MeanTone Guitar Studio 〜19世紀にアメリカで出版されたギター曲集 (2006/2/27)
無料楽譜ライブラリの第3弾として、アメリカで19世紀の終わりの頃に出版された曲集を掲載しているサイトを紹介します。
サイト名: MeanTone Guitar Studio アクセスURL:
http://www.meantone.com/MusicDownloads/Downloads.html
以下の6冊の曲集があり、古典・ロマン派のオリジナル作品、編曲作品、教本などがあり、PDFファイル形式で無償でダウンロードできます。
- The Guitar Soloist(1895年)
ほとんど編曲もの、クラシックの編曲作品では、ショパンのマズルカ2曲、ベートーベン1曲、あとはアメリカの作曲家が多い模様。
- Instrumental Guitarist(1890年)
これも、様々な作曲家(やはりアメリカの作曲家が多い模様)の編曲もの中心。メルツ・カルカッシ各1曲。
- Guitar Album(1897年)
編曲ものだが、クラシックの編曲作品が結構あり、ドニゼッティ・モーツァルト、ベッリーニ、ワーグナー、ベートーベンなどの編曲あり。
- Hayden's Star Collection of Guitar Music(1877年)
前半は、ソロ編曲集で、クラシックの編曲では、モーツァルト、シュトラウス、ワーグナーが少し。
後半は、歌の伴奏譜。
- Elite Guitar Instructor(1895年)
前半はギター教本だが、ギターの持ち方の絵を見ると、右側の足の上にギターを乗せる構え方で、手の形もちょっと変。後半の曲集はぐっと難易度が高いものが多く、ペトレッティ(Pettoletti)、ソル、レニアーニなどが含まれている。
- Winners's New American School for the Guitar(1883年)
初心者向けの入門書。
3と、4に、ワーグナーの結婚行進曲の編曲がありました。友人の結婚祝い用にはいいかも。
19世紀ネタはつきたので、次回は普通の無償楽譜ダウンロードサイトを紹介します。
普通といっても知らない人には興奮ものかもしれないので、お楽しみに。