い天井からはたくさんの照明が吊り下げられている。10人ぐらいのスタッフが、それぞれ忙しそうに動いている。 ドミニク、大木先生、かすみちゃんは3台のカメラに向かいテーブルについており、既に"De scene en scene !"のリハーサルが始まっている様子。
案内された壁際にあるイスにソ〜ッと座って、なんとなく横の机にいる女性を見たら、お〜!ベアトリス・・・じゃなくって、フランソワーズ・ヒロタさんだわ〜! ベアトリスの机にはマイクが置かれてました。他の出演者とのやりとりは、カメラをはさんで対面で行われてたんですねぇ。ちなみに、この時はまだベアトリスの衣装ではなく、ベージュのセーターにデニムのパンツというカジュアルな感じでした。そして、ホントーにおキレイ&セクシーでした。
オヤ?一人足りない・・・それにこのコーナーでは、通常ドミニクは出て来ないはずなのにいるし・・・パトリスがいない!!残念ながら、この日の収録、パトリスはお休みでした。C'est terriblement dommage !

収録の進み方

撮影は各コーナー毎にリハーサル、そして本番という風に行われ、撮影の順序も番組と同じ流れで進みます。各コーナーのオープニングやスキット等のVTRも、ちゃんとスタジオ内で流されていました。また、背景のCG画面、ベアトリスの動きなども、コンピューター担当のスタッフが撮影と平行して合成していくのです。 ("ドミニクと歌おう"、スキット、パトリスのジェスチャーコーナー、番組最後のベアトリスのコーナーは、別に撮影されます。)
この日は残念ながら、ドミニクの歌を聴く機会はありませんでした。ギターのブリュノさんと共演している3月の歌"La non demande en marriage"(「独身主義者のバラード」)は、残念ながら既に前回収録が終わっていたようです。
♪Kasumi, tu es ma vie〜♪ってのは歌ってたけど・・・
(かすみちゃんが今日の表現をドミニクと練習するコーナー、"on parle un peu?"(さあ、言ってみましょう)で、何かにつけてよく歌い、「その歌はもういいよ」というネタになっていた曲です。)
現場ではフロアディレクターと呼ばれる方から出演者に対し、指示が出ます。「ハイ、本番お願いしま〜す。」という掛け声から、出演者の動きにいたるまで、フロアディレクターが仕切るのです。でも、スタジオ内は決してピリピリした雰囲気ではなく、非常に和やかで、つねに楽しい感じ。

収録スタジオの雰囲気

実は、このフロアディレクターさん、とても明るい方で、てきぱき仕事を進めながらも、常に収録の雰囲気を盛り上げ、和ませていました。収録の合間に、スキット用小道具のギターを取り上げ、即興で「ドミニクが死んだ〜♪ドミニクが死んだ〜♪ C'est dommage...」としんみり歌ったかと思えば、「ドミニクが生き返った〜♪ドミニクが生き返った〜♪C'est dommage...」と続けて歌い、スタジオは「なんでや!」と大爆笑をまきおこしたり。ちなみに、ドミニクは「ドミちゃん、ドミちゃん」と呼ばれてましたよ。
リハーサルや本番の合間にセリフ等の確認ももちろんするのですが、出演者3人が楽しそうになにやらお話をしているなんてこともありました。 かすみちゃんが、オープニングの"Comment te dire adieu"を口ずさんで、ドミニクにアドバイスをもらっているひとコマも。(収録の時は知らなかったのですが、2002年度の最終回でかすみちゃんとベアトリスたちと歌っていたので、その練習をしていたんですね。)
また、スキットでホテルのフロント係を演じてたドミニクが、なにやら神妙に帳簿をつけている・・・かとおもいきや、かすみちゃんの似顔絵(?)を描いていた、なんてこともありました。
さすが、一年間番組を一緒にやってきているだけあって、スタッフ、出演者とも、打ち解けて、リラックスした雰囲気でした。

カップの中身

2002年度は設定が「カフェ」だったので、いつもテーブルの上に、茶色や黄色のデミタス・コーヒー・カップありました。放送では、あまり、口をつけている姿は見なかったのですが・・・、さて、中身は入っているでしょうか?
正解は、「入っている」です。でも、コーヒーではなく、ジュースとかお茶とかで、撮影の合間にはみなさん飲まれてましたよ。ちなみにドミニクは微炭酸のグレープジュースを入れてもらってました。

男はつらいよ

当日はパトリスの代わりに発音練習もドミニクが担当。リハーサルで動詞comprendreの接続法活用を言うドミニクに、スタッフから「ドミちゃん、もっと男らしく言ってね。」の指示。スタジオ内、笑い。ドミニク、「男らしく」って意味わかるぅ〜?

かぶりもの

当日は2回分の収録がおこなわれ、そのうちの1回は復習編"revision"。かすみちゃんはまたもや大木先生を探しに・・・(2002年度の復習の回は、かすみちゃんが、これまでに習った表現をつかって、怪しいフランス人(変装したパトリス&ドミニク)に質問しながら、どこかに隠れている大木先生を探し出す、というものでした。)
あやしい帽子をかぶったオジサン登場。ドミニクだ。よく妙なカツラをかぶって登場してたので、誰が選ぶのかと思っていたが、スタジオにはかぶり物各種いろいろ揃えてあって、ドミニクがその場で「コレッ。」と選んでいた。ああいうのかぶり慣れちゃうと、こだわりとか出てきちゃったりするのかなぁ〜。一度撮ってみてから、「やっぱりこっちで行ってみよう」とスタッフが別のカツラをかぶせて取り直したりもしてました。

弘法も筆のあやまり

撮影にはNGがつきもの(?)。
ドミニクもセリフを間違え、「ゴメンナサイ、マチガエマシタ」。
そして、大木先生もNGを出し、「ごめんなさ〜い!!」と両手を挙げて、謝っていた。妙にかわいかったです。
テキストがある以上、例えば"vous"を"tu"と間違えるなんていう、それほどおかしくない間違いでもちゃんと言わないとダメなんだねぇ。大変だ。
かすみちゃんも、バクハツかつらとヘンなめがねをかけたドミニクとの、至近距離でスキットに思わずふきだしてしまいNGに。かすみちゃんは笑いのツボにハマってしまったのですが、最後に「よし!もう笑わない!」と言ってからは、一発OKだったので、さすがプロだな〜と感心しました。

ドミニクの発音クリニック

パトリスお休みのため、今回の収録、フランス語ネイティブ・スピーカーはドミニクだけ。かすみちゃんやベアトリスの発音の指導はドミニクがしていました。横について何度も同じフレーズや単語を繰り返して、丁寧に指導をしていました。悲しいセリフは、悲しい口調で言うよう指導。ベアトリスの「超かんたん」では、ジェスチャーも指導!カメラの前に立つだけでなく、こんな風な役割もあったんですねぇ。

みんなが言うなら

2本目の収録前には当然ながら衣装が替わります。
着替えて戻ってきたドミニクは、濃いグレーの染めの半袖Tシャツ、その上に淡い黄色の長袖シャツをはおって登場。撮影前、スタイリストさんやフランソワーズ他スタッフが、上のシャツは脱いだ方がいいと言っている。でも、本人はどうしても着ていたい様子。
その状況を笑って見ていたしのぶりに、スタッフの方:「脱いだ方がいいよねぇ。どう思いますぅ?」。
しのぶり:「脱いだ方がいいです!」。圧倒的多数の意見に、ドミニクもついに観念?半袖Tシャツで、カメラの前へ!

衣装のヒミツ

一体衣装なのか、私服なのかどっちなんだろう?と思って見てる方、きっと多いのではないかと思います。
しのぶりも、見学前、「あれは、私服やわ」、「衣装と思うわ」等、一体どっちなんだろうか、と気になっておりました。答は…スタイリストさんがいて選んでいる、です。同じブランド(?)の服から選んでいるらしく、ドミニクとパトリスが同じ服を別の回で着ていたりしたのは、このためです。ときどき、本人の私服と組み合わせることもあるそうです。スタイリストさんによると、「衣装!」って感じではなく、その人の普段着っぽい自然な感じになるように、選んでいるそうです。
(なお、これはあくまでも2002年度のことで、2003年度以降も同じ方が担当されているかどうかはわかりません。)

フィリップ・ベルゴンゾ氏あらわる!

おとなしく撮影を見ている途中、誰かがスタッフの方に案内されて入ってきた。そちらの方に目をやると、「わぁ、ベルゴンゾ氏や!」。
気づいたべアトリスが「ルパ〜ン★」と、不二子チャン風にお出迎えしてた。
フィリップ・ベルゴンゾ氏、2002年10月に、"6 nuits sans dormir"の解説で出演してた印象よりも背が高く、スラリとしていて、第一印象は「おしゃれな紳士」って感じ。 撮影中だったので、ボソボソと小声で挨拶。その後スタジオ内外でお話をすることができたのですが、非常に日本語がお上手で、おしゃべり好きな方でした。
てっきり出演するために来たのかと思ったので
しのぶり:「今日はどうして来たんですか?」
ベルゴンゾ氏:「××線に乗って、渋谷でおりて・・・」
しのぶり:「いや、違うくって、何しに来たんですか?」
ベルゴンゾ氏:(待ってましたとばかりに)「君達に逢うために」
・・・結構ベタなネタがお好きなようだ。(本当は、ドミニクのCD作成の打ち合わせのために来たとのことでした。)
作成中のCDの話になると、曲がまだ完成していないことについて、お互い「フィリップが詩を書かないからだ」とか「ドミニクが曲を書かないからだ」とか言うて、じゃれあってました。(ちょっと、男子中学生っぽかった。)ホント、この二人は仲良しのようだ。
そういえば、ベルゴンゾ氏が言うてたなぁ〜「ドミニクは前の恋人」やと・・・(注:もちろん冗談。念のため。)

Dilution

撮影終了後、リハーサルがあるというドミニクは、「今度のライブで初めて演奏する曲なんだ。パトリスが詩を作ってくれたんだよ」と、Dilutionの楽譜を見せてくれた。おお!すごい!楽譜はベートーベンのような手書き、ではなくて、パソコンで打ち出したものでしたよ。

ベアトリス コーナー

ベアトリスのコーナーは、本編収録(2回分)終了後、まとめて収録されていました。
スタジオの外で撮影の終了したドミニク達と、しのぶりが話していると、背後から「じゃぁね、ドミニク。またねぇ。」と聞きなれたハスキーな声。振り返ると、ブロンドに赤い口紅、グリーンのセーターにミニスカート+エプロン。首にはショッキングピンクのスカーフ。
見た瞬間、「きゃーーーーーーーー!!!」と叫んでしまったら、ベアトリスも一緒に「きゃーーーーーーーーー!!!」。ノリのいい人だ。
テレビ局内だし、有名タレントがいたって珍しくない現場で奇声を発していたのは、端からみれば、ちょっとアホだったなぁと今更ながら思うけど、生ベアトリスを見たうれしさのあまり。ホホホ・・・吸い寄せられるように、再度、スタジオへ。今回は本年度の最後の放送までの3回分を収録。
まずは、歌の確認。「これは知ってる。」といいながら、キャンディーズの「春一番」を。
「♪もぉすぐ は〜るですねぇ〜 恋をしてみませんかぁぁぁ〜♪」
いつものように気持ちいいくらいに音程を無視した歌いっぷりに、スタッフ達から軽い笑いがおこる中、「エッ、今のは完璧だと思ったんだけどなぁ〜」と本人。マネージャーさんは彼女が歌うたびに、ズルゥーとこけていました。そして「本人はできてるつもりなんですヨォ。」と言っていました。
いつもより収録に長い時間がかかったのだろうか、終了後、フラソワーズは、「ごめんなさいねぇ。NGいっぱい出しちゃって、時間かかってぇ。」とわざわざ言いに来てくれた。いやいや、こちらこそ楽しい現場を見せていただいて、ありがとうございます。とても、気さくで非常に感じのいい方でした!!

憧れの★大木先生!!

2003年3月で5年間勤められた番組を去られた大木先生ともお話することができました。(じつはしのぶり、ドミニク登場のかなり前から、大の大木先生ファンなのです!)非常に親切にしていただき、しのぶり、大・感・激!!でした。
NHKのテキストにも「Tintin大好き!」と紹介されていましたが、一番のお気に入りは「カスタフィオルの宝石」だそうですよ。(タンタンシリーズでは唯一、タンタンが家にずっといるお話です。)
次回の収録が最後とのことで、ドミニクがまだ出ていなかったころのテレビ、またラジオ時代の思い出話などもさせてもらいました。大木先生がテレビに出始めたころのビデオを持っていると話したら、「そんなものは早く処分してください。」とちょっとはずかしそうにおっしゃっていました。あの歯切れのいい口調はテレビ用かと思っていたら、普段から滑舌のよい話し方の方でしたよ。

収録終了

出演者はそれぞれの出演箇所が終了すると、解散〜です。次の仕事場に移動する人、帰宅の途につく人・・・
ドミニクも着替えをすませると、ベースを持って、ベルゴンゾ氏と一緒に次の仕事場に向かいました。すでに普通の会社なら終業時間といった時間でしたが、当日はその後、コンサートのリハーサルやCD作成の準備などもあるとのことでした。私たちは楽しいコンサートとステキなCDの完成を期待しながら、NHKを後にする彼らを見送ったのでした。

2002年度の番組の概要

NHKTVフランス語会話 Au cafe du pet't coq
(cafe du pet't coqというカフェを舞台とした設定でした)

●番組のながれ
オープニング・テーマ
・Comment te dire adieu(ドミニク編曲・演奏)
オープニング/カフェ・デュ・プチ・コックで
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De scene en scene - こんなときには、こんな会話を!
・スキット1(日本語字幕)
・スタンダード40から、今日の表現の解説(大木先生・パトリス・仲根かすみ)
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On parle un peu? - さあ、言ってみましょう!
・今日の表現の実践(仲根かすみ/ドミニク/ベアトリス)
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・スキット1(フランス語字幕)
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He! Pfft! 今週のジェスチャー
・パトリスのジェスチャーコーナー
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Encore un petit peu - もうすこしいかが?
・スキット2(「エミのロマンチックフランス旅行」)
・解説(大木先生・パトリス・仲根かすみ)
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Parlons avec Bea et Domi - ベアトリス、ドミニクと話しましょう!
・スキット2でピックアップした表現の実践(ドミニク/ベアトリス)
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Ballade musicale - ドミニクと歌おう
・今月の歌の解説と演奏
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On se cultive? - 文化コーナー
・映画、インタビュー、フランスレポート、フランコフォンだより、など
(大木先生/パトリス/ドミニク/仲根かすみ)
・一つ表現をピックアップしてリピート
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今日のスタンダード40(復習)
・ベアトリスのナレーション
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今日のまとめ
・スタンダード40
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エンディング
・Six nuits sans dormir
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Hyper facile! 超カンタン!
・ベアトリスがあなたのためにとっておきの超カンタン表現を伝授

dernière mise en page : le 8 mai, 2004
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